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22'チャンピオンズC/各馬考察①テーオーケインズ

★基本データ+血統★

★ラップ&バイアス★

★脚質★

★総合評価★

中京コースは4戦3勝と得意コース。
昨年のチャンピオンズCは2着と-1.0秒差という異次元のパフォーマンスで突き抜けた。
今年は1強ムードが漂うチャンピオンズC。期待に応えて羽ばたくことが出来るのか。

まずは昨年のチャンピオンズCについて。
馬場コンディションは、良表記の標準馬場。
前半は「12.5-11.1-12.9-12.8-12.1」。中京ダート1800mは2F目の途中でコーナーに入っていく。基本的にどのレースでもそうだが2F地点は序盤で一番加速がつきやすい部分にあたる。このレースも2F地点は11.1と速いペースが刻まれている。ゆえに遠心力によるスピードロスが小さくなる内を立ち回る馬にとってはかなり有利に働く。スタートから上り坂+コーナーの立ち回りにより3F地点では一気にペースが落ちやすい。このチャンピオンズCも例に漏れなく3F地点で一気に中弛みが起こっている。
後半は「12.1-12.3-12.2-11.8-12.0」。3角~4角地点のペースはそこまで速くないのでスピードロスに関しては意識しなくても良いだろう。L5地点からのロングスパート戦といったところ。極端ではないがL2地点で一脚が求められており、ギアチェンジも求められている。
テーオーケインズは内枠から1角で内目をスムーズに立ち回れたのが良かったね。前半はペースが上がりづらいコースなので無理なく前目のポジショニングを取れるのも脚質とフィットしやすいのだろう。スローロンスパから瞬間的に一脚を引き出せるタイプだし中京ダート1800mは持ち味の活きるコースなのは確か。

3走前の平安Sについても見てみる。
昨年のチャンピオンズCとかなり似ているレースタイプなので、サラっと見ていく。
馬場コンディションは、良表記ではあるが時計の出やすい高速馬場。
前半は「7.2-10.9-11.3-13.4-12.9」。スタートはやや下り坂なので1800m戦よりも序盤の勢いがつきやすい。1角地点まで結構速いペースで流れていて、テーオーケインズは先行内目の立ち回りでスピードロスの不利は受けていない。その語は大きな中弛みで息の入る展開へ。
後半は「12.6-12.5-12.3-11.6-12.3」。3角~4角地点のペースは速くないのでスピードロスに関しては意識しなくても良いだろう。ラスト2F戦と言っても良いレベルで瞬間的なギアチェンジが求められている。
ここではチャンピオンズCよりも基礎スピードを高いレベルで求められているので、ペースアップにもある程度対応出来ると推察出来るのは良いポイント。

今年のチャンピオンズCについて。
とにかく中京ダート1800mは間違いなく合うタイプなので、1強ムードとはいえ軸馬候補の中心的存在になる。
気になるポイントは1つ。外枠を引いた時にどの程度評価を下げるかどうか。外枠を引くと2F地点(1角地点)で遠心力によるスピードロスが大きく影響するのは間違いない。上り坂スタートにもかかわらず、チャンピオンズCの2F地点は11秒台前半がザラに出るし、10秒台が出ることも少なくない。ここで外々を回すとなるとやはり結構な不利に繋がると思う。
後半は前目の位置からスローのロングスパートをかけて強いタイプなので、外枠から1角でスピードロスをモロに受けて、さらに縦のポジショニングも下がるとなれば、足元を救われる可能性は小さくないんじゃないかな。
また、パサパサダートで37秒台の上りが求められるような展開だとテーオーケインズの良さは削がれると思うが、チャンピオンズCは基本的にそこまでタフな展開にはならないし、砂質やペースバランスによる不安というのは個人的に気にしなくて良いかなと思っている。
4枠よりも内を引いたら軸馬候補になる可能性はかなり高いと思う。


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