2015夏ドラマ:「探偵の探偵」

実は、このドラマが今期1番期待していたものである。

北川景子の成長はすばらしい。「謎解きはディナーのあとで」から見るとめざましい女優としての成長ぶりである。
あの、うわずった声で「クビよ! クビクビ!」と叫んでいた彼女はもう今はいない。画面上でしっかりと存在感を示す女優となったのだ。

なんて、こんな書き出しから始めたらあとの文章が続かないじゃないか。

北川景子がいいとか悪いとかは置いておいて、この「探偵の探偵」という原作を早めに読まねばと強く感じている。多分、ドラマで見るより小説で見たほうが楽しめそうな感じがするからだ。

もちろん、ドラマもとてもいいつくりになっている。
この枠は割といろいろ制約なしか、「好きにつくっていいよ」と言われているのではないかと、つい勘ぐってしまうぐらい演出がいい。
あー、なんかいろいろ、見せたいものがわかっているヒトがつくっているんだなあって感じさせるんだよね。

キャストに関しては、井浦新とDEANがちっとキャラかぶってるんじゃないのと思ったりもするけれど、他は特にひっかかりもない。
川口春奈のアホさかげんに、『川口を殴ればいいのに』と思ったりするが、それがまた今後の展開で味になってくるのだろう。

ユースケは、まあ、相変わらずユースケだけど、そのユースケの見せ方をよく心得ているなとも思った。ユースケの髪型はいいかげんなんとかしたほうがいいとは思うんだけど。

このドラマ、演者に説明をさせない、見るものにある程度の想像力と推理力を要求するようなドラマになっていると思う。
わからないヒトは置いてきぼりになってしまう危険は伴うが、この手法は熱狂的なファンをつくる要素にもなり得る。まあ、万人向けではないというドラマですな。

全般的に泥臭い。おしゃれ感が全くないので、軽い感じでは楽しめないかもしれない。だが、北川景子のあの真摯な眼差しにやられる視聴者は多いと思う。


あれ? 

なんか褒めてるな。基本的に1回見て感想書いているので、リアルタイムで見ていたこのドラマに関しては、印象が良い印象しか残っていなかったってことかしら。
機会があれば、二話以降見たあとで、再び書くかもしれないっす。


ワタシ的継続率 100%

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?