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(2020年6月16日追記)

テレビ東京系列で、ONE に所属する「 MOL TRIUMPH (エムオーエル トライアンフ号)が紹介されることになった。

番組名:「日曜ビッグバラエティ」 “~英国→日本25,000キロ密着52日間 超巨大コンテナ船に乗せてもらいました!~”

放送日時:2020年6月21日(日) 19:54 から 21 : 54

放映局:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、びわ湖放送、テレビ北海道

出演者:キャイ~ン(ウド鈴木、天野ひろゆき)、神田愛花、中川大志

韓国の三星重工業で建造された MOL TRIUMPH は、日本の今治造船で建造された MOL TRUTH と異母兄弟(異母姉妹か)にあたる。

一度はコンテナ積載量世界一として就航し、今も世界最大級を誇る船だけに、映像化は非常に楽しみだ。


(本文はここから)

ONE という新しい日本の船会社をご存じだろうか。

Ocean Network Express、ピンク地に ONE と描かれたコンテナを運ぶ船主だ。

ONEは日系大手3社のコンテナ部門が一緒になって生まれた。

コンテナは海上輸送における革新的なテクノロジーなので、競争はいまも世界規模で行われている。いわゆるメガコンペティション(世界各国の企業の国境や業界を越えた競争)の中にあり、競争相手はアジア地区に限らず、世界中にいる。

世界のコンテナ取扱量 TOP3 は日本はおろか、アジアの船社ですらない。上位3社は以下となっている。

MAERSK(マースク) 本社はデンマーク
MSC(エムエスシー) 本社はスイス
CMA CGM(シーエムエーシージーエム) 本社はフランス

4位以下もCOSCO(コスコ - 中国)、HAPAG-LLOYD(ハパクロイド - ドイツ)と日本以外の船社が続く。

業界の再編、統合が進む市場は、winner-take-all(勝者総取り)とも言われる。上位の船会社はいずれも合併や統合をしながら強大化してきた。ここ数年でも、MAERSK が HAMBURG SUDを、MSCがCSAVやUASCを、CMACGMがNOL( APL )を買収している。

買収された側の船社はいずれも決して無名、小規模の船社ではなかった。

たとえば、CSAVはチリを含む南米の最大手。UASCもクウェートを含む中東の最大手。

しかし、生き残りのために、合併の道を選ぶことになった。

その潮流にしたがい、日本の大手3社(日本郵船 - NYK、商船三井 - MOL、川崎汽船 - K-LINE )も定期コンテナ船部門を統括するONEという新会社の設立を発表したのが、今回の動きだ。

ONEは2017年7月に設立され、2018年4月よりサービス開始。私の地元関西でも、夏を過ぎた頃から、トレーラーに載せられた「ONE」と描かれたピンクのコンテナが市街地で頻繁に見られるようになった。

ONEの本社はシンガポール。日本は日本法人、という位置づけだ。

合併を発表した時点で単純にコンテナ取扱量を合算すると、ONEは世界6位のコンテナ会社になる、と発表されている。

今回の動きで「あの大手3社が合併してなお世界シェアが6位なのか!? 」、という驚きとともに、何とか日本の船社に頑張って欲しい。

Abstract in English
Hello.  I am Tohma Kandaka.

Kan(神) and Daka(高)is one of Japanese family names and a combination of Kan - Shrine & Daka - Height.

This article introduces ONE  ( Ocean Network Express ), a brandnew major Japanese container line that started service in April 2018.

ONE's headquarters, funded by NYK, MOL and K-LINE, is strategically located in Singapore.  As a Japanese business person involved in overseas trading, I will continue to support ONE personally in this site.

My own URL: https://kandaka.work



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