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23'チャンピオンズC/セラフィックコール


★基本データ★

★過去データ★

★考察★

●前走の考察

23'みやこS(1着:-0.5秒差)
京都1800m

大外枠に加えて、スタート後に躓くアクシデントがあり、最後方からのスタート。序盤のペースもまぁまぁ速いため、リカバーにはそれなりのパフォーマンスを割いたレースだっただろう。
3F地点で大きく緩んではいるが、4F以降は淡々としたラップになっている。レースタイプのカテゴリーとしては基礎スピード型としたが、ラスト6Fの超ロングスパート戦と見ても良いかもしれない。
淡々としたラップの中で最速地点が「L3=12.1秒」だし、4F地点からそれなりに速いラップを刻んでいるので、仕掛けはかなり強いレースになっている。スタミナが必要な馬場ということもあり、L2地点から消耗戦に突入していて、L1ポテンシャル力も強めに求められている。前目で競馬をした馬にとっては結構難しいレースになっているので、⑪番手の中団から弾けたセラフィックコールにとっては割と脚を出し切りやすい展開ではあったと思う。序盤のリカバーでパフォーマンスを割いている分もあるので、インパクトの強さは測りづらいところ。

●注目レース

23'JRAアニバーサリーS(1着:-0.6秒差)
阪神1800m

スタートで⑨番のオーロイプラータに接触。早々に外に進路を切り替えて横綱競馬で挑むことになる。
かなりのパサパサダートの中で、序盤の流れも結構速く、基礎スピード力が求められている。なおかつ最速地点が「L5=12.3秒」なので、仕掛けもかなり強いレース展開になっている。このレースはL4地点から消耗戦に突入しているし、L1ポテンシャル力もかなり強く求められている。結果が示すように馬券圏内の馬は序盤で脚を温存していた馬のみで構成されることになった。
このレースは流石に展開面がハマった感じだと見て良いだろう。とはいえ2着とは-0.6秒差をつけての快勝だし力の差は見せつけたと言って良いだろうね。

●展望

前半のポジションが取れないタイプなので展開の恩恵が欲しいタイプではある。おそらく今回も後方寄りの競馬になるだろう。
無敗の5連勝で波に乗っているセラフィックコールだが、L1ポテンシャル力が強く求められる展開が良いだろうね。冬の中京ダートはパサパサダートになりやすいので馬場適性的には良いだろう。あとはペースが上がるかどうかと、仕掛けが強くなるかどうかがカギになってくる。
最近のチャンピオンズCはミドルペースからスローペース戦という傾向が強く、ペースが上がり切らないのはセラフィックコールにとってはあまり良い材料ではないね。となれば、あとは仕掛けがいかに強くなってくれるかだろう。仕掛けが強くなってL1ポテンシャル力を求められるパターンは、チャンピオンズCではそれなりにあるので、このパターンなら怖い一頭になってくる。
ペースが上がらず仕掛けもそれなり…となると、セラフィックコールが見せてきたパフォーマンスを今回も同じように引き出せる可能性は小さくなってしまうだろう。チャンピオンズCは割とそういう展開もあるので、ここが個人的には難しい判断になる。

今回のチャンピオンズCは抜けた人気馬がいないし、展開面を予想するのも難しいとなれば、軸馬をこだわって決めずに三連複のBOXで馬券を狙っていくのも有りかなと思っている。
そういう意味ではしっかり馬券に絡めておく必要がある馬だろう。
ただし近年のチャンピオンズCは、ペースも落ちきやすく仕掛けも強くなりづらいので、後ろから簡単に突っ込めるほど楽な展開にはなりづらい。そういう展開のレースであれば、スタートをしっかり決めて前半のポジションをそれなりに取っていく必要があるだろう。ゆえに本命や対抗といった印は打ちづらいタイプ。
印を打つならば▲(2列目相当)が一番しっくり来る。

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