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【CS優勝】白抜き4C.CRYMAX ジャオウガ】

カナタです。

今回はあららぎ選手に使ってもらって、CSで全勝優勝した、【白抜き4C.CRYMAX ジャオウガ】の解説記事となります。

《CRYMAX ジャオウガ》を使用したデッキ自体は各地で勝ってはいるのですが、今回自分が構築したリストはちょっと異質だなと感じたので、解説記事を書かせていただきました。

個人的にはかなり綺麗にまとまったとは思っています。

全文無料ですので是非読んでいただけると幸いです。


第一章.《CRYMAX ジャオウガ》活かすためには?



7コストとは思えない、圧倒的なフィニッシュ性能を誇っています。

横になにかしらの生き物が存在するだけで、ゲームを終わらせることが出来る可能性を秘めているだけでなく、手札と盤面すら刈り取っていくため、ターンを返すことになっても優位な状況を作ることことが出来ます。


これだけ高いカードパワーをもっているのなら、上手くデッキとして形にすることさえできれば、かなり強いデッキとなるのではないかと考えました。

そんなことを考えていたら早速地元のCSで《CRYMAX ジャオウガ》を使用した構築が優勝しました。



《「復活」の鬼 ヨミノ晴明R》の「相手がバトルゾーンのカードを選ぶ時、かわりに自分が選ぶ。」という実質的な除去耐性の付与を活かし、《
CRYMAX ジャオウガ》によるフィニッシュ性能を大幅に上げています。

僕はこの「除去耐性」+「CRYMAX ジャオウガ」に大変魅力を感じ、このコンセプトを軸に構築を考え始めました。


1.「除去耐性」+「CRYMAX ジャオウガ」

このコンセプトを実現するに当たって真っ先に思いついたのがこのカード。

《異端流し オニカマス》です。

環境的に多い、【ラッカ鬼羅.star】に大きな圧をかけつつ、「アンタッチャブル」持ちという《CRYMAX ジャオウガ》とも相性が非常に良いカード。

これは僕の個人的な考えなのですが、現環境(2022年7月現在)で【ラッカ鬼羅.star】に不利がつくデッキを使いたくはありません。
それだけ、【ラッカ鬼羅.star】というデッキは強く、それに伴って母数もそれなりに多いという認識です。

その【ラッカ鬼羅.star】に強く、フィニッシュの役割まで担うことができるこのカードの評価は僕個人的には非常に高いです。


さらに、「除去耐性」+「CRYMAX ジャオウガ」以外の要素としてもう一つ「CRYMAX ジャオウガ」を活かす要素を取り入れました。


2.「過剰打点」+《CRYMAX ジャオウガ》



《CRYMAX ジャオウガ》というカードは単体で「相手のシールドを0にできるカード」です。

つまり、《CRYMAX ジャオウガ》の着地時に、「クリーチャー」が並んでいるほど、相手の受けの要求値が上がっていきます。

受けの質があまり高くないデッキや、《異端流し オニカマス》が刺さらないようなデッキには、このプランで十分に勝てると考えました。

このプランを実現しやすくするために今回採用したギミックがこちらです。

《カツキング》と《蒼き守護神 ドギラゴン閃》です。

盤面処理と展開を同時に行うことが出来る、アドバンテージの塊のようなムーブができます。

こちらも小型クリーチャーを軸に展開する【ラッカ鬼羅.star】に強く出ることができます。

《カツキング》自体の単体性能がとにかく高く、盤面処理だけでなくリソース確保の役割を担うことが出来ます。


「除去耐性」+《CRYMAX ジャオウガ》
「過剰打点」+《CRYMAX ジャオウガ》

上記2つのギミックを採用することで、《CRYMAX ジャオウガ》でのフィニッシュをより確実にし、より太い勝ち筋を作ることが可能になりました。

これにより出来上がったものが以下の構築です。


第二章 構築


4 x 切札勝太&カツキング -熱血の物語-
4 x 天災 デドダム
4 x 極楽鳥
4 x フェアリー・Re:ライフ
4 x 異端流し オニカマス
4 x 百鬼の邪王門
3 x CRYMAX ジャオウガ
3 x 拷問ロスト・マインド
2 x 蒼き守護神 ドギラゴン閃
2 x 悪撃縫合 ドルゲペイン
2 x 闇鎧亜ジャック・アルカディアス
1 x 蒼き団長 ドギラゴン剣
1 x 生命と大地と轟破の決断
1 x 幻緑の双月/母なる星域
1 x メガ・マナロック・ドラゴン

