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この「AならばBである」、AとかBじゃわかんねえからウンコとゲロに変えると、


ウンコならばゲロであるということはウンコじゃないならゲロじゃない。


「ウンコならばゲロである」と言う場合、たいていは「ゲロではない」と言いたいがためにそう言ってんだよな。


ウンコではない事を前提に。


それを「ゲロである」の結論部分だけ見て「そうかゲロなのか」と誤読する奴が世の中の99%。


日本は識字率が高い国のはずなんだが、わかってる人は「実は日本人の大半は日本語の文字は読めるが日本語の文章は読めない」と見抜いている。


よく問題発言が炎上すると「一部だけ切り抜いて印象操作してる!全体を見ろ!」と言うから全体を見てみたらもっとひでえこと言ってたわ!というのが毎度のパターンなんだけど


「一部だけ切り抜くな」と言うなら「ウンコならばゲロである」という文章を見て「これはゲロである」と読み取ってしまう人々(日本人の99%)に言ってやれよ。





例えば「お前がウンコならば、俺はゲロである。」と言うとお前は必ず「正論マンはゲロだったのか!自分で認めやがったギャハハはは」という反応をする。


日本人の99%がそう解釈する。


しかしこの文章を見て「俺はゲロである」と解釈したということは、お前のほうこそ自分がウンコであると認めたことになるのだ。


自分がウンコじゃないと言うなら、俺もゲロではないとしなければならない。


しかし逆は成り立たない。


「俺はゲロではない。よってお前はウンコではない。」とはならない。


俺がゲロであろうがゲロでなかろうが、お前がウンコであるかウンコでないかには関係ないのだ。


「俺はゲロではないがお前はウンコだ」が成立する。


最初の文を見て俺をゲロだと解釈したということは、俺がゲロじゃなくともお前は少なくともウンコなのだろうな。




日本人の大半は日本語の文字は読めるが日本語の文章は読めない。


俺は頭が悪かったから高卒なんだが大卒のインテリエリートもだいたい日本語の文章が読めてない。


いつも言ってるけど俺のガキの頃の成績は国語だけ常に5で他は2か3だった。


体育はもちろん1だ。言うまでもない。


教師って基本的に悪党しかいないけど逆にそこそこ緩くて俺みたいな運動音痴でも真面目に授業に出てれば1にまではされないのだが、体育嫌いで常にサボってたからな。


他の授業もだいたい聞いてないんだけど国語だけは授業いっさい聞いてなくてもテストになるとだいたいわかった。


だって他の教科と違って問題文の中にだいたいの答えが既に書いてあるんだもんよ。


こんな簡単なのわかんねえ奴らがなぜわかんねえのかがわかんねえ。


唯一答えが書いてないのが漢字の読み書きの問題で、そこだけはひとっつもわかんなかった。


今でもわからん。


それでも5を付けてくれたって事は、今思うと、5を貰った俺が偉いんじゃなく、俺に5を付けた教師が有能だったんだと思う。


漢字の読み書きなんか二の次でいいんだ。国語で重要なのは文章が正しく読めてるかどうかなんだ。


そう言いたかったのだろうな?って30年も40年も経った今になってやっとわかってきた。


なんだったら漢字なんかわかんなきゃスマホでチャチャッと調べれば誰でもすぐわかる時代の到来を予言してたのかもしれない。


現実は予言より先を行って文章の読み書きすら日本人はAIに劣る時代になりそうなんだが。


しかしこれは俺がたまたま教師ガチャ当たっただけで、たいていの教師は国語の成績の評価の基準も漢字の読み書きこそ最重要視して国語も漢字の読み書きができない点をもって1とか2にされてたかもしれない。


近い未来(つまり現代)にAIがあれば不要になる能力ばかりを重宝されて人間じゃなきゃできないこと(それすらAIに取って変わられそうなんだが)を蔑視する教育方針だから日本は衰退したんだし


世の中で調子に乗って威張り散らしてる奴らはそういう教育方針の基準においての「優等生」なんだろうよ。





さっきのAであればBであるの論理的思考を解説した記事も、そういう論理的思考ができるかできないかは数学の能力の話だと思ってるっぽくて


それ普通に国語、いや「こくご」なんだが?小学校低学年の。


国語教育自体が疎かなうえに、国語教育そのものが蔑視されてんだろうな。


「世の中の大半が日本語の文章が読めないのは、論理的な思考ができないからであり、すなわち文系ばかりだからだ」とか思ってそう。


全く逆じゃないのかよ?


文系が「下」に見られてるから文系の教育がおざなりにされててみんな正しい日本語の読み方ができないだけだろう?


「AならばBである」を「Bである」と読んでしまうのは論理的どうこうなんてののはるか以前のレベルなんだが。




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