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よそものがまちに溶け込むために【コミュニティのつくりかた】

移住した理由と共同代表西田さんの紹介ができたので、ここら辺で私がコミュニティづくりの基礎だと思うことを。

私と西田さんに与えられたのは、
1600平米の廃ホテルと元スーパーの家、ホテルのリノベーションが終わるまでの拠点となる なぜか金谷にあった合掌造りの建物(合掌館)。

それらを拠点として、完全なるよそ者二人が、地主さんと、移住者のお世話係っぽい役割を担っている私が大尊敬するおせっかいおばちゃんの『なべちゃん』の協力を得ながら、プロジェクトをすすめていくことになります。

朝のあいさつ運動

そんな中、私たちがまずしたことは、朝の散歩あいさつ
朝8時から1時間町をフラフラしながら、会った人に笑顔で大きな声であいさつをしていくというもの。

はじめは、完全なるよそ者たちに、不思議そうな顔をしながら、会釈したり、小さい声であいさつを返してくれた町の人は、3回目くらいで「あんた誰?」と声をかけてくれるようになります。

声をかけてもらえたらこっちのもので、
「移住してきた金子と西田です」と自己紹介してから、少し雑談をします。
そんなことを繰り返して、徐々に顔見知りの人を増やしていきます。

この地道な活動を続けていくうちに、話をする回数が増え、徐々に仲良くなり、
昔の町の様子を聞けたり、こんな風になってほしいという声を聞けたり、
「あなた達が来てから、あいさつしてくれるから、町が明るくなったわよ」
と声をかけてもらえるようになりました。

また、金谷初心者の私たちにとって、散歩は、まちを知るためにとても効果的でした。
普段の生活では、ついつい近道したり、同じ道ばかり通ってしまいますが、いつもと違う道を歩いたりしながら、人々の生活リズムを知ったり、まちの全体像をつかんだり、新たな魅力に気づいたり。
その中から生まれたアイディアもたくさんありました。
ぜひ、まちの初心者の方には散歩をオススメします!


誰でもできることをきちんとやる

あいさつなんて誰でもできることだと思うかもしれませんが、
都会はもちろんですが、田舎でも意外にやっている人はいません。
『笑顔で大きい声であいさつをする』その誰にもできることを、やり続けるというのが、よそ者がまちに溶け込む一つの手段だと、私は思っています。

なので、私たちは、KANAYA BASEの運営メンバーはもちろんのこと、利用する人、プロジェクトを一緒に進める人、遊びに来る人にも、
**
道であった人には必ずあいさつすること**

をお願いしていました。

もう一つ、まちを歩く際のマイルールとして、私がしていたことは、
イヤホンをつけて道を歩かないこと。

東京ではだいたいイヤホンをつけて歩いているのですが、
話しかけないでオーラを出しやすく、あまりイメージがよくないなと思い、
金谷ではいつ誰に話しかけられてもいいように、このルールを徹底していました。


その頃の私たちといえば、朝のあいさつ運動(もちろん朝以外もあいさつしていました)の他にも、
町の草刈りとか、山整備とか、掃除とかに積極的に参加し、
・私たちの存在を知ってもらう。
・自分たちがやりたいことの話をするのではなく町の人の話を聞く

ことを重視して、活動していました。


町歩きのいい写真がなかったのでカバー写真は、地域活動で花を植えている私。(若すぎるw)



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