文明内訳
火 14枚 水 14枚 闇 18枚  自然 21枚 光 2枚 多色 19枚

《カツキング》と《CRYMAX ジャオウガ》の両方を採用するため、必然的に「白抜き4C」という形で組むことになりますので、【4C邪王門】の基盤を取り入れる形で構築しました。

構築自体は【4C邪王門】に《CRYMAX ジャオウガ》と《異端流し オニカマス》を採用したものです。
余った枠にメタカードと《百鬼の邪王門》や《蒼き守護神 ドギラゴン閃》から展開して強力なカードを採用して、40枚にまとめました。

《百鬼の邪王門》を採用できているため、受けの質自体は一定の質が担保されています。
そこに《異端流し オニカマス》が加わり、相手の展開も制限できるので、対ビートダウンにも強いです。
この、《異端流し オニカマス》+《百鬼の邪王門》の組み合わせがとにかく強力で、比較的受けを貫通しやすい【JO退化】に対しても有利に立ち回ることができます。




各種カード解説


《極楽鳥》 4枚

常識的に考えれば、《地龍神の魔陣》や《フェアリー・ライフ》等の2コストブーストがかわりに入ることが多いかと思います。

しかし、「4C」という色基盤でデッキを構築するということは、それだけ色の管理が難しいということになります。

皆様も、3ターン目に《天災 デドダム》をプレイしようと思ったら、色が無くてプレイ出来ないといった経験があるのではないでしょうか?
構築段階での色基盤が多ければ多いほど、このような事故のリスクは上がります。

このリスクを減らすためには、デッキ内の色基盤を調整することになるのですが、これは同時にデッキの構築に縛りがあるということにもなります。


その縛りをある程度解消することが出来るのが、全ての文明をもつ「極楽鳥」なのです。

すべての文明のマナとして扱うため、《切札勝太&カツキングー熱血の物語》や《天災 デドダム》のような3色のカードの序盤のプレイのしやすさは格段に上がっています。

「飛行」をもっているため非常に場持ちが良いです。
勿論何かしらの除去カードで盤面から消える可能性はあるのですが、現環境でこのカードを除去できるのは中盤以降であることが多いため、必要最低限の仕事はしてくれます。

攻撃が全くできないと思われがちですが、「シールドをブレイクできない」のであってダイレクトアタックは可能です。
このダイレクトアタック時に「飛行」の能力が活かされ、相手の「ブロッカー」をすり抜けて攻撃できるのも非常に優秀です。

このデッキのコンセプトの一つである、「過剰打点」+《CRYMAX ジャオウガ》のギミックとも嚙み合っています。

このデッキの初動であり、マナ基盤を支えているカードでもあるので4枚採用しています。


《フェアリー・Re・ライフ》 4枚

特に語ることのない初動枠です。

《地龍神の魔陣》と比較して、単色である点を評価してこちらを採用しています。

《切札勝太&カツキングー熱血の物語ー》や《天災 デドダム》で、十分山を掘ることが可能なので、《地龍神の魔陣》を採用する必要はないと判断しています。

《異端流し オニカマス》 4枚

メタカード兼フィニッシャー。

【ラッカ鬼羅.star】の展開を大幅に抑制し、《カツキング》での盤面処理と合わせることで、ボードアドバンテージで差をつけることができます。

現状の【ラッカ鬼羅.star】はこのカードを除去する術は採用されておらず、盤面に置くだけで、テンポをとることができます。

【JO退化】に対しても強いカードで、《キャンベロ <レッゾ.Star>》以外での展開を許しません。
未来王龍 モモキングJO》で踏み倒したクリーチャーは全てバウンスすることができます。

