仕事と時分の位置

あなたとわたし 上司とわたし 仕事とわたし No.407

感動創庫🄬LFCでは毎週月曜日に全社員が集まり本の読み合わせを行います。今日は急遽その時間を利用して重要な連絡を行いました。

今日は先週末の休日の当番に電気の消し忘れがあり、そのことについて担当部長より連絡がありました。電気の消し忘れは小さな問題ですが、その根本に意識のずれが見られたのでしっかりと時間を取り話をしました。

1.同じ問題を起こさないために

今日の話も忘れた方を叱責するような場ではなく、今後同じ問題を起こさないために話をしていますが、その中でのポイントは3つあり

①なぜそれをやらないといけないかを理解する
②責任の所在を明確にする
③他人の仕事だと思わない

上記のポイントについてお伝えしました。

①は怒られるからやるのではなく、何事もすべて意味があってやっているのを理解するという事です。

例えば電気は消して帰る、防火シャッターの前に荷物を置かない、パソコンの電源は必ず落とすなどがありますが、どれも意味があります。

電気を消さないと、電気代の事だけでなく侵入者が入りやすくなり防犯上不安があります。パソコンも電気代だけでなく、そのまま誰かが見れる状態ですとセキュリティー対策にもなりません。

防火シャッターは言うまでもなく、万が一の火災の際にこれが出来ていなければ大変なことになります。どれも会社を守るためにやっているという事を理解しているかが大切です

②はその日の責任者がいるのですが、たとえ責任者が先に帰ってもその方が責任者だという事を認識する必要があります。先に帰るのであれば、自分が帰っても、残った方できちんと出来るようにするまでが責任です。

例えば、チェックリストを渡し終わったら確認してもらい、確認出来たら電話をするようにお願いするなど、漏れの無い様にする方法はいくつでもあります。

また、責任者から依頼を受けた方も責任を持って行動する必要があるという事を認識しなければいけません。

③は、①②ともに言えることなのですが、どれも自分が関係しているという事を意識する必要があります。

社内で起きている事にあまりにも無関心な方が多く、そこが一番の問題の根本だとお伝えしました。「2.仕事における自分の位置」の中でもう少し詳しく書いてみたいと思います。

2.仕事における自分の位置

トップの画像に3つのポジションが書いてありますが

①経営者タイプ
②管理職タイプ
③社員タイプ

①のポジションの方は会社や仕事の中に自分が完全に内在している事を認識しています。ほとんどの創業の経営者はここに入ると思いますが、すべてを自分の事として考え仕事に取り組むことが出来ます。

創業当時から創業者の右腕にとして活躍されているような方も、このタイプが多いと思います。

何が起きても自分の責任だと考えることが出来るので、他人のせいにすることは少なく、問題も前向きに解決に向かうよう取り組めます。

②のポジションの方はすべてではありませんが、自分が会社を担っているという意識がありますが、会社と自分を明確に切り分けて区別しています。

責任範疇も自分が認識しているところまでは理解していて、部下にもその重要性が伝えられます。主体的なところもあるので自分から仕事を見つけて動くことも出来ます。

③は会社は会社、自分は自分と明確に分かれていて、仕事はお金をもらうためにやっている。出来るだけ労力は少ない方が良く、言われたことだけをやるというスタンスです。

こういった方ばかりですと、社内には明確なルールが必要ですべてルールで管理する必要が出てきます。

どのポジションの方も会社の中に存在し、業務内容によってポジションが変わったりもします。また、会社の成長に合わせポジションが変わっていく方もいらっしゃいます。

③のポジションの方に強制的に②になれと言ってもすぐに変化するものではなく、本人が理解しなければ変わりません。

3.自分は会社に内在している

しかし、会社に自分が内在しているという意識は持っていただけるよう4つの視点からお伝えしなければいけません。

①会社を代表する
②会社を担う
③仕事のストレスが与える影響
④生活の基盤である

①は例えば電話の例で言えば、どこかの会社に電話をして電話に出た方が、社長であろうがバイトであろうが、電話をしている方からはどちらも同じです。どちらも会社を代表して電話に出ているのは変わりありません。

また、あまり良いたとえではありませんが、社用車で外出中に事故をすれば会社のイメージを大きく傷つけることになります。

②は自分自身が会社の一部であり、チームの一員として参加する意思を持っていただく事が大切です。

またそのチームをもう少し小さく考え、課の単位なので考えるとそのメンバーは会社のメンバーであり、課のメンバーです。

会社の一員というイメージはしにくいかもしれませんが、課のメンバーという意識はもう少しイメージしやすいと思います。

自分がその課の中に役割があり、それを担う事が会社を担うことになります。

③は皆さんがどれくらい仕事に時間を費やしているかという事です。

一般的に通勤時間を含めると1日に12時間くらい仕事に関わる時間があります。睡眠時間が1日7時間とすると週の可処分時間は119時間あり、そのうち60時間が仕事に費やされるとすると半分以上が仕事の時間になります。

そんな仕事の時間がストレスだらけでしたら、人生そのものがストレスにあふれます。仕事に「やりがい」を持つことが、人生に「生きがい」をもたらしてくれます。

④は収入の面でも仕事は生活から切っても切り離せない大切な部分を担っています。

もちろん生活のために自分の時間を切り売りして仕事をしていては、そこにやりがいは出てきませんが、仕事があるおかげで日々の生活のための収入があるのも事実です。

4.まとめ

まとめると、会社というものを外側から見ると皆さんはその中に内在している存在です。逆に皆さんの側から会社を見ても別なものとしては見ることが出来ません。

そんな意識を持った時に自分はトップ画像の③の場所にいるのか②にいるのかを考える必要があるのではないでしょうか。

常に会社を担っているという意識を持って仕事に取り組めば、人のせいにしたり自分は関係ないという事は言えなくなると思います。

そんな参画意識のある方ばかりなれば、小さなミスは一気に減っていくと思います。

働いている皆さんにそんな意識を持ってもらえるよう想いを伝えていきます。

今日の一言
会社に自分が内在しているという意識を持つ

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