メルボルンカップ2020 展望+予想

 こんにちわ、私です。ろくでなしです。普段からクソみたいな海外競馬のつぶやきをブツブツやっとります。一応JRA様が24頭立てで売れるようにしてくれたのは、このメルボルンカップのお陰なので、たまには恩義に報いる為にも展望付き予想を書いてみたいと思います。無料です。金?欲しいよ。
 身の上まで書き出すと歯止めが利かなくなるほどに長くなりそうなので、さっさと始めますね。 
 メルボルンカップってハンデ戦だし、とにかくスタートからの位置取りと4角入った辺りでめちゃくちゃごちゃつく。スチュワードからレース後に出てくる超長文のレポートで一杯やれるぐらいはみんな制裁を貰いまくるので、そんなのを三連単的中なんて無理よ ಠωಠ というわけで単勝を2〜3頭+複勝1頭ピックアップする、をお題目としてやっていきます。  
 

 メルボルンカップには予想をする上でいくつか定説がございまして、以下の項目に抵触した奴はバンバン切りたいと思います。本当に考えだしたらキリがないから。

①57キロ以上は勝てない。トップハンデは問答無用で消し。
②前年度で凡走したやつは消し。2年前に勝ち負けしてたら巻き返しは可。
③地元勢はG1級かつ春の前哨戦で勝ち負け出来てなきゃダメ。最低でも前走重賞勝ちが欲しい。
④22枠から外は勝てません。頑張って着拾ってね(笑)

これらの条件でソートするとこんな感じになります。

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ヴァンダイクとタイガーモスが消えるw
電話さん(注1)今年も勝てませんね、また来年(^_^)/~
というわけで半分消えました。サンティアゴの撤退が痛かったなぁ。恐らくタイガーモスの方はそれなりに形作るとは思うんですけどね、やっぱりこの枠はちょっと遠い。昨年はヴァウアンドディクレアが21番枠で勝っていますけど、やはりこの辺が限度かも。軽量で一発狙いがハマればって感じなのかな。事実去年は重い馬場で先行策が功を奏したっぽいし。好天でパキパキの良馬場(多分Good4)が見込める今年はやはり軽量で末を伸ばせるタイプが有利だろうなって気がする。

 さて、これから残った馬たちを個別に寸評していくよ。何故かローマ字になるけど気にしないでね。Racing Australia からコピペしているだけなので。

11枠 MASTER OF REALITY (IRE)  Joseph O'Brien   Ben Melham  56kg         昨年度のフランキー大暴れが記憶に新しいと思うが、前年でほぼ勝ちに等しい走りをして+0.5キロだけ上乗せ。広く馬券を買うなら抑えたいところではあるが、昨年とは異なり差し展開濃厚+鞍上弱化を考慮すると頭まではちょっと?かな。まずは雨乞いから始めてはどうか。

14枠 SIR DRAGONET (IRE) Ciaron Maher & David Eustace Glen Boss 55.5kg メルボルンカップは海外所属として遠征してくるケースと、買われて入国してくるパターンがある。馬主のMr A Kheir にピンと来る方は中々の豪州通。アドマイヤロブソンやトーセンバジルなんかにも名を連ねているお方。結構色んなところから馬を集めている。で、今回の買われたケースも結局のところ「完成品をどこまで引っ張って使えるか」が鍵となるわけで、馬場も味方したコックスプレートの鮮度をどれだけ維持できるかによる。コックスを勝ってからメルボルンカップに出走する馬は意外と少ない(最近だとソーユーシンクかマカイビーディーヴァぐらい)ので、ある程度勝算あっての参戦か。勢いってのは豪州では結構大事。

15枠  VERRY ELLEEGANT (NZ)  Chris Waller  Mark Zahra  55.5kg             これが意外と曲者。2400mのG1実績が多いくせに、厩舎の都合かそれとも選択ミスなのか知らないが、意外にもメルボルンカップは初出走。メルボルンカップは適性の有無がモロに出るレースなので、一発目は正直なところ「分からない」。ただし、牝馬55.5キロは2年目のマカイビーディーヴァが前走コーフィールドカップ2着から勝利した実績があるので、これと同様のパフォーマンスを発揮した場合は馬券の対象になることはあり得る。まあでも、マカイ~さんの3年目はコックス勝ち経由から牝馬ながら58キロを背負い勝つ程度の化け物なので、このレベルと比較しちゃうとさすがに一枚落ちるかな。