対象にとられないこともあり、《CRYMAX ジャオウガ》との相性も抜群です。
前述したように、「除去耐性」+「CRYMAX ジャオウガ」を体現しているカードで、高いフィニッシュ性能を誇っています。

このデッキのメインコンセプトでもあるので、4枚採用しています。


《天災 デドダム》 4枚

今更語る必要もない最強リソース。

《CRYMAX ジャオウガ》を使うに当たって、盤面に残るリソースというのは非常に優秀で、このデッキのコンセプトである、「過剰打点」+《CRYMAX ジャオウガ》を体現しやすくしてくれています。

《極楽鳥》のおかげでかなりプレイしやすくなっているため、安定して3ターン目以降にプレイできるのも良いです。

また、《蒼き守護神 ドギラゴン閃》、《百鬼の邪王門》の踏み倒し先にもなるため、これらのカードのヒット率にも貢献してくれています。

いつ一時も腐ることがないため、4枚採用しています。


《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》 4枚

盤面処理、リソース確保、受け札、全てを兼ね備えた魔法のカード。

《蒼き守護神 ドギラゴン閃》、《蒼き団長ドギラゴン剣》と合わせることで盤面処理と展開を同時に行うことが出来ます。

中盤以降でリソース確保をしつつ展開を行うことで、このデッキのコンセプトである「過剰打点」+《CRYMAX ジャオウガ》の再現性を上げることが出来ます。

自身が条件つきではあるものの、「S・トリガー」であることや、《百鬼の邪王門》で2面処理が行えることを考慮すれば、このデッキの「受けの質」の向上にも大きく貢献してくれています。

ある意味このデッキの核となる存在でもあるため、4枚採用しています。

《百鬼の邪王門》 4枚

このデッキの「受け」の要となるカードです。

このカードから《カツキング》、《闇凱亜 ジャック・アルカディアス》、《悪撃縫合 ドルゲペイン》のどれかを踏み倒せれば2体の攻撃を止めることできます。

《一王二命三眼槍》と同時に採用されることが多いですが、《異端流し オニカマス》相手の展開を阻害することで、盤面に並ぶクリーチャーを絞っているので、このカードだけでも十分受けとして機能します。

このカードから踏み倒せるカード自体は13枚ほどあるので、手打ちでも一定のアドバンテージを稼ぎやすいのも強みです。

また、《CRYMAX ジャオウガ》で簡単に相手のシールドを0枚にできるため、追い打ちをかけることにも使えます。
「スピードアタッカー」が採用されていないため、少し旨みが薄いですが、相手の「ブロッカー」等を除去して突破する使い方等もありますので、是非覚えておきましょう。

受けの要でもあり、雑に使うことも可能なため4枚採用しています。



《拷問 ロスト・マインド》 3枚

メタカード枠です。

速度的に間に合いにくい、【青単ム―トピア】や【青魔道具】に対して、大きくテンポをとるために採用しています。
このカードでテンポを取り、こちらの《CRYMAX ジャオウガ》を間に合わせることで勝機を見出いだしています。

【青魔道具】に対してこのカードを使うと、《ガル・ラガンザーク》の着地が間に合ってしまう懸念がありますが、《CRYMAX ジャオウガ》の攻撃時に破壊できるのでさほど問題はありません。

勿論メタカードですので、刺さっていない環境でしたら抜くことも視野に入れて構いません。
僕は先日、新潟県のCSに参加した際に、《4C邪王門》と《黒入りガイアッシュ覇道》が多いのを見越して《七王無き宮殿》に差し替えました。

