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西村中毒バンド 「ぼくらの」、「カフェイン」について

この2曲についてエピソードを添えておきたいと思います。
(全て神田目線)

〜曲の誕生〜


「ぼくらの」

この曲は2021年の6月ごろにっしゃん(西村)が急にグループラインにデモ音源を投稿。それに普段は基本スルーな麻生くん(Bass)が「いい」と返していた。
僕も今までで一番くらい好きだった。
ギターのリフに関して(初めのB♭onCのとこ)「このボイシングいいね〜」と言ったら、「せやねん!わかってくれる?」と嬉そうだったりした。
西村「長い間曲作ってるけど初めて使うコード進行出てきたわ」
麻生「Em-Aのとこ?」(keyはF)
西村「そう!よくわかったな!」
という会話が印象的であった。
歌詞も好き。

「カフェイン」

住んでるところも遠いし中々皆さん忙しく、普段頻繁に集まる3人ではないので集まって曲作る事はレアだが、2021年の3月くらいにそんな日があった。
「なんか作ろう」って事だったけどなーんにも出ず、それぞれが楽器をペコペコ鳴らしていて時間だけが過ぎていた。
僕は結構せっかちだしすぐにあーしよーこーしよー言ってしまうのでなるべく黙って見守っていたが、十分見守ったかなと思ったのでなんか言う事にした。
「羊に関する曲作ろう」って提案してみた。

にっしゃんが「羊飼いが、口にした果実でテンションが上がっている羊を見てカフェインの効果を知った」というエピソードにインスパイアされ、一筆書き的にホワイトボードにさらさら書き始めた。まず歌詞完成。(仮タイトルは"羊"であった)
それを元に曲にしようとしたがなんだかダラダラっとしたほぼワンコードみたいな曲になった。
暗黙の内に没りそうになっていたのでそうはさせるかと思った僕は歌詞とメロディは変えずにハーモニーだけ変えたものを3パターン作ってグループラインに投げた。
そっから選定し3人でまとめてこんなんになった。



〜ドラムについて〜


「ぼくらの」

リハーサル入った時ちょっとやってみようってなって身体が自然に動くままにまかせたらこのビートをやってた。こんなの叩いた事ないけど、パラディドルのRLLRLRRLとRLRRLRLLを組み合わせたものをバウンスさせた様なパターン。
フィルもそのファーストセッションの時録音してたものをほぼそのまま使っている。(頭で考えたらこれは出てこない)
結構難しくて初めはてこずってた。レコーディングまでになんとか自然にやれるっていうとこまではもってきた。

「カフェイン」

3人で作っていく過程でシャッフルやらなんやらやってたけど最終的にこの軽快なリズムに落ち着ついた。
スクエアに、無機質にイメージしてやっている。個人的にかなり気に入っている。
始めから最後までずっと8で刻んでるけど、間奏とそれ以外のところでは変化をつけている。

というのは、間奏は刻みをダウンアップ(腕を上げ下げして刻む奏法)でやって4の大きなフィールを作ってるけどそれ以外はずっと均等にアクセントがつかないように(ラモーンズ風?)刻んでいる。
誰が提案したか忘れたけど所々アクセント、キメが8部音符の裏にきていて、これに関してにっしゃんが「ボコみをつける」と表現していてその表現がひどく気に入った。ボコみ、、、


〜リリースまで〜

2022年2月の12日にレコーディングしてそこからしばらく放置していた様だが、3月4日のリハーサルでの僕との会話で急に火がついたらしく、なんとたったの2日でそれ以外のパートを全部録ってミックスもしてネットにリリースしていた。
これには驚いた。


レコーディング〜スタジオハナマウイ

レコーディングエンジニア〜江添さん

読んでくれてありがとうございました♪

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