薬剤師国家試験対策|また実務実習において国家試験に向けて学べそうな内容
どうも。薬剤師お松です。
今回は薬局で学べそうな実践問題の補足と知っといたほうがいいかなって内容を記事にしました。
実務実習で学生さんに教えることも多いのですが自分の教えた内容の備忘録という部分な部分もありますが、
学生の頃は私自身が実践問題を解くのが苦手だったんですよね。
なんで苦手だったのかというと、実務実習で行ったことを忘れてしまうということと、施設的な問題で触れることができなかった分野(抗がん剤など)もあったからと今となっては思います。
実際に国試受けた身としては、
必須9割、理論問題6〜7割くらい解けるくらいにはゴリゴリに勉強して、力技で実践問題を説いた記憶があります。
それはさておき、
実習の記録ってメモ取ったり、日誌に書いたりするとは思います
でも
メモって無くしません?
日誌も見れなくなるし、実習日誌はページが異常に重くて見返すのに向いてないんですよね。
なので実習でやったことはワンドライブとかのwordとかに題名書いていって保存しとけばいいかなって今となっては思いますが…
103回を受けました。
点数にしたらおそらく260点前後だったと思います。たしか75%くらい。
でも実際の国家試験の点数なんて下駄を履かされますし、難易度も異なりますから書くだけ無駄かもしれません。
それでも、だいたいテストに対しては「ここが聞きたいんやろ?」ってのはある程度わかるつもりですので、その点と薬局でも実務実習で学べそうな内容を入れながら
国試の実践問題に不安な方の助けになればいいかなと思いながら書きました。
ただ、国家試験は107回?か106回?あたりから相対的な合格基準に変わるはずですので当然1問でも多く取れた人が勝つことになります。
実践問題なんて問題数も多いですから差がつきやすいです。
だから実践問題が苦手だという方々からすると、それなりに意味はあるかなと思ったのでこの記事を作りました。
結局は「6割の人が正解する問題を8割の精度で正解すれば受かる」
この理論は変わりません。
いらない人にはいらないと思いますし、
正直なところ「いろんな人に見てほしい」というよりは
見たい人が見てくれればいいと思っています。
勉強(特に実践問題)に不安があったり、考え方(覚え方)を知りたいって人向けです。
ケンガンオメガ第79話より
薬剤師国家試験は一見難しくとも,常識に当てはめれば解ける問題もそこそこあります。
そういう考えかたも一緒に紹介していこうかなと思います。
持ってるものをうまく使いましょう。
注意
おそらく薬剤個々の各論として国家試験の実践問題に出題されるのは主に添付文書の内容と思われます。
薬剤師として必要な内容だからといって、
それは「国家試験合格」という目標に対して必ずしも必要かと言われると疑問です。
一応混乱を招かない程度に補足はしますが、そういうのはメインとしては書かないようにしておきます。でもちょっとは書きます。
禁忌や相互作用等は書き始めるととんでもない分量になります。ので、ある程度優先順位を絞って書くことにします。
(この記事に書いてなかったからといって、国試の選択肢から反射的に削除しないようにしたほうがいいですよということです。国家試験には併用注意の部分も出題されます)
基本的には無駄なことは極力抑えて書いていきます。
※申し訳ないですが、必須問題については本noteでは対応ができません。
実践問題の対策が基本です。
現在執筆中(R02.09.22)で下書きのような状態ですが、
一部見れる状態にしております。
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こむら返りに対する代表漢方処方
この漢方を選ぶ問題です。
回答から言えば芍薬甘草湯なのですが、迷う余地はありません。
(八味地黄丸 半夏厚朴湯 大建中湯 牛車腎気丸が他選択肢)
これを取り上げた理由は次の問題を知っておいて欲しいからです
甘草の構造式を当てる問題です。
偽アルドステロン症についての各論はこちらを読んでください
この問題の解き方のアプローチ法はたぶん少なくとも4つ以上あります。
①コルチゾンの大まかな構造をイメージできる
②甘草の特徴(見た目ステロイド類似)を理解している
③ステロイド骨格の特徴から推測
④偽アルドステロン症発症に関わる酵素を理解している
このうちの2つのどちらかからアプローチできると2択(選択肢4と5)には絞れます。
(2択に絞れたら良い方だと思います)
どちらにせよステロイド骨格は知っておかないと無理なのですが、
甘草の構造はステロイドっぽい→4or5
1)ステロイド骨格の知識から解法
→コルチゾール活性に関与するためには11位に関わる官能基(-OH)基or(=O)基を持っていることになるため、そこに官能基を持つ選択肢5を選ぶのが解法になるかと思います。
2)偽アルドステロン症発症に関わる酵素からの解法
→関わる酵素は11-HSD2です。
このことから、11位になにか官能基が存在しているはずです
→選択肢4を削除
→5を回答する
という流れです。
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