座敷わらしと一緒にトイレに並んだ話
僕は小さい頃、座敷わらしとトイレに並んで用を足していた。
そして、トイレから出ると、そこには子どもたちの行列ができていた。
これが当時は普通であり、まったく不思議に思わなかった。
僕は夏休みに、親戚の家に預けられていて秩父の田舎で過ごすことが多かった。親戚の家は農家で、昼間は外で遊び、夕方になったら食事をして、そのあと宿題を片付けたらすぐ寝た。
眠りにつき、ふと目が覚める事がある。
だいたい、誰かに布団をたたかれる。そして、目が覚めると猛烈にトイレにいきたくなっていた。お