他人のことが気になるあなたへ

「他人のことが気になる。自分の意見が言えない。」
よくある相談だ。
私も以前そうだったので、いや、今もしばしばそうなので、よくわかる。

「他人のことが気になる。自分の意見が言えない。」と悩むあなたに、2人の偉人の言葉を紹介したい。

“Don't be trapped by dogma”
あなたの時間は限られている。
だから他人の人生を生きたり無駄に過ごしてはいけない。
ドグマ(常識、既存の理論)にとらわれるな。
それは他人の考えにあわせ生きていることなのだから。
他人の意見が雑音のようにあなたの内面の声をかき消したりすることのないようにしなさい。
そして最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。
それはあなたが本当になりたいものをすでによく知っているのだから。
それ以外のことは、全部二の次でしかない。

スティーブ・ジョブズ スタンフォード大学スピーチ

とスタンフォード大学の卒業式でスピーチしたのはスティーブ・ジョブズだったが、それと同じ趣旨を、同じように強烈な言葉で語った人がいる。
OSHOだ。

OSHOの言葉も、とても、強く、パワフルだ。
周りを気にして「言いたいこと」を言えずに1日を終えた時、この言葉を読むと、頭をガツンと殴られたような気分になる。

私は自分のやり方で生きている。あなたのことを考慮に入れはしない。
私はまったく誰のことも考慮しない―というのも、他人のことを考慮し始めたら、自分の人生を真正に生きることはできないからだ。
考慮すれば、あなたは偽物になる。
ゲオルギー・グルジェフは弟子たちに、もっとも根本的なことの一つをいつも口にしていた。
「人のことを考えるな。さもなければ、あなたはけっして成長しない」
そして、それこそ世界中で起こっていることだ。
誰もが他の人たちのことを考えている。
「お母さんはどう思うだろう? お父さんはどう思うだろう? 社会はどう思うだろう? 妻は、夫は?」
親については、何を言うべきか―親ですら、子供を恐れている!
彼らは「子供はどう思うだろう?」と考える。
人々は、互いのことを考えている―そして、考慮すべき人は、何百万もいる。
もしそうしたすべての人のことを考えていたら、あなたはけっして個人にはなれない。
あなたはただの寄せ集めになる。
あまりにもたくさんの妥協をし、とっくの昔に自殺してしまっているだろう。
人は三十歳には死んで、七十歳で埋葬されると言われている。
死はとても早くに起こる―私が思うに、三十というのも正しくない。
死はそれよりもさらに早く起こる。
大体二十一歳ごろ、法律と国が、あなたを市民だと認めるとき、それが、人が死ぬ瞬間だ。
実のところ、それが、彼らがあなたを市民だと認めた理由なのだ。
あなたはもはや危険ではない、もう野生ではない、あなたはもうまっさらではないのだ。
あなたの中ではすべてがきちんと収まって、整えられ、すっかり社会に適合している。
それこそが、国があなたに投票権を与えるときだという意味だ。
国はもう、あなたの知性が破壊されたと信頼できる―あなたは投票してもいいのだ。
あなたについて恐れることは、もう何もない。
あなたは市民、文明人だ。そうなれば、あなたはもはや一人の人間ではなく、一市民なのだ。
私自身の観察によれば、人はだいたい二十一歳ぐらいで死ぬ。
その後は、何があろうとも、死後の存在だ。
私たちは墓石に、日付を三つ入れるようにしなくてはならないだろうね。
誕生、死、そして死後の死というように。

死について 41の答え OSHO


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