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【RX 神田】 2023.7.29  シマノ バイカーズ フェスティバル XC Race Masters 50+ 18位


久しぶりのレース。
ロードレースではなくオフロードレース。ロードレースは長年続けてきた中、ここ数年オフロードも機会があれば参戦してみようと考えていた。

日本にMTBが入ってきた1980年代頃、まだまだMTBの種類が少ない中、ランドナーのフレームにブロックタイヤを入れ、フラットバーに変えた’MTB仕様’で山の中を走っていたことがあった。それから約40年が過ぎ、バイクメーカー、種類、レースも増え、自分自身の自転車のフィールドを広げようと昨年末にバイクを準備。そして今回がMTB初参戦!

今年の夏は暑くレース当日も気温が高くなることが予想される。会場は長野県富士見パノラマパーク、都内よりは少し涼しいかと期待するが、日陰は高原の心地よさを感じるものの日の当たるところはやはり暑い。昼過ぎに会場へ到着し、バイクをセットアップして受付を済ませて、コースを見に行く。

RXからシロノがGX Rece、またRX&Coから川内夫妻がGX Race、GX Light Womanに参戦。
GXクラスはスタートがル・マン方式なのが特徴。あらかじめバイクを並べておき、ライダーはスタートラインから数十メートルをランニングし、バイクに乗ってスタート。シロノは上位入賞も見えているも、暑さもあってか7位でゴール。川内さんは無事完走。GX Light Womanに参戦の川内さんはバイクを購入してから僅か4ヶ月での2位入賞。

チームメンバーのレースを見つつも、自分が参戦するXC Raceはスタートが15時50分なので、少し涼しくなることを期待するがあまり気温も変わらず。アップは会場から少し下ったところの平坦を20分ほど流して、その後会場への上りを数本こなして心拍を上げておく。それだけで滝のように汗が流れて水分が失われていく感覚。ここ数日ウォーターローディングしてきた効果が、レース前に使い切ってしまわないように、こまめに水分補給をしておく。

XC Raceのコースレイアウトは、1周約1,310m、高低差37m。
前半1/3は上りセクション。ゲレンデの下から大きくターンしながら上がり、20%近い直線200mをクリアして林の中の下りセクションに入る。殆どがシングルトラックでバンクのついたコーナー、途中数カ所にはタイトコーナーと小さめなドロップオフ。下り切って会場の駐車場の傍に出てから後半の1/3の上り返し。ラインはいくつかあるが木の根が多く上りでもあるから、ストップすると必然と押しになる。そこを抜けてからはフラットな部分が続きゲレンデのS/Gに戻る。

スタート30分前から整列が始まる。中盤くらいの位置にバイクを並べて、暑いので会場のテント付近でスタート待ち。

15時50分、スタート。
XC Raceはカテゴリーが7つに分かれているが一斉にスタート。スタートラップのみ、ゲレンデのターンを通らずに一直線に上りを駆け上がっていく。上りはきついが、自分としては上りは得意な方なので思っていたほど抜かれることもなく、しかし抜くこともなく下りに入る。シングルトラックに集団のまま入るので当然渋滞となり選手がつながったままスローペースで下っていく。タイトコーナではさらに選手が詰まり立ち上がりでの加速が必要。下り切ってからの上り返しでは、木の根に捕まりストップしている選手や押しの選手もいる中、あまり余裕のない自分ではあるが木の根をうまくクリアしてフラットな部分へ繋ぎ1周目をクリア。おおよそ6分程度で戻ってきたのをS/G地点でメーター確認して2周目へ。

ロードレースならば、メーターを見る余裕、ボトルに手を伸ばすタイミングも分かるが、初参戦でのオフロードでそのタイミングをどこで取れば良いのか・・・。メーターは見なくても、水分補給のボトルには手を伸ばしたい。自ずとスピードの緩やかな上りセクショで路面の安定しているところとなると、ゲレンデの大きくターンしているところでしかボトルに手が出せない。2周目の下りではかなり選手もバラけてきて、それなりにスピードに乗って下るものの、今ひとつスピードに乗れていないこと、タイトコーナーでかなり減速していることが、後ろから迫る選手で分かる。明らかに速い選手にはラインを譲るが、頑張れるところは頑張る。

3周目の下りのシングルトラックでは少し攻め気味でいくも、タイヤと路面との感触が今ひとつ掴めないので、かなり滑って危うくコースアウトしそうになる場面も・・・。タイトコーナーは土と砂利でかなり滑りやすく慎重にならざるを得ない。6分半くらいのLAPを刻みつつ周回を重ね、30分くらいが経過した頃から雲がかかり始め暑さが少し和らぐ。

ゲレンデの上りセクションでは、周りの選手に遅れを取ることはないが、下りになると離される、もしくは追いつかれる。その繰り返しが続く。上り切ったところが一番苦しく、下りになると楽になるかというと、楽ではあるがロードレースのように休めることが今の自分にはできない。下りでのライディングポジションの維持、ライン取り、スピードコントロールなど身体も頭も総動員して走っている。唯一、ゲレンデのS/G地点で応援してくれているのが耳に入り我にかえり、また上りセクショに入り、林の中の下りセクショを抜け、同じカテゴリーの選手に途中LAPされたのを記憶している中、初参戦の60分間のレースを(なんとか)無事に終えてゴールする。

ロードバイク(レース)で活かせる部分ももちろんあるが、MTBーオフロード特有の乗り方が、今の自分にはできていない事に自転車の奥深さや繊細さ、難しさもあることがわかった。レースが面白いのはMTBでも変わらないということをこの60分で得られ、自転車のフィールドを広げる上では大きな収穫だったと思う。

暑い中、応援をいただいた皆様ありがとうございました!

【Result】
 XC Race Masters 50+ No.330  1:04:16.53 18位

【Bike】
 2022 SPECIALIZED EPIC EVO COMP

【Shop】
 RX BIKE


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