1-⑥オフィス撤退6

手こずったのが、プロバイダの解約だ。
ウェブで解約申請したのに、10日たっても返信ないから電話してみると
社長が個人名で契約しているため、本人確認しないとあかんという。

しかし、本人確認といっても明らか社長の名前は明らか男性名なのに、女性のあたしが電話しても
1.契約者の生年月日
2.契約電話番号
3.住所
を言えばいいという。これって意味あんの。と思いつつ、血気盛んなあたしは10日たってもナシのつぶてっておかしくね?と頭に血がのぼった状態で電話してたので最初から喧嘩調、ロボットみたいな対応のどんくさそうなおばさんオペレーターの様子にさらにカッカしてたもんだから「社長の個人名で契約」ということだったで3の住所に社長の住まいを答えたら「違う」と言う。

冷静に考えたら、オフィスの住所なのだが
完全に頭に血がのぼっているもんだから

「ヒントももらえないのですか」
「住所が間違ってございます」
「ウェブで申し込んで10日もたってなんの返事もないからこうして電話してるんですけど!」
「順番に対応しているので、お時間かかる場合がございます。それで、ここで受け付けさせていただきます」
「住所についてのヒント、もらえないんですか!いい加減困ってるんですけど!」
「正しい住所をお答えください」
「いい加減にしろ!」

と電話を叩きつけてしまった。

頭に血がのぼった状態はよろしくない、喧嘩っぱやいのはよくないとはわかっているんだけれどもねえ。

仕方がないので、翌日オフィスに出勤の番の照山さんにSkypeで事情説明し、必要情報を提供した。穏やかな照山さんは翌日、タスクをこなしてくれたが、やはり「トータルで30分くらいかかりました。待ち時間が長かったので、スピーカー通話にしといて別の作業していました」

オフィスにある備品は社長の選んだものだけは、猫田さんの管理する倉庫に運んで保管することになり、その他のもの―多数のパソコン、机、椅子、冷蔵庫や電子レンジ―は買い取ってもらえてお金がもらえるくらいに社長は考えていたが、実際は「いまどき、オフィスのデスクは綺麗でも買い取れない」云々、むしろこちらが払わなければならない見積もりが出てきた。数社に見積もりをとってもらい、一番安い処分費で見積もってくれた業者に頼むことにした。


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