9枠  STRATUM ALBION (GB)    Willie Mullins    Jordan Childs  55kg              障害レースの調教師として著名なマリンズ師もこのレースの常連ではあるが、勝ち星はまだない。このレースは斤量を如何に低く抑えて欧州から馬を持ってくるかを争う競技(笑)でもあるので、普段は障害系の番組を使い直前にフラットレースを試して本番という戦略がそれなりに有効。何年か前に同じような系統のハートブレイクシティーが23枠から2着というのがあるが、あれはモレイラだからなぁ。同じロンスデールカップ組ならば、1着馬のエンビハーが来てほしかった。正直役不足感。

10枠 DASHING WILLOUGHBY (GB) Andrew Balding Michael Walker  54.5kg  こちらはマーフィーのお師匠様の厩舎。メルボルンまで遠征で出てくるのは珍しいかも。プリンスオブアランを降ろされたMウォーカー怒りの騎乗…という訳には行かない。多分駄目。前走コーフィールドカップで逃げてしまい完全にガス欠していた。豪州はまず輸送で無事に運べるかが第一で、この手の順調を欠くタイプはまず来ない。普通に消し。

1枠 PRINCE OF ARRAN (GB)  Charlie Fellowes  Jamie Kah  54.5kg          このフェロウズ師は彼に出会って色々いい思いしたんだろうなぁと、笑顔で受け答えする巡業先インタビュー見る度に思っていた。実際プリンスオブアランは3着・繰り上げ2着とメルボルンカップをかなり走っているので適性という点ではピカイチ。あとは8歳(北半球産なので一応7歳か)という年齢なのだが、前走コーフィールドCを無難にこなしていることから、今年も着を拾える余地は十分考えられる。2017年のマックスダイナマイトみたいな感じで複勝狙いとしては最適か。あとは鞍上がどうかな。ジェイミー・カーってミッドタームで長い距離の番組ミスってた印象が強くて…。まあでも最近は乗れているから気合でカバー。豪州は勢いが大事(笑)

7枠 SURPRISE BABY (NZ)  Paul Preusker  Craig Williams  54.5kg              毎年思うのはやはりクレイグは売れるんだよね。ダミアン師匠(注2)はヤリヤラズがあるから、人気ある無しは結構はっきりしているけど、こっちはとりあえず迷ったら買っとけ的なノリが購買行動に反映されているかも。この馬は昨年度もメルボルンカップを走っているが、結構不利な枠と位置から追い込んで来ている。カップの後は秋をスキップしてここを目標で乗ったので如何にも売れる要素が満載。ただし、去年はチャイルズの差し一本の騎乗しかやっていないので、クレイグがよくやる先行策になる可能性がある。下手にスケベ心を抱いて前行った場合は案外ってパターンは地元勢ほどよく見られるので、人気を考慮したらあまり買いたくないところかな。

18枠 KING OF LEOGRANCE (FR)  Danny O'Brien  Damian Lane  53.5kg 前走のジーロンカップを仕事サボって見てたんすよ。ほんと残念なレース。本来このウイリアムズ一家が欧州から輸入する馬ってのは走るパターンが多いだけに結構期待して追ってたんだが、内でバテて3着という微妙な結末。昨年度からジョセフのところで鍛えた馬を直で持ってきます契約みたいなのを締結した記事を見た記憶があるので、ちょうど谷間の世代って感じなのかもね。昔は自分の専属厩舎を持っていたのだがなぁ。これも時代の流れなのかな。D・オブライエンってのは厩舎力としては強い所なんだけどね。

16枠 RUSSIAN CAMELOT (IRE)  Danny O'Brien  Damien Oliver  53.5kg もうホント分かんねえこの馬。サウスオーストラリアダービーを1頭だけ追い込んできた映像を見たときはどんなに胸がときめいたものか。当時はJアレンだったのだけれども、ダミアン師匠にスイッチしてからは常に好位からの競馬をするようになった。4歳表記だがアイルランド産なので3歳世代。今年セントレジャーを走ったガリレオクロームやサンティアゴと同級生。これらと一緒に走った場合どれだけやれるかをイメージする必要がある。差し一本なら買いやすいけど、どうせ先行しちゃうんだろうな。まぁ良馬場は確実にプラスだと思うけど。

