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何事も楽しんで取り組める気持ちを持つNo.347

昨日は某青年経済団体のメンバーの送る会(卒業を祝う会)に参加させていただきました。この団体は40歳で卒業というルールがあり、私も卒業して6年が経ちました。時間の経過と共に後輩が増え、こういった集まりでも座る席がかなり前の方になってきましたので最近は気楽に参加させてもらってます。

卒業されたM君の最後の挨拶で、「この10年間で学びが多く、今の経営者としての自分があるのはこの団体に所属したおかげだ」と言われていました。それを聞いて「素晴らしい」と思うと同時に自分の卒業時を振り返り、まったく逆の感想を持っていた自分を思い出しました。

恥ずかしながら、6年前の私は何を考えていたかといえば

「あ~やっとこのめんどくさい団体もようやく終わった、卒業したら自由になれる」

と、この団体の活動に全く価値を感じていませんでした。私は今回卒業したM君とは全く正反対の価値観でしたがM君のように価値を感じる方も、私のように価値を感じない方も色々な経験をした方がいると思います。

メンバーにも色々な方がいて、短い方で3年長い方で十数年所属している間に、本人も明確に変化していく方がいます。色々な例がありますが、団体の活動もしっかり取り組みながら会社の業績も上げていく方もいらっしゃれば、団体の活動ばかりに注力しひどい場合は会社の経営が傾くような方もいらっしゃいました。

その差は何だろうと考えていると、
・楽しみながら本気で取り組んでいるかどうか
ではないかと思います。

楽しいという観点で大きく分けると4つのパターンに分けられると思いますが、
①仕事も団体も楽しんでいる
②仕事は楽しいが団体は楽しくない
③団体は楽しいが仕事は楽しくない
④仕事も団体も楽しくない

①がベストだと思いますが意外と多いのが③の方です。②の方は最終的に卒業まで残られず退会する方もあったと思います。

③の方でありがちなのが、会社は順調だが先代がまだ実権を握り、会社では発言権も無く楽しくないので、団体で実力を発揮しそこでストレスを発散しているというパターンです。団体の活動で力を出し切り会社ではただいるだけという方もいらっしゃいました。

高度経済成長期ならまだしも、バブル以降日本経済は停滞している中でこれを続けると結局会社は傾いてしまいます。

①の方は同じ状況でも将来自分がトップになった時の練習が出来ているとか良い仲間に恵まれたなど、何事もポジティブにとらえられる方で、状況を楽しんでいます。

特に自分の仕事を創業したばかりの方は自分が居なければ回らないという状況で出てきているので何事にも真剣ですが、ほとんどの2代目3代目の後継経営者ではその真剣味はありません。

まわりの方のために貢献しボランティア活動をする事も大切ですが、それも自分の会社がしっかりと利益を上げていて出来る事です。

件の団体も最近は仕事の話を出来るように変わってきたそうですが、私の入会した15年前は団体内で仕事の話をするのはご法度と言われるくらいボランティア色が強く仕事から離れて活動するので、純粋に団体活動に使う労力が大きく大変でした。

もちろんその結果としてご縁を頂き今の仕事に繋がるという事もありますが、それも結果として繋がったのであり、その時はそんな思いではやっていないと思います。

そんな活動を10年やり切り「今の自分があるのはこの団体のおかげだ」と言い切れるM君は素晴らしいと思います。私もそれ位楽しみながら真剣に取り組んでいたら今ごろは団体に対し違う評価が出来たかもしれません。しかし、楽しんでいなかったという体験も含めて今があると納得しています。

そんな私はもちろん④の仕事も団体も楽しくないのタイプでした。当時は仕事も楽しくなく、団体の活動もいやいや取り組んでいたと思います。結局卒業まで楽しいと思ったことはありませんでしたが、今思うとそんな経験をした事が今の糧になり結果として良かったと思います。

それは結果論ですのでやはり何事も取り組んでいる時から楽しいと思えるのが幸せだと思います。

みなさんも何事にも楽しみながら真剣に取り組めると良いですね。

今日の一言
何事にも楽しめるように取り組むと結果が出る


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