(仮題 ビールを飲む幸せ笑)こちらは7月5日standfmで放送予定の原稿です。もっとまともな文章にしてくれる人を募集中です!気軽にお声かけください!

前回「生きる意味」を感じられるのは「幸せ」な時じゃないか。
ではどんな時に幸せを感じるだろう?
ラジオの前のアナタにも考えてもらいました。
人それぞれ色々あると思いますが、
大きく分けると2つになるのではないでしょうか。

「自分が欲を満たす幸せ」と
「誰かを幸せにする」ことす。

この2つの幸せを比較して、
考えてみようと思います。

今回は「自分が欲を満たす幸せ」についてです。
代表的な5つの欲といえば、
食欲、財欲、性欲、名誉欲、睡眠欲ですね。
美味しいものを食べたい、
服や時計がほしい、恋人と2人だけの時間を過ごしたい、
インスタグラムに写真をアップして注目してもらいたい、
休日はお昼まで寝たい、などです。
欲を満たすことは生きる活力になります。

ご褒美でちょっぴり贅沢なランチをしたり、
自分を引き立ててくれる服をみにつける、
大切な人とのプライベートな時間、
みんなからの「いいね」
まったりリラックス出来る時間があれば、
毎日がイキイキしてきます。
もしそんな欲がなくなったらどうでしょう。
きっと勉強する力も働く意欲もなくなって、
寝不足で目にはクマができ、
ガリガリに痩せ細ったゾンビのように
なってしまうのではないでしょうか。

ただこの欲には満たしても満たしても
きりが無いという性質があります。

疲れて、のどが渇いている時にビールを飲めば
スカッと爽やかな快感を味わえますが、
一口二口、三杯四杯と飲んでいくうちに
段々と最初の気持ちよさは薄れていって、
気持ちよくなるためにもっと強いお酒を飲んだりすると
意識がなくなり、楽しんでいるのか
苦しんでいるのか分からなくなります。

写真家の蜷川実花さんが作品作りに向かう気持ちを
次のように語られていました。

「持っていないものを常に追いかける癖があって、
 永遠に乾きが癒えないっていう、もはや病い」

渇愛という言葉を聞いたことがありますか?
アイカツではありません。
カツアイ。省略することではありません。

「愛」というのは「あれが思いきれない、これを手入れたいという欲です。
その欲がどんどん膨らんでいくことを「渇愛」といいます。
たとえば、
あなたの操縦するヨットが転覆し、
救命ボートで海の上を彷徨っている場面を想像してみて下さい。
雨もふらず、あまりに喉が渇いて塩水を飲んだら、
ますます喉の渇きははげしくなようなものです。
満たされなければ乾き、
満たせばまた乾く、どこまでも「これで満足!」という
ことがありません。
これは蜷川さんのような「自己実現」の欲求でも変わらないようです。
(蜷川さんはかっこよくて作品も好きですけど‥笑)

まとめると「欲」は生きていくために必要だけど、
満たしてもなかなか幸せになりづらいのじゃないか、
ということです。
あなたはどう思いますか?

次回は「自分以外の誰かを幸せにする」について
考えてみたいと思います。」

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