アニメ『艦これ いつかあの海で』は原作者であるC2機関の田中謙介様がじきじきに脚本を担当したのになぜか評判が芳しくないし、10周年直前なのに誰も話題にしていないという不思議な話

そもそも、艦これ(艦隊これくしょん)は面白くない。
あんな「考えることが増えただけのマインドシーカー」なんて、
30年前に出したってクソゲー相当だ。

まあ表題でオチている気もするがあえて言うなら、
脚本担当の田中謙介氏の世代が、
「ゲームは難しいほど高尚である!」という価値観で育ったものだからな。

だから恐らく田中氏も、
ただ理不尽でさえあれば高尚で硬派なゲーム(コンテンツ)だと、
未だに勘違いしたままなのだろうよ。

ロマンシアで理不尽の極致に達したあと、
日本のゲーム業界が「優しさの時代」に移行して、
かのイースシリーズが生まれた、なんてことには興味がないのだろうよ。

ただ理不尽、ただ死ぬだけ。
理不尽に死ぬバッドエンドこそがコンテンツの粋であるだなんて、
そんなのはガンダムというか富野にすら許されない暴挙だけどな。


それに艦これというコンテンツは、キャラ(艦娘)ですら魅力的ではない。
だから角川ゲームスが運営から撤退した2016年以降、
人気が出たキャラなんて一人もいない。

「天下のKADOKAWA様がディレクションしたから」
さも人気が出たかのように見えていただけで、
「艦これだから」「艦娘だから」ではなかった。

だから角川ゲームスの指図を受けることのなくなった2016年以降は、
田中謙介氏の専権事項として、
艦娘のキャラ付けが行われてきたであろうことは想像に難くない。

口を開けば夕日ガー、夜戦ガー、酒ガーの三択だからな。
あまりにも引き出しが少なすぎるし、
あまりにもワンパターンすぎる。

これが同一人物の仕業だとして、田中謙介氏以上の権力者がいるのか?

アニメの脚本を担当するほどの重鎮である田中謙介氏。
原作者である同人サークルC2機関を主宰する田中謙介氏。
彼以上の意思決定能力を持つ人が、艦娘を作っているとでもいうのか?

率直に申し上げるまでもないことだが、
田中謙介氏は「多様なキャラ付け」を極端に苦手としている。
彼の過去作品からも容易に察せられる(ナチュラルドクトリンが顕著)。


だからこそ、「田中謙介の限界」が見えた。


それがクソアニメ『艦これ いつかあの海で』だった。


常時棒立ちの海戦には迫力がなければ、
声優に支払うギャラが惜しいのか無声のまま1分以上、
何も知らない人が見たら放送事故にしか思えない。

ゲームとしての艦これには存在しないキャラ付け、
ゲームとしての艦これには存在しないシステムの描写、
ゲームとしての艦これには存在しない謎の演出。

あの彼岸花は何なんだ?
あのミカンは何なんだ?
解体じゃなくて退役にするとアズレンのパクリだぞ?

時雨が改造されて時雨改三になったのに、
何の活躍もしなかったなら、
改造する意味って何だったんだよと。

仮に深海ナントカさんが強すぎたとしてもいいが、
主人公ポジションのくせに活躍しない無能を見せられて、
誰が喜ぶと思っているんだ?


しかもアニメ1期でも散々批判された、
突如現れた友軍様が全てを解決するという、
紀元前から続くクソ展開が、「いつ海」でも再現された。

それは「デウス・エクス・マキナ」と呼ばれる、
創作でいう「夢オチ」に相当する、
便利だけどやっちゃいけない、悪手相当の手法でしかない。

そして何よりもキテレツなのは、
最終的に海外の軍艦が友軍として駆けつけてくれたから、
あの場が収まった、ということなんだろう?

ならどうして時雨や矢矧は轟沈しているんだよ・・・

友軍がきても負けたから轟沈したんだろ?
じゃあ深海ナントカさんに陵辱されたはずの後世が、
なぜあんな平和そうにキャッキャウフフしてるんだよ。

挙句わざわざキャッキャウフフさせたあとに、わざわざ遺影。

田中謙介氏はかつて、
「悲鳴いいよね、悲鳴☆」などと自白(!)しており、
キャラを不幸な目に遭わせるのは、彼個人の性癖・趣味なのだろう。

だからアレをやりたかったというか、
アレをやるためだけにわざわざアニメ化したというか。

そう邪推されても文句はいえない。
彼の実績が、彼のゲーム運営姿勢が、それを完璧に証明してしまっている。

確証だけがなかろうと、
状況証拠が完璧に一致するなら、
それを推定的事実として言及されたら、否定できる材料などありはしない。


ジャンプできるなら魚雷くらい回避しろよ・・・

近接格闘戦要素はアニメ『アズールレーン』のパクリだろ?

アズレンにはゲーム内にも近接戦闘システムが実装されたが、
艦これにはそんなものはない。

ああ、そういえば先日「短冊パカパカ」が実装されてましたっけ・・・

短冊プルプル改め短冊パカパカ


まあいずれにせよ、
海面でジャンプできるなら、魚雷に当たるわけがないんですよね。

「回避行動!」とかイッチョマエに叫んでますけど、
その場でジャンプしろよ。
明らかに人間以上の身体能力でジャンプできるなら尚更。

この設定のガバガバさ、設定同士の相互矛盾は、
艦これというゲームにおける基本原理でもあり、
誰がこんなものを作ってきたのかと、2013年からずっと批判されている。

で、今回の『いつ海』。

脚本:田中謙介

原作:C2機関(田中謙介氏が主催する同人サークル)



・・・これでもなお、
『艦これ いつかあの海で』の爆死理由が、
田中謙介氏個人の力量のせいではないとするなら、それでも構わない。

じゃあ、どうしてこうなった?

そんなに「深い理由」があるというなら、
もっともっと大絶賛し続ければいいだろう?

ジャンプできるはずなのにわざわざ魚雷を食らう無能な艦娘を。

それを描いた脚本担当の田中謙介氏を。

艦これゲーム内システムでは「解体」なのに、
如月轟沈炎上事件を恐れたのか、
アズレンをパクって「退役」にした原作レイプを。

それを描いた原作C2機関を主宰する田中謙介氏を。


田中謙介氏を絶対に礼賛しなければならないという、
それこそカルト宗教じみた原理に支配されているから、
明らかにおかしいことにも屁理屈をつけてしまうのだろう?


まあ、ねえ。

海面でジャンプできるはずなのに魚雷を食らう理由って何だよ?

これに一切の矛盾なく回答できる人がいたら、
それは神ですらないと思われる。

田中謙介氏という、
礼賛されなければならない謎の同調圧力が働き続けている、
艦これの脚本担当兼原作者、その人だけであろう。


大和型空母「信濃」の実装、まだですか?
もう実装予告から9年半が経ちましたけど。

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