自分を愛するとは

自分を愛するには、と検索すると「生活を充実させよう」「自分から先に愛そう」「嫌なことから逃げよう」とかたくさんのアドバイスが降ってくる

でもそれはただの現実逃避というか、傷跡に絆創膏を貼って「よし、見えなくなったから傷は治ってる!」って思いこむことと変わらないのではと思えてくる。

本当に自分を愛するためには、理想の自分になるために行動するのではなく、完璧主義でプライド高くて生理前で昼寝かましてる今の自分そのものを好きになる必要がある。

傷をありあわせの楽しさや充実で覆い隠すのではなく、傷そのものを治療する必要があるのだ。

私は完璧主義で、頭の中に常に理想の自分像というものが存在する。
その自分像はとても美しく完璧で、それに近づけるよう努力してきた。

でもそれは、現在の不完全な自分から眼を逸らすための現実逃避でもあった。

その現実逃避癖を直すことができず人生を送ってきて、ようやく最近ちゃんと向き合おうと思うことができた。

でも生まれてから今まで完璧主義の人生しか生きてこなかったから、どうしたら問題を解決できるのか分からない。
直したいのに、問題もクリアになったのに、解決策が分からない。
そのジレンマを抱えていた。

それを抱えながら日々を過ごしていくにつれて、自分に何が必要なのかおぼろげながら分かってきた。

今の私に必要だったのは、孤独を受け入れること、自分を大事にすること。
1人だけど、それでも幸せだし、満たされてるし、人生楽しいじゃん
と思えるようになること。

自分を大事にするってよく聞く話だけど、それでもまだどうしたらいいか分からなかった。
それでも日々を過ごすにつれ、自分自身と対話ができている、自分が本当に必要としていることは何か、分かってきた

無意識のうちに「受け入れられる自分になるには」と考えている自分がいたでもそれは「理想の自分」を受け入れてるだけにすぎない

その時思った
「今のこのダッサい自分を受け入れる」ことが先決だと。
もう無理しなくていい、背伸びしなくていい、かっこつけなくていい
そのままのあなたで十分だと。もう十分頑張ってきたよね、と。

素の自分を受け入れて初めて
「もっと素敵な自分になるにはどうするか」考えていけばいい

今の私に足りてなかったものは「自己受容」だった
現在の自分を受けいれられないから、別のもので足りない部分を補おうとするんだ。

だからって別に完璧主義を否定するつもりもない
この性格のおかげで私は今までの人生を創ることができた。
だからとても感謝してるし、そのままでいいと思う。

今の自分を、無理に変え「なければならない」と思わないことが大切なんだ

そう素直に思えるようになったら、私は次のステージに進める
そんな気がする




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