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自分を突き動かすもの

最近なにもやる気が出ない。
これに、とても悩んでいる。

そこで久しぶりにダンススクールに行くことにした。
コロナがもう少し収まったら。
心弾む音楽を聴いて思うままに、体の喜びを感じてただ無心に踊る。
なんだか自分を取り戻した気分になる。
そういう時間が欲しい。

はっきり言って最近なにもかもめんどくさい。
肩書も役割もローンも仕事も建前も、なにもかもだ。
そういう中で、自分がやりたい。と思えること。
それはいま自分にとってはダンスだ。

自分の肩に乗っかった、責任、役割、期待、建前、なんもかんも放り出して体一つで踊り狂う。そういう時間が俺には必要なんだ。

もう少し掘り下げると、とはいえ、誰かと踊りたい。1人で踊っているのも悪くないが、ちょっとつまらない。新しい動きを教わったりして、それを自分なりに消化したり、そんな風にダンスしたい。

ここ5~6年は、海外駐在もしていたし、ダンスできる環境を見つけるのが難しくて、しばらく遠ざかっていた。ガレージに鏡を並べて、1人で踊ったりもしたけれど、なんか違うなって。気づくとダンスという単語、存在が自分から随分と遠いものになっていた。

もうひとつ、ダンスを遠ざけていた理由は、中毒性だ。
これはまったく自分の場合、だけど、ダンスをすると頭が真っ白になる。
スカッとするけど、暫く脳みそが知的生産の世界に戻って来れなくなる、そんな感じがある。

いまの自分のライフステージは、仕事の成果が人生の成否に直結する。
日常で自分が頭を使う時間配分、5割仕事、2割ダンス、3割家庭、そんなんじゃあ、大きな成果は出せない。10割仕事だ。それでこそ成果は出る。
だから、いまはダンスを遠ざけるべきだ。そのように思っていた。
だけど限界だ。今の俺はそれ以前に心が死んでいる。躍動してない。

ダンススクールが良い。
しょぼいこと言うけど、誰かに教わりつつ、かっこいい振り付けで踊りたいのだ。一人で踊ってても楽しくないし、無限に己から動きが出てくるほどの才能もない。YouTubeでいろんな振付けが見れるんだけど、それだけだとなんだか億劫。ダンスレッスンの先生から一通り振付けを貰って、踊る。それで、そのクラスの中で上手に踊れてる方だったらもう充分。なんとなくちょっと自慢気になり、自尊心も満たしてしまうということである。

まあでも、今はコロナとかいろいろあるから、ワクチン射ってからかな。
心の躍動を求めてダンススクールを予約する。
そのときを楽しみに生きる。

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