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グーグル障害

12月15日に世界中で、グーグルの障害が起きたようだ。8月にもそんな話があった。

そのタイミングが絶妙で、世界中で暗躍する中国共産党員のリストが流出し、そのダウンロードが可能になった瞬間だったとか。当然、インターネットの情報公開への妨害でしょうか。

毎晩、午前1時20分ごろになると、インターネットが突然つながらなくなる。モデム、Wi-Fiが調子悪いのかと思っていたのだが、インターネットを何か操作して、テストをしているような輩どもがいるらしいとのこと。どの程度の範囲かは不明だが、明らかに操作されているような気はしていた。

これだけ電子決済が進み、DXを進めようとデジタル庁まくろうとしている状況で、インターネットだけに頼りきりの社会を作ってしまってよいのか。

そもそも、ガソリン車をやめてEVを普及しようとしているが、北海道の地震のブラックアウトのように、停電になったら社会機能がすべて止まるようでは、困ったものだ。絶対止まらない電力供給はないのだから。

一番心配なのは、記録でしょう。我々は、平安時代の文章を読むことが可能(多少写し間違いはあるのだが)だが、今使っているデジタル文書や写真を便利にデータ保存しているが、後世まで残っているものなのか、疑問だ。機器のバージョンが変われば読めなくなるし、一瞬で消えてしまうこともある。頻繁に行う更新とバックアップするのでは、本当に便利といえるのだろうか。

平安時代の文化と生活に立ち返ることも、人間として必要なのではないだろうか。

(引用)

グーグル障害、生活直撃 サービス集中、危うさ露呈
毎日新聞2020年12月16日 東京朝刊

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障害が起きたことを伝えるユーチューブの画面=ニューヨークで2020年12月14日、共同

 米グーグルで14日に障害が起き、「Gメール」や「ユーチューブ」、家電を操作できる「グーグルホーム」など世界中の人々の暮らしを直撃した。

 1時間以内で復旧したが、インターネット上では「仕事に支障が出た」「エアコンが操作できなくなった」などの声が相次いだ。専門家は一企業があらゆるサービスを管理する一極集中の危うさが露呈したと指摘する。 

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 障害が起きたグーグルのサービス例

14日午後9時ごろ、ログインしたままの状態で動画投稿サイト「ユーチューブ」を開くと、見慣れないサルのイラストが描かれたエラー画面が映し出された。Gメールや、オンラインで予定を管理できる「グーグルカレンダー」、電子ファイル保管サービス「グーグルドライブ」も使えなくなり、ネット上には不便を訴える投稿が相次いだ。

グーグルは障害発生後、自社のホームページで20を超えるサービスが停止していると公表。その後、障害の原因を各種サービスのログインに必要な「認証システム」で記憶装置の領域が不足したためと説明し、利用者に謝罪した。

 (途中略)

 昨年8月には、米アマゾン・コム系のクラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」の障害が原因で、ソフトバンク系の決済アプリ「ペイペイ」やスマートフォン用ゲーム、ユニクロのオンラインストアなどが一時利用できなくなった。

 今回、スピーカーに話し掛けるだけで家電を操作できる「グーグルホーム」利用者の中には、自宅の照明やエアコンを操作できなくなった人もいた。スマート家電は社会に浸透し始めており、障害の影響は私生活にも及んでしまう。

 東京電機大の松井加奈絵准教授(情報工学)は、公私ともに一つの企業のサービスに依存しないことがリスク回避につながると述べた上で「スマート家電は今後さらに普及することが予想される。便利だからと頼り過ぎず、アナログな操作法を忘れずに共存させることが必要だ」と話した。

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