ここの枠はかなり自由が利く枠ですので、環境に合わせてお好きなカードに差し替えていただいて問題ありません。


《CRYMAX ジャオウガ》 3枚

このデッキのメインフィニッシャー。

相手のシールドを0枚にしつつ、手札2枚とクリーチャー1体を破壊できるという、とんでもないアドバンテージを稼げるカードとなっています。

3枚のシールドをブレイクするリスクこそありますが、《異端流し  オニカマス》と合わせた「除去耐性」+「CRYMAX ジャオウガ」のプランや、《蒼き守護神 ドギラゴン閃》と合わせた「過剰打点」+《CRYMAX ジャオウガ》のプランで、リスクを軽減することができます。

相手が抱えている「ブロッカー」をハンデスできれば《ヘブンズ・ゲート》をケア出来たり、《百鬼の邪王門》や《一王二命三眼槍》を落とせれば、さらに耐えられるリスクを軽減できるため、本当にフィニッシュ性能が高いカードです。

コストが重いのであまり使いませんが、3体破壊することで敗北回避や除去耐性を得ることができるので覚えておきましょう。


メインフィニッシャーなので4枚採用と言いたいのですが、後述する《幻緑の双月/母なる聖域》に枠を譲っているため3枚採用しています。



《悪撃縫合 ドルゲペイン》 2枚

採用されること自体がほぼないディスペクターだと思いますが、このデッキの縁の下の力持ち的な役割を担ってくれています。

まず単体性能がとても優高いです。
「EXライフ」もちの「マッハファイター」なので、盤面除去をしつつ、場持ちが良いアタッカーとして場に残り続けます。
この「EXライフ」は「除去耐性」+「CRYMAX ジャオウガ」のプランとも合致しており、このデッキととても相性が良い効果となっています。

また、自軍のクリーチャーの攻撃時に、リソースを拡張する効果と、墓地の枚数分だけパワーが上がるのも優秀です。
このカード自身が殴るときに誘発するのは勿論ですが、自分のクリーチャーが殴るときも発動できるのがとても偉く、手札を潤沢にすることができます。

極楽鳥》とは好相性で「シールドをブレイクできない」効果を利用してノーリスクで効果を誘発させることができます。
「シールドをブレイクできない」というのは裏を返せば「0ブレイカー」という意味なので、盾を攻撃すること自体は何の問題もありません。
また、「飛行」によりブロックや殴り返しもされることがないため、本当に何もリスクを冒すことなく効果を誘発できます。

自信の効果で墓地を肥やすことでパワーを上げるとも勿論可能ですが、《百鬼の邪王門》や《天災 デドダム》等の能動的に墓地を肥やせるカードが多数採用されているので、気づけばとんでもないパワーになっていることも多々あります。

青黒緑の3色ということで色もとても優秀です。
初手でマナに置いて、後続の動きを安定させることができるのは勿論ですが、《百鬼の邪王門》《蒼き守護神 ドギラゴン閃》《蒼き団長 ドギラゴン剣》の踏み倒し先にもなるので展開する際にも役立ってくれます。


このように全ての能力に隙がなく、全く腐らないカードとなっていますが、枠の都合で2枚にしています。


《闇凱亜 ジャック・アルカディアス》 2枚

【青魔道具】に対してのメタカード枠。

除去範囲が広い点が優秀で、《卍新世界卍》を破壊する以外にも、《カツキング》で処理しきれない《その子供 可憐につき》のようなカードを処理してくれます。

《百鬼の邪王門》《蒼き守護神 ドギラゴン閃》《蒼き団長 ドギラゴン剣》の踏み倒し先にもなります。
特に 《百鬼の邪王門》で踏み倒した際は、「確定除去」+「小型除去」の2面処理で受け切ることもできる点は嬉しいです。

