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浅草芸人列伝 この芸人はスゴイ!〜2世代ターボ河崎健男

突然ですがラジオはじめました。

昔からラジオが大好きでさー。聞くのも好きだし、喋るのも好き。

今も地元群馬のラジオ高崎で「アンドレディオ」っていう番組をやってるんだけど、毎月第一、第三土曜日担当で二週間に一回なんだよね。ちょっとそれだと物足りないので、勝手にラジオ始めちゃいました。

金谷ヒデユキの「どーらく?ラジオ」
https://radiotalk.jp/program/61142

聞いて聞いてー。

そこで思ったのが、そーいや初めてラジオ番組を持ったのはいつだったろ?って事。
で、思い出してみたら今から30年近く前、25歳の頃でした。

TBSラジオのド深夜。夜中の3時。おそらく誰も聞いてないだろーって事を前提に、やりたいほーだいやってました。

例えば「放送禁止クイズ」コーナー

放送できない替え歌を作り、禁止用語の部分には「ピーーーーッ」という音声をかぶせて放送。「さあ、この『ピーーーーッ』の部分に入る放送禁止用語は何でしょーかー?」とリスナーに問題を出し、翌週正解を発表。

「正解は『ピーーーーーッ』でしたー!」

結局正解も放送できないという展開。でも正解者だけにはプレゼントを贈るので結果が分かる、というコーナー。

そして「芸能人からのプレゼント」コーナー

TBSの食堂に行き、有名人が使ったストローの包み紙などを貰ってきて勝手にリスナーにプレゼントする企画。

当時一番のお宝は「勝新太郎さんが吸ったタバコの吸い殻」。大麻で逮捕された後、他の番組に出演されてたのを見学に行き、吸いかけのタバコを頂いてリスナーにプレゼントしてました。

今、書きながらだんだん思い出してきたけど、ヤベーな!ヤベーな、当時の俺!なにやってんだ!

30年前だから許してちょ!

そのラジオを一緒にやってたのが、当時同じ事務所だったキリングセンスのふたり。そして女優の大塚寧々さん。

なんだ、このメンバー!

ちなみに大塚寧々さんのプロフィールからはこの事実は抹消されてます。いわゆる黒歴史だ!

この番組が芸能界デビューだった大塚寧々さんは後に女優へと羽ばたき、わたくし金谷ヒデユキは芸人を辞め、ミュージシャン宣言!ところがその宣言した声が小さすぎて誰の耳にも届かず迷走。

そしてキリングセンスのハギ、こと萩原正人は、その後肝硬変から肝臓ガンを患い、余命半年宣言。死を目前にした状態から渡米し、ダラスでの奇跡の移植手術を経て、今現在も生き続けています。「死ぬ死ぬ」詐欺です。

こうして30年前、同じラジオに関わった三人が、三者三様、波乱万丈の人生を歩んでいる。三人それぞれの人生を...三人...それ、ぞれ、あれ?

あれ?もう一人いるぞ。たしか四人で番組やってたはず。

金谷ヒデユキ、と、大塚寧々、と、キリングセンス。

キリングセンス、は二人組だから、もう一人いるはずだ。

あ、いた!河崎さんだ!河崎健男だ!

金谷ヒデユキ、大塚寧々、萩原正人。三人の行方は分かっているのに、ただ一人、河崎健男の行方だけが分からない。どこへ行ったんだろう?

「おーい!河崎さーん!生きてるかー!」

と叫びながら、たまたま手にしていた漫才協会主催「漫才新人大賞」のチラシに目を落とすと、そこには信じられない光景が!

決勝進出メンバー「2世代ターボ」の左側の人、キリングセンスの河崎健男だ!30年前、一緒にラジオやってた河崎健男だ!番組内で企画した「河崎さんの結婚相手募集」に応募してきたリスナーと結婚して、その後別居して、また復縁した、河崎健男だ!

まさか漫才協会にいたとは!しかも新人大賞に出演していたとは!

この新人大賞、出場資格が「コンビ結成20年以内」というかなりゆるーい条件のため、年齢が何才でも出場できるのです。理論上は。

だけどラジオを一緒にやってた30年前でさえ、たぶん35、6才、いや40才を超えてるという噂だった河崎さん。今、70近いんじゃないのか?

時空を超えた異世界「浅草漫才協会」だからこそ成立する70才の新人、河崎健男が出場する「漫才新人大賞」。

11月14日(土)浅草東洋館にて開催されます。

みなさま、驚異の新人、河崎健男を応援しに来てください!


★金谷ヒデユキ 

金谷ヒデユキの「どーらく?ラジオ」
https://radiotalk.jp/program/61142

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