プロセス改善で赤字経営を1年で黒字化、4年後売上4倍以上にした。
金沢太陽です。
今回は、良い結果は良いプロセスから、プロセスを良くしなければ結果は良くならない。この事について一緒に考えていきましょう。
あらゆるビジネスで、良い成果を出すためには、少ない入力で、良い仕事のプロセスによって、大きな出力に変えていくことが重要です。
今回のテーマは、
仕事の成果を大きくしたい。
仕事の効率を上げて残業を減らしたい。
仕事のやり方を変えたい。
問題を解決したい。
プロセス改善を学びたい。
こんな悩みを持っているあなたに参考にしてほしい内容です。
仕事のやり方や問題を解決していくためには、プロセスを意識し、明確にしていくことで、どこに問題があるのかが見えてきます。
この問題を解決するためにプロセスを見直し実行することで、効率的に仕事が進められ、大きな成果が得られるようになります。
例えば、8年間以上低迷が続いた経営を1年間で会社全体のプロセスを見直しすことで黒字化し、4年後には売上を4倍以上にするなどの実績を出すこともできます。
また、10年間以上続けてきた仕事のプロセスを見直すことで6カ月間で生産性を2倍に向上することもできます。
あなたが成果を出すために、最も重要な改善や改革の手段がプロセス改善だと考えます。
ではいってみましょう
プロセス改善という言葉を聞いたことはありますか。
色々な方の方針を見ると「プロセスを改善し〇〇を向上させる」とよく書かれています。
その方針を書いた人の職場を見ると、成果も低迷し、問題も解決できていないところが多く見られます。
プロセス改善という言葉だけ知っていて、やり方が分からないのに方針に書いているのかと心配になることもあります。
「プロセス改善・私は全て知っている」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。改めて振り返り新たな気づくきを得るきっかけになると思います。
では、プロセス改善についてあなたと一緒に考えていきたいと思います。
1.プロセスとは
辞書を見てみると、経過、過程、工程、手順、進行、成り行き、手続き、といった意味で用いられ、「一連の流れ」「事の運び」という基本ニュアンスがある。と書かれています。
今回のプロセス改善は、「仕事の一連の流れ」を中心に、どう改善していくのかについて考えていきたいと思います。
仕事の大きな流れは、「小さいインプット⇒仕事⇒大きいアウトプット」という流れになります。
仕事の中身を見てみると、多くの仕事の一連の流れは、次のような種類の業務プロセスに分解できます。
・顧客要求分析プロセス
・QCD保証プロセス
・企画プロセス
・販売プロセス
・設計試作プロセス
・量産プロセス
などがあります。
これらのプロセスをさらに分解すると業務⇒作業⇒工程⇒手順⇒動作というように一連の流れが見えてきます。
このようにプロセスは、目的に合わせて分解することで様々な見方ができます。ですから、プロセス改善を行う場合には「どの分解レベルを対象とするのか」を明確にする必要があります。
2.プロセス改善とは
次に「プロセス改善とは」なにかについて考えていきましょう。
一言でいうと「そこに関連する業務や人の一連の流れを計画、実行、確認、処置(PDCA)をまわし改善すること」といえます。
改善とは、目的を明確にして、現在の状況を分析します。具体的な目標を設定して、そこから生まれた課題を解決していきます。
問題を解決するには、問題を解決して目標を達成するために計画、実行、確認、処置という手順で目標に近づけ、達成させていきます。
3.問題解決とは
問題解決の手順には、多くの考え方があります。基本的には次のような手順になります。
①テーマを決める
②現状を分析する
③目標を設定する
④問題を見つける
⑤真の原因を見つける
⑥対策案を決める
⑦対策案を検証する
⑧定着させる
このような手順によって、問題を解決していきます。
ここで最も重要なことは、真の原因をつかむことです。何が真の原因であるかを見きわめることが、結果や成果を大きく左右します。
4.PDCAとは
PDCAとは、次のようになります。
P⇒Plan:計画する
D⇒Do:実行する
C⇒Check:確認(評価)する
A⇒Action:処置(改善)する
このように、それぞれの頭文字をとって「PDCA管理のサイクル」といわれています。
具体的には、目標を達成させるために、目標と現状の状態を確認(C)し、処置(A)を決め、計画(P)を立て、実行(D)し、確認(C)します。これをくりかえして、目標を達成させます。
PDCA管理のサイクルを現在には通用しない古い考え方だという方もいます。しかし、私はこのPDCAを徹底的に追求してきました。基本を大切にし追求することで成果は出ます。いくら時代が変わっても、突き詰めて考えていくと、ものごとの基本は変わらないということに気づきます。
樹の幹と同じで、基本の幹に対して、環境の変化に応じて、枝をのばし光を取り込もうとします。このように、幹なのか、枝なのか、葉なのか、それとも根なのか。今自分は、どの部分で考えているのかを理解して本質を見失わないようにしましょう。
PDCAを樹にたとえれば、「経営や管理手段の幹」にあたります。時代の変化に合わせて派生の考え方を枝として伸ばすことは必要です。
5.プロセス改善の進め方
では具体的にプロセス改善をどのように進めていくかについて考えてみましょう。
①業務を調査する
②現状を調査する
③課題を明確にする
④改善計画を作成する
⑤PDCAをまわす
⑥標準化し定着させる
以上のような手順で改善を進めていきます。
「プロセスという言葉がどこにも出てこない」と思われるかもしれません。
実は、「①業務を調査する」ステップでプロセスを明確にしていきます。
自分が解決したい課題や、上司から与えられた課題に対して、最適で最も効率的な手段で到達するため「プロセスの選択」が重要です。
まず、課題解決のシナリオを考えてみてください。その際に、何を対象としてプロセスを考えるかです。
例えば、生産性を向上するなら、工程の流れになります。潜在的な問題解決であれば、過去からの現在の流れになる場合もあります。経営であれば、経営方針の策定の流れになる場合もあります。
このように課題解決によって流れ(プロセス)の対象が変化します。複数のプロセスをあげて、解決のシナリオをえがいてみてください。。
最適なプロセスが見つかったら、実際に現場でそのプロセスを調査してください。机上でプロセスをえがいても、その後の「③課題を明確にする」ことができませんので注意してください。
現場は、全てを教えてくれます。
このことを忘れずに、プロセス改善を進めることで、あなたは今までと違った見方ができ、色々なことに気づくでしょう。この気づきが、あなた自身を変えます。
今回は、プロセス改善についてあなたと一緒に考えてきました。参考になったでしょうか。
基本的なことで「私は全て知っている」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
「自分は本当に理解し追求しているか」
「自分は本当に実行しているか」
「自分は仲間や部下に指導できるか」
もう一度、振り返ってみてください。
また、新たなことに気づくかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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