また、自身が「S・トリガー」持ちなので【赤単】や【ラッカ鬼羅.star】のようなデッキ対しても最低限の受けとして機能してくれます。

メタカード枠なので2枚に抑えていますが、【青魔道具】の母数次第では増やすことを視野に入れて良いカードとなっています。


《蒼き守護神 ドギラゴン閃》 2枚

《カツキング》の革命チェンジ先①。

自身がブロッカーであり、ターン終了時に置きあがるため、ビートダウン対面では得に強力なカードとなっています。

展開できるクリーチャーが不確定なのが少し不安に思えますが、このデッキには13枚の多色クリーチャーが採用されているため、外すことの方が珍しいです。

《蒼き団長 ドギラゴン剣》と合わせて3枚採用することで《カツキング》で十分に触れるようになると判断したため、2枚の採用となっています。


《蒼き団長 ドギラゴン剣》 1枚

《カツキング》の革命チェンジ先②。

《蒼き守護神 ドギラゴン閃》と比較すると、踏み倒し先が確定している点と、「スピードアタッカー」付与による打点増強が大きな違いとなっています。

出すカードが確定しているということで、盤面処理を行う時に強いだけでなく、「スピードアタッカー」付与で詰める際にも活躍してくれます。

殿堂カードなので1枚の採用となっています。


《幻緑の双月/母なる聖域》 1枚

上面は初動、下面はマナゾーンの《CRYMAX ジャオウガ》に触ることが出来るカードです。

《天災 デドダム》や《カツキング》でこのカードに触りながら、マナゾーン《CRYMAX ジャオウガ》と入れ替えることが出来るので、柔軟な動きが可能になります。

4枚目の《CRYMAX ジャオウガ》にするよりは1枚このカードにしておくだけで小回りが利くため、1枚だけこのカードに差し替えています。


《生命と大地と轟破の決断》 1枚

入れておくだけでなんでもできる万能殿堂カード。

マナに置いておくだけでプレイの選択肢を格段に増やすことができます。

序盤で色確保のためにマナに置いてしまった《カツキング》に触ることが出来たり、「マッハファイター付与」で「極楽鳥」ですら盤面処理できたりと、かなり広範囲の仕事をやってのけます。

パワーカードですが殿堂カードなため、1枚採用です。


《メガ・マナロック・ドラゴン》 1枚

最強のテンポカード。

3色以上の色構成で構築されているデッキに対して、圧倒的なテンポアドバンテージを稼げるカードで、このカードがプレイできたおかげでゲームに勝つことがあるほどのカードパワーがあります。

このカード自体が「革命チェンジ」に対応しているため、マナを縛りつつ、「革命チェンジ」で盤面を広げるといった芸当も可能です。

このデッキは《カツキング》や《百鬼の邪王門》等で山札を掘りやすいので、他のデッキと比較するとゲームに絡む機会が多いです。

殿堂カードなため1枚採用です。



7/27 最新版構築

4 x 切札勝太&カツキング -熱血の物語-
4 x 天災 デドダム
4 x 極楽鳥
4 x フェアリー・Re:ライフ
4 x 異端流し オニカマス
4 x 百鬼の邪王門
4 x CRYMAX ジャオウガ
3 x 大地門ライフ・ゲート
2 x 蒼き守護神 ドギラゴン閃
2 x 悪撃縫合 ドルゲペイン
2 x 闇鎧亜ジャック・アルカディアス
1 x 蒼き団長 ドギラゴン剣
1 x 生命と大地と轟破の決断
1 x メガ・マナロック・ドラゴン




筆者がこの記事の作成に時間をかけている間に環境が大きく変わってしまいました。
誠に申し訳ございません。

環境の変化に伴い、最新版のリストに関しての解説をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。



【ガイアハザード退化】の増加に伴い、そちらに勝てるように再構築したリストとなっています。

《自然の四君子 ガイアハザード》を除去できるように《大地門 ライフ・ゲート》を採用しています。

このカードで《自然の大君子 ガイアハザード》を除去して、面を広げることができるようになっています。

従来の構築では一度盤面に出てしまった《自然の大君子 ガイアハザード》に対処することが出来ませんでしたので、除去札を採用する必要が出てきました。

雑に使っても《天災 デドダム》や《カツキング》を踏み倒せるため、非常に汎用性の高いカードとなっています。

「S・トリガー」であるため、デッキの受け性能も向上している点も嬉しいです。

また、このカードのおかげでマナゾーンに触りやすくなったため《幻緑の双月/母なる聖域》を4枚目の《CRYMAX ジャオウガ》に差し替えています。

以前の構築での「メタカード枠」であった《拷問 ロスト・マインド》を抜いて採用しているため、3枚採用となっています。
現環境では【青魔道具】や【青単ム―トピア】に対するメタよりも【ガイアハザード退化】に対するメタの方が優先度は高いため、このような構築となっています。