21枠 STEEL PRINCE (IRE)  Anthony & Sam Freedman William Pike 53.5kgああ枠が憎い。ジーロンカップ勝ち馬は常に狙えるのだが、これは厳しい。せっかくWA無敵の男(注3)を鞍上に迎えたのに。あー枠が憎いわー(棒)。

13枠 MIAMI BOUND (NZ)  Danny O'Brien  Daniel Moor  51kg    一応ヴィクトリアオークス馬。ただそれだけ。オーストラリアの場合は春の番組だけでなく、その後の秋(注4)にどれだけ活躍できるかで古馬での活躍が決まる。特に女馬の場合は一線級で走っている必要があるので、重馬場の前走ムーニーヴァレーカップを久々に勝つ程度ではパンチ不足か。適性も外れている可能性が高い。

20枠 PERSAN  Ciaron Maher & David Eustace  Michael Dee  51kg  地元系で何か買えと言われたらむしろこっちか。地元レースのプレップでそれなりに活躍馬が出るのはジーロンカップ、3日前のホッサムH、そしてこの馬が勝ったバートカミングス。どれも勝ち馬であることが条件。今豪州で乗れる若手といえばダミアン・レーン、ジェイ・マクニール、そしてこのマイケル・ディー。スズカデヴィアスに乗っていたのも記憶に新しい。ただ、メルボルンカップは長距離番組なだけあって、若手よりもベテラン騎手が何度も勝つ傾向にあるのはマイナス点か。あと軽量は揉まれたら終わり。

いかがだったでしょうか?(笑) ぶっちゃけ今年は絶対これってのはいません。残念!! まあ仕方ないんですよ、こんなご時世ですし、例年よりも海外から馬も人も集まっていないのですから・・・。おまけにこの枠番。ノーカンやろこんなもん。タイガーモスの単勝買わせろ。

愚痴はここまでにして、そろそろ締めたいと思います。とりあえずTABで21時現在のオッズはこんな感じ。

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ちょっとプリンスオブアラン売れすぎですね。あとサプライズベイビーも。アランはジェイミー・カーが上手く乗ってようやく複勝圏かなって思っているので。あとサプライズベイビーが来るならさすがにタイガーモス買うよね・・・。ヴァンダイクもそうだけど、何故オージーはトップハンデをこうも毎年買いたがるのか()

ロシアンキャメロットは積極的に行って最後タレる未来が見えそうなので、複勝まで。今回は馬場が堅くなるが、やはりサードラゴネットがもう一発を本線としたい。鞍上のグレン・ボスは去年から再ブレイク中なので、この辺も期待。対抗はベリーエレガントが思った以上にステイヤー適性があった場合。本当なら1年早く出てきてほしかったが。ロシアンキャメロットは少額だけ単勝、基本は複勝で。

サードラゴネット 単勝60%  

ベリーエレガント 単勝30% 

ロシアンキャメロット 単勝10% 複勝100%

謎のパワーで買える人たちは頑張ってね☆(ゝω・)v 当日はグリーンチャンネルでも放送するから馬券が無くても楽しめると思うよ。世界の合田の解説が昼から見れるなんて贅沢。それじゃ競馬頑張りましょ~♪


注1:エイダン・オブライエン調教師の愛称。パドックだろうとレース中だろうとスマホで電話しまくる。一応英国本家でも公式のネタ。大抵は母親か鬼嫁アン・マリーのどちらかに掛けているらしい。未だにメルボルンカップを勝てず、3年前に息子ジョセフに先を越される。ちなみにフランキーも未勝利のレース。

注2:ダミアン・オリヴァー騎手の蔑称。近年は日本でも活躍めざましいダミアン・レーン騎手にダミアンの名を取られているが、 映画『ライド・ライク・ア・ガール』でもあった通り、メルボルンのナンバーワンといえば長らく彼だった。オージーの乗り役らしく揉め事も当然多かったが、最近は大分塩らしくなった印象。まさにお師さん。

注3:ウエストオーストラリアの騎手ウィリー・パイクの称号。地元パースでは絶対的な存在として君臨している。通称「Wizard」。昨年作った年間234勝は豪州記録。今春はヴィクトリア地区を拠点に騎乗しているが、相も変わらず当人は長居するつもりはないらしい。ちなみにダミアン・レーンもWA出身。

注4:3月~4月の開催。特にここではNSW州のランドウィック、ローズヒルあたりで行われるATCの番組を指す。NSW・VIC双方でタイトルを獲ってこそ世代トップを名乗れるのだ。







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