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伊豆半島をまるごと地域課題解決フィールドに


伊豆ってどんなところ?

静岡県三島市に住んで早16年、同じ静岡県内でも西部の浜松出身の自分にとって三島や静岡東部、伊豆はほとんど知らない土地だった。以前にも書いたとおり浜松は商圏が名古屋寄りだったし、静岡東部は東京に行くときに通り過ぎるところで行ったこともなかったし。伊豆とか富士山の辺りみたいなイメージはあったけど細かく見ると自治体もバラバラ、伊豆と言っても東伊豆、南伊豆、中伊豆、西伊豆で景色も違えば文化も違う、そもそも三島からも遠いし。個人的な分類としては、東伊豆は熱海や伊東を中心とした海沿いの温泉や別荘地のイメージ、南伊豆は下田など砂浜とサーファーのイメージ、中伊豆は修善寺を中心に山間の温泉、川のイメージ、西伊豆は土肥、戸田など夕日と深海魚のイメージかな。
ただ最近は首都圏の方をワーケーション関連で伊豆に案内することも増えたけど、やっぱり伊豆って同じ地域に見えるのよね。伊豆行きたいっていう初伊豆メンバーを案内したけど1日で全部回れると思ってるし笑

伊豆には13くらいの自治体が入る?

伊豆と浜松は似ている?

最近、地図を眺めてみると浜松をひっくり返すと伊豆だ、ということに気づいた。浜松は天竜や引佐、私の故郷の浜北などといった周辺自治体が平成の大合併で一つになり現在の線引きができた。また昨年は内閣府のスタートアップエコシティグローバル拠点にも選定され、創業支援施策の中で数々のベンチャーが輩出され、市長肝いりで中山間地域の地域課題解決を掲げ、自動運転や薬の配送などの実証実験を進めている。
このモデルは伊豆でもできるんじゃないかというのが私の発想。自治体は違うけど広域で捉えて地域課題を解決していくことはこれからの世の中絶対に重要になるはず。自治体主導で進める浜松モデルもあるけど、首都圏に近い伊豆地域の特性を生かし民間ベースで、大企業や大企業に所属する個人のリソースを活用することに伊豆の未来があると思っている。そういう意味ではコロナ禍における伊豆地域での移住者の増加やオフィス移転、副業推進の流れは追い風になるはずだ。

新幹線の駅の位置や山地など似ている

三島を軸に伊豆まるごと地域課題解決

伊豆の入り口として新幹線駅を有する三島。三島は中伊豆や西伊豆、場合によっては東伊豆や南伊豆にアクセスする際に通過するまちだ。これからは、テレワークも浸透し、働き方がよりフレキシブルになる中で、ワーケーションをフックにワーカーが伊豆に目掛けてやってくる。特に三島はトヨタウーブンシティの影響は少なからずある、世界中から多くのワーカーが集まるはず。単に出張や視察に来て帰ってもらうだけではなく、できれば少し周辺地域に目を向けてもらって伊豆の地域課題解決に関わってもらえれば、新しい産業の創出にもつながるだろうし、観光業の下支えにもなるだろう。特に高齢化も進む中でヘルスケアやモビリティといった分野は注目されているし、日本の食料自給率を上げる意味でもアグリ分野も可能性を秘めている。伊豆地域をまるごと地域課題フィールドにしていくべく、まずは三島という地域で情報発信を続けワーカーを集めることを継続していきたいと思う。もちろん故郷の浜松のサポートも合わせて。

首都圏からの距離も伊豆の強さ

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