PURE AEROと黒ラケ

どっちにしようか。今すごく悩んでいる。

候補は2つ。1つ目はBabolatのPURE AERO。重さは300か305くらいかな。試打してみたら最高だった。他のラケットも打ってみたけど、Pure Aeroだけは全然違った。スピンアシストってこういうものか!とすぐ分かる。本当に打ちやすい。機能性を考えるなら間違いなくこっちだ(ちなみにフレームの形、肌触りもいいかんじ)。
対抗馬はWilsonのPRO STAFF 97。重さは315。はっきり言って、打感はPURE AEROに及ばない。悪くはないけど。あと、少し自分にはオーバースペックな気もする。でも迷う理由がある。それは見た目だ。これが通常盤のPRO STAFFだったら迷う余地はなかった。でも今回は特別だ。NoirというシリーズのPRO STAFFなのだ。Noirは多分フランス語で黒という意味。黒塗りのラケットだ。黒塗りのPRO STAFFといえば、もちろんフェデラーだ。

ロジャーファンにとって、黒塗りのPRO STAFFは本当に良い思い出だと思う。フェデラーはPRO STAFF 90を使っていた。フェイス面積が異常に狭く難しいラケットだ。この赤と白のラケットで2012年のウィンブルドンも勝った。でも、その後は不調気味だった。特に2013年はショッキングな年だった。年齢的なこともあって、引退も囁かれていた。しかし、2014シーズン、フェデラーはラケットを替えた。フェイス面積は以前のものより広そう、と推測されていたけれど、黒塗りで謎のラケットだった。そしてこの黒塗りのラケットと共に、強いフェデラーが還ってきた。ブリスベンこそヒューイットに負けたが、AOでは天敵マレーを下してベスト4。ドバイではジョコ、空気に勝ち優勝。インディアンウェルズも準優勝と好調を取り戻した。やはり準優勝したウィンブルドンでも、黒塗りのラケットを使っていた。その後の北米シリーズあたりでベールを脱ぎ、PRO STAFF 97だと発表された。そうだった気がする。正体が判明して少しがっかりしている自分もいた。あー、あの謎感が良かったんだけどなぁ、って。共感してくれる人は絶対いるはずだ。今回のNoir PRO STAFF 97はこのときのフェデラーのラケットに瓜二つなのだ。欲しくならないわけがない。

そして、PURE AEROといえば、ラファエルナダルだ。昔はAERO DRIVEを使っていたけど、いつの間にか変わっていた。フェデラーとナダルなら?そりゃフェデラー派だよ!でも、機能性を考えるとPURE AEROもいいなぁ。

いやー、むずい笑

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