21'中山記念 各馬考察⑨クラージュゲリエ/牡5/56.0kg/ルメール

★適正タイプ
　父:キングカメハメハ(欧州型キングマンボ系)※主張タイプ
母父:タニノギムレット(欧州型ロベルト系)

　主流馬場(良馬場):〇
非主流馬場(良以外):

　短距離:
短中距離:
　中距離:〇
中長距離:▲
　長距離:

坂有:〇
平坦:△

大回り:▲
小回り:〇

　根幹距離:〇
非根幹距離:▲

★度数
・中山芝1800m(初)
・芝1800m(1-0-2-1)
・中山芝(0-0-0-1)
・騎手 ルメール(初騎乗)

★レースタイプ評価
①20'アンドロメダS(阪神芝2000内(A)良)2着(+0.1)
時計指数 99(C+)/非時計指数 105(E)
後半トップスピード戦(流れ2F/仕掛L4/最速L3)/減速度L2(A)/脚質:差し(7-7-7-6)
【LAP】1.58.8(-0.2/ミドル)
12.5-10.9-12.0-11.9-12.0-12.4-11.6-11.2-11.9-12.4

②21'日経新春杯(中京芝2200(A)稍)3着(+0.3)
時計指数 92(E)/非時計指数 117(D)
後半ポテンシャル戦(流れ3F/仕掛L6/最速L5)戦/減速度L1(B)/脚質:差し(6-6-4-6)
【LAP】2.11.8(+1.5/スロー)
12.5-11.2-11.6-12.9-12.5-11.9-11.7-11.8-11.8-11.7-12.2

★21'中山記念について

キングカメハメハ産駒なので欧州型キングマンボ系、母父はタニノギムレットで欧州型ロベルト系。
父系、母系ともに欧州型。さらに母系はサンデー系が主張しており、中山1800m戦で良きとされるRobertの血も入っている。血統的には推したいところ。キンカメ産駒だし母系にサンデーの血もあるので日本の主流血統寄りな感じはする。
というわけで、注目レースを分析して判断していく。

20'アンドロメダSは、良馬場の後半トップスピード戦で-0.2秒のミドルペース戦。
仕掛けはL4から11.6-11.2-11.9-12.4となっており、L4から中間的な脚を使ってL3最速戦。
前半5F地点まではかなりタイトなラップになっており、大きな緩みは6F地点で息が入った程度。基礎スピードが明確に問われたトップスピード戦で仕掛けも早め。L2地点から消耗が始まってL1も12.4と落としているので、良馬場の中距離トップスピード戦にしては消耗度の高いレースになっている。

21'日経新春杯では良馬場の後半ポテンシャル戦。+1.5秒の稍スローペース戦になっている。
仕掛けはL6から111.9-11.7-11.8-11.8-11.7-12.2となっており、分散型の超ロンスパ後半ポテンシャル戦になっている。

長期休養明けから順調に馬券圏内に来ており素材の高さは見せてきているクラージュゲリエ。
今回は休み明け3走目だが、好調時は崩れずらいキングカメハメハ産駒。さらに使い込んで良くなっていくタイプだし、叩き良化型のタイプでもあるので、今回も好走に期待できるのかなというところ。現在は除外対象馬ではあるんだが。

やはりアンドロメダSが良かったかな。基礎スピードをしっかり問われた中でトップスピード面を活かせたのは大きい。キンカメ産駒にサンデーの血が入っているということで、主流の条件でもある程度走ってこれると。
アンドロメダSや日経新春杯を見る限りでは、時計はある程度出た方が良いタイプだと思う。
京都2歳Sや札幌2歳Sでもその片鱗は見せているし、高速馬場の方が向くタイプだと思う。
個人的には非主流血統が走りやすい中山1800m戦は少し適正から外れている可能性はあるんじゃないかなと思う。血統的には走っても全然おかしくないんだけどね。
時計の掛かる馬場で買いたい馬が多いので、高速馬場で時計が出るようなレースなら重たい印もありかな。馬場に依存したいと思う。時計が掛かるなら△、時計が出るようなら〇か▲程度の印を打つイメージで。