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GROVERのマシンヘッドについて

GROVERはロトマチックペグの代名詞ですが、かつてはK社とは比べ物にならないほど高価なものだったようです。
何せGROVERのマシンヘッド2つだけでギター本体が買えてしまうほどだったとか。
1950年代~60年代のギターにK社のマシンヘッドが付いていることが多いのはそういう経済的な理由という訳ですね。
当時からGROVERの性能の高さは折り紙付きだったが、値段が高くて採用できないメーカーが多かったということになります。

GROVERの歴史

ここでGROVER社の歴史を紐解いてみましょう。
1865年2月にマサチューセッツ州ボストンでバンジョー奏者、作曲家、教師であるAlbert Deane Grover氏が50 を超える特許を取得し、音楽アクセサリー会社 AD Grover & Son を設立
その後、GROVER社は1952年にGrover Musical Products, Inc.となりました。
更に1965 年 9 月、グローバーはバンジョーとギターの付属品を製造するインディアナ州リッチモンドのオリバー T. クノード社を買収。 
同年年12月、ミルズ・ミュージックからニック・ルーカスのギターピックラインを買収しました。
更にTrophy Music Co.、Duplex Percussion Accessories、Grossman Music Corporation、The Clevelander Drum Companyなど、数々の楽器系企業を傘下に収めました。

102 および 205 ロトマチックチューナー、135 ヴィンテージ、象徴的な 105C インペリアル、エレガントなロトグリップ ロッキング チューナーなどの開発により、GROVERは革新を続けてきました。
GROVER は、ギター、ベース、バンジョーなど、フレット付き楽器のほぼ全てをカバーする上、ブリッジやカポに至るまでチューナー周りの製品を数多くリリースしています。

きわめて個人的な発言で恐縮ですが、私はGROVERのマシンヘッドが大好きです。
実際には精度の高さや安定性などはもはや競合他社と横並びなのかもしれませんが、とにかく筆者はGROVERの見た目やペグボタンの触り心地、回し心地が大好きなのです。
好きなものは好きなので仕方がないのです。
これは理屈ではありませんね。

特にこの102シリーズの通称ミルクボトルの見た目と触感と回し心地がとても好みです。
私はギターを複数所有しておりますが、GROVERのマシンヘッドが付いているギターは3本しかありません。
その3本をチューニングする時は至福の喜びを感じます。
出来ることなら所有している全てのギターのマシンヘドをGROVERに換装したいと常々思っています。

また、GROVERのマシンヘッドが付いているギターは他のギターに比べて圧倒的にチューニングの狂いが少ないような気がするのです。

好きなものを使う時、触る時はテンションが上りますね。

みなさんもGROVERのマシンヘッドを是非一度触ってみて下さい。

GROVER 102NV

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