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OBSでのNVENC設定項目についての所感 【ライブ配信向け】
参考URL
レート制御 : CBR
詳しくは上記Twitchヘルプ内「CBRとVBR」へ。
ビットレート : 各サービス最大値
こちらも詳しくは各サービスのヘルプへ。
変更する場合はOBSの「自動構成ウィザード」や回線速度測定サービスを参考にする。
キーフレーム間隔 : 2s
間隔を大きくするとシークする時の間隔も長くなるはず。ライブ的に間隔を大きくする意味はほぼ無い。
プリセット : スペックによる(P4以上)
OBS自動構成ウィザードで判定可能。
プリセットを高くすると「高画質」ではなく「高品質」になる。
チューニング : 高品質
低遅延にするほどブロックノイズが出やすくなる、ようにみえる。
デメリットが大きいように感じるため高品質を推奨。
マルチパスモード : 1パス
マルチパスにすると複数回エンコード処理を行う(1回目はテストで2回目が本番)
プリセットP7を試した上でも気になる場合に2パスを試せばよいと思います。
2回処理するんだから遅延は増えるだろうし。
プロファイル : high
現代の主流なスペック・出力解像度などならhighでいいと思います。
mainのほうが画質がいいかもという説もあります。
Look-ahead : オフ
オンにすると後述のBフレームが設定最大値までの変動性になる。
動画的には効果的だと思うけどライブ的には安定性が少し下がるかも。
x264時代の知識と大差なければ、多分遅延とメモリ使用量が増える。
心理視覚チューニング : オン
オンにするとやや鮮明になったように見える。粒子感も出るかも。
細かい部分へのビットレート配分が増えるはず、パット見キレイに感じやすい。
細かい物体が多いシーンだと全体の画質が悪くなることもあるかも。
GPU : 0
基本的に触る必要なし。
最大Bフレーム : 2
Bフレーム(差分情報のみの省エネフレーム)枚数の設定。
動画的にはあったほうが良いことが多い。
おまけ
基本(キャンバス)解像度 = 出力(スケーリング)解像度
PCが非力でどうしても出力解像度を下げたいが基本解像度は大きいほうがレイアウト作りやすい、
などの理由がなければ拡大縮小するとボヤけたりするので、原則同じにしておくのが良いと思います。
縮小フィルタ : エリア or バイキュービック
基本解像度と出力解像度が同じ場合は選択しても効果がない。
縮小させる場合はエリアが一番無難。鮮明さが欲しい場合はバイキュービック。
ランチョスを勧める人が多いけど、
自環境では余力があるように見えてもフレームドロップするなど幾つか懸念点があるため非推奨。
FPS共通値 : 60 or 30
60を試してPCパワーに余裕がない、ブロックノイズが出る場合などは30にしてみる。
48などは30より不自然なカクつき方に感じるため非推奨。
余談
カクついて見える時、統計を参照してフレームドロップしていればプリセット(エンコード負荷)を下げる。
ドロップがないのにカクついて見える場合は、
プリセットを上げてみる
マルチパスにしてみる
心理視覚チューニングをオフにしてみる
Bフレームを減らしてみる
と改善することがあるかもないかも。
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