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ギターというよりも絵画を手に入れるような感覚

・ZEMAITISは楽器であると同時に芸術作品
先日神田ギターベイスでZEMAITISのプロトをお買い上げいただいたお客様は全く試奏をされずにご成約されました。
もちろん一本づつきちんとメンテナンスされた個体ですので、全て自信を持ってオススメできる個体ばかりなのですが、ネックの握りやナット幅、弦高などは人それぞれ好みがあります。
「試奏されなくて宜しいんですか?」
とお尋ねしたところ
「ギターを買うと言うよりも、絵画を手に入れるような感覚で捉えていますので」
という答えがお客様より帰ってきました。
確かにZEMAITISはダニー・オブライエンの彫金やパールの装飾など、楽器を超えて、もはや芸術作品の領域であると言えますね。

・ZEMAITSは家族の理解が得やすい?
あるお客様が「ZEMAITISは家族の理解が得やすいんですよ!」と仰っておりました。
確かにいわゆるビンテージギターやレリック加工された高級ギターは、ギターの価値をご存知ない方にとっては塗装が剥げ、色のくすんだ、傷だらけでボロボロのギターです。さすがに100万超えともなるとご家族の理解を得るのはたなかなか簡単なことでは無いかもしれませんね。
ましてわざわざビンテージ風に加工した新品(レリック加工されたギター)ともなる理解はされにくいのかもしれません。
その点、ZEMAITISはギターに詳しくない人が見ても、誰の目から見ても美しく、アートとしての美しさがありますので、反対されにくいというのはわかる気がしますね。

・弾きません、飾ります
今回のお客様も「弾きません、飾ります」と仰ってお持ち帰りになりました。
「楽器は弾いてナンボだ!」と反論される方もいらっしゃるかもしれませんが、ZEMAITISに限っては「弾かずに飾っておく」という方も多いようです。
ZEMAITISには「ギター界のロールスロイス」という異名がありますが、ロールスロイスは「飾るために購入したので乗らない」という方は少ないと思いますので、やはり芸術作品の領域なんでしょうね。

異論があるかもしれませんが、ZEMAITISはギターを弾けないという方でも「観賞用の芸術作品」としてもオススメしたい逸品です。
ギターは弾けない、興味ないとおしゃる方も芸術作品として一度是非見にいらして下さい。

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