第3章  各対面プレイ解説

7/27日 最新版構築を基準に解説しています。



【ラッカ鬼羅.star】 有利対面

《異端流し オニカマス》で相手の展開を抑制しつつ、盤面除去で少しずつボードアドバンテージで差を開いていきます。

《異端流し オニカマス》+《カツキング》の組み合わせが有効です。
《異端流し オニカマス》を除去する術がないのに対して、こちらは《カツキング》で一方的に盤面を取れるので、非常に有利な戦いを行うことができます。

《その子供 可憐につき》が盤面にいると《カツキング》で盤面を除去することができないため、《闇凱亜 ジャック・アルカディアス》や《生命と大地と轟破の決断》で除去して対応しましょう。

【JO退化】 有利対面

このデッキも《異端流し オニカマス》が非常に刺さる対面です。


《未来王龍 モモキングJO》で踏み倒したクリーチャーは全てバウンスすることができます。
しかし、《キャンベロ <レッゾ.Star>》をバウンスし続けてしまうと《未来王龍 モモキングJO》での「無限攻撃」が可能になります。

さらに、《アルカディアス・モモキング》か《無双龍鬼 ボルバル・モモキング》+《キャンベロ <レッゾ.Star>》の侵略の2枚重ねの組み合わせの場合、《異端流し オニカマス》でバウンスしなかったとしても、ジャスキルできる打点を作られてしまいます。

このプレイを取られた場合は、あえて《異端流し オニカマス》のバウンス効果を全て使って「無限攻撃」の状態を作ってください。
このプレイを取ると、《未来王龍 モモキングJO》の状態で攻撃してくることになるため、こちらの受けの要求値が下がります。
《キャンベロ <レッゾ.Star>》の状態だと《カツキング》や《百鬼の邪王門》で処理しきれなくなってしまうので、「《未来王龍 モモキングJO》の状態を維持させる」というのを頭に入れておいていただければ良いかと思います。

逆に《キャンベロ <レッゾ.Star>》だけに進化した場合は、バウンスをしないことがあります。
相手の手札に2枚目以降の《キャンベロ <レッゾ.Star>》が無ければ攻撃が止まる可能性がある2ため、相手の手札の枚数や《進化設計図》で手札に加わったカード次第でバウンスするかを決めましょう。

最近の【JO退化】は《学校男》や《クリティカル・ラブ》が採用されていることが多いため、《極楽鳥》や《天災 デドダム》等を横に添えておいてケアするようにしましょう。

【赤緑アポロ】 有利対面

こちらも《異端流し オニカマス》が刺さる対面です。
相手側はこの《異端流し オニカマス》がいる状況で《超神羅星 アポロヌス・ドラゲリオン》をプレイしてしまうと、シールドをブレイクするだけで終わってしまうため、まともに動くことができません。

この場合、《轟く侵略 レッドゾーン》で《異端流し オニカマス》を破壊しつつ攻撃してきます。
このプランは《超神羅星 アポロヌス・ドラゲリオン》のプランを切り、《轟く侵略 レッドゾーン》単騎で攻撃するパターンですので、問題なく受け切ることができます。

《異端流しオニカマス》が引けなくても、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》を除去できる「S・トリガー」が《カツキング》と《大地門 ライフ・ゲート》の8枚、さらに《百鬼の邪王門》まであるため、受け切れる可能性は高いです。

2ランデスは喰らうことになりますが、相手側も打点を生成するのに時間がかかります。
相手がもたついている《百鬼の邪王門》を探したり、《悪撃縫合 ドルゲペイン》でシールドを増やすようにしておきましょう。


【ガイアハザード退化】 5割

《異端流しオニカマス》+《CRYMAX ジャオウガ》が決まればほぼ勝てるのですが、基本的に相手の《自然の大君子 ガイアハザード》の着地の方が速いです。

そのため、必ず《ライフ・ゲート》を抱えてカウンターできるようにしておきましょう。
《デスマッチ・ビートル》が盤面にいる場合がありますので《カツキング》を踏み倒して《デスマッチ・ビートル》を除去しながら一旦リソースを稼ぎましょう。

一度《自然の大君子 ガイアハザード》さえ除去できれば2体目の召喚までは時間がかかります。
《絶望と反魂と滅殺の決断》に気をつけながら、手札を出来るだけキープして立ち回るようにしましょう。

【赤単】 5割

相手の攻撃を受け切れるかどうかの勝負で、《百鬼の邪王門》の捲り方と盾次第のゲームです。

《BAD・ブランド》のプランであれば大抵受け切れるのですが《我我我 ガイアール・ブランド》が絡んだ打点数だと受け切れるかは微妙です。
《百鬼の邪王門》での2面受けることが前提+何かしらの「S・トリガー」か「G・ストライク」で受けることになるので少し要求値が高いです。

無事受け切ることができれば《カツキング》と《蒼き守護神 ドギラゴン閃》で盤面を作るか、《カツキング》の革命0による「スピードアタッカー」を駆使して殴り切りましょう。

【青魔道具】 5割

《闇凱亜ジャック・アルカディアス》を引けるかどうかの勝負です。

こちらの《CRYMAX ジャオウガ》の着地よりも《卍新世界卍》の起動が速いです。
《百鬼の邪王門》や《大地門 ライフ・ゲート》で受け切れないこともないですが、《ガル・ラガンザーク》の枚数次第では受け切るのが難しくなるので《卍新世界卍》を破壊できることに越したことはないです。

《卍新世界卍》破壊後は《ガル・ラガンザーク》が着地してしまいますが、《CRYMAX ジャオウガ》で破壊できるため問題ありません。

フィニッシュは《異端流し オニカマス》+《CRYMAX ジャオウガ》を目指し、《堕呪 ギャプドゥ》を踏むのは割り切って殴り切りましょう。

【青単ム―トピア】 基本不利対面(構築次第では勝率の向上可能)

《拷問 ロスト・マインド》を採用した枚数分だけ勝率が上がります。

逆に採用しなければ絶対に勝てない対面ですので、環境に《青単ム―トピア】が多いなら《拷問 ロスト・マインド》を採用しましょう。

相手が動く前に唱えることができれば、こちらの動きが間に合うので十分戦うことが可能です。

しかし、相手の手札が整えば反撃されてしまうので、できるだけ早く勝負を決めるようにしましょう。
相手の手札の枚数を確認しつつ、ターンを返せばループに入られそうであれば、《CRYMAX ジャオウガ》でジャスキルを狙って下さい。
もし倒しきれなくても、攻撃時のハンデスが効く可能性もあるため十分勝機はあります。

《セイレーン・コンチェルト》や《魔道管理室 カリヤドネ》をハンデス出来ている場合はループプランを取ることが出来ないため、《百鬼の邪王門》を抱えてカウンターを狙うプランも有効です。


【グルメ墓地ソース】 不利対面

こちらの動きが相手のビックアクションに間に合いません。

《暴走龍 5000GT》で盤面は壊滅し、《ブラキオ龍樹》《大樹王 ギガンディダノス》のどちらかでも着地するだけで苦しい戦いを強いられてしまいます。

《大地門 ライフ・ゲート》で切り返せないことはないですが、すぐに再展開されてしまうことが多く、あまり有効ではありません。

相手の事故を願いながら戦わなければならない対面ですので、不利対面です。


最後に



投稿が遅くなってしまいましたが最後までお読みいただき、ありがとうございました。

個人的にはかなり綺麗な構築にまとまったと思っていますので、もしよければ触ってみてください!

質問等ありましたらDMの方でお答えしますので、遠慮なく聞きに来て下さい。

それではまた次の記事にお会いしましょう!

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