22'中山金杯/各馬考察④ウインイクシード

★基礎データ★

馬齢:牡8
斤量:56.0kg
騎手:松岡正海

★血統★

-----父-----
マンハッタンカフェ
【日本型】
大系統:サンデー系
小系統:Tサンデー系

-----父母父-----
Law Society
【欧州型】
大系統:セントサイモン系
小系統:リボー系

-----母父-----
ボストンハーバー
【米国型】
大系統:ナスルーラ系
小系統:ボールドルーラー系

-----母母父-----
Majestic Light
【欧州型】
大系統:ネイティヴダンサー系
小系統:レイズアネイティヴ系


★レース分析★
※4角位置の(数値)は、小さいほど前、大きいほど後ろの競馬。
※前残り度の(数値)は、小さいほど前残り、大きいほど前崩れ。
※【スピードバイアス】は、マイナスが大きいほど速いラップを刻んでいることを示す。
逆にプラスが大きいほど緩んだラップを刻んでいることになる。

①21'中山金杯【中山(1日目)/芝2000(C)/良】

3着(+0.3)/斤量(56.0)/上がり3F(35.2/8位)
4角位置:[先行](11.8%)
前残り度:[1-2着]35.3%[B]/[2-3着]23.5%[A]/[平均]29.4%[B+]
【LAP】2:00.9(+3.1/超スローペース)
12.5-11.4-13.1-12.4-12.6-12.1-11.8-11.5-11.3-12.2
(+0.4/-0.7/+1.0/+0.3/+0.5/+0.0/-0.3/-0.6/-0.8/+0.1)
↑(スピードバイアス)

【スピードバイアス推移(SB)】
●前3F/中間/後3F(+0.2/+0.1/-0.4)
●前5F/L4L5/後3F(+0.3/-0.1/-0.4)

前半5F[12.5-11.4-13.1-12.4-12.6]
+3.1秒の超スローペース戦。
3F地点は[13.1]とかなりペースが落ち着いたし、6F地点まではスローバイアスになっている。
基礎スピードは求められていない。

後半5F[12.1-11.8-11.5-11.3-12.2 ]
L3-L2が超ハイバランスなのでL3戦だったと。L2で[11.3]とトップスピードも求められており、割と無酸素運動の競馬になっている。
L2最速トップスピード持続戦。

●超スローペース戦
●L2最速トップスピード持続戦
●前残り度[B+]
●脚質[先行]

中山で求められる無酸素運動戦は割とこういうタイプのレースになりやすい。
今は晴れ続きの中山コースで開幕週。超スローペース戦ともなればこのレースタイプは参考になる可能性は十分だろう。
16番枠から番手につける競馬なので、枠順には決して恵まれなかったレース。それでも+0.3秒差の3着と健闘することが出来た。
先行脚質なので、前残りになりやすいトラックバイアスは歓迎だし、内枠を引ければ怖い存在となるんじゃないかな。


②20'中山金杯【中山(1日目)/芝2000(C)/良】

2着(+0.0)/斤量(55.0)/上がり3F(35.3/7位)
4角位置:[先行](23.5%)
前残り度:[1-2着]17.6%[A]/[2-3着]29.4%[B]/[平均]23.5%[A-]
【LAP】1:59.5(+0.9/稍スローペース)
12.6-11.1-12.8-11.7-12.0-11.8-11.7-11.7-11.4-12.7
(+0.6/-0.9/+0.9/-0.3/+0.0/-0.2/-0.3/-0.3/-0.6/+0.7)
↑(スピードバイアス)

【スピードバイアス推移(SB)】
●前3F/中間/後3F(+0.2/-0.2/-0.0)
●前5F/L4L5/後3F(+0.1/-0.2/-0.0)

前半5F[12.6-11.1-12.8-11.7-12.0]
+0.9秒の稍スローペース戦。
2F地点は[11.1]。2F地点としてはペースは速めの部類。
3F地点は[12.8]とかなり緩くなっている。
4F地点以降はほとんど加速バイアスになっている。
基礎スピードが求められたというよりは、超ロンスパ戦で仕掛け地点が前半部分にも浸食してしまったイメージ。

後半5F[11.8-11.7-11.7-11.4-12.7]
L7(4F)地点から稍ハイバランスが続いており、タイトな分散ラップになっている。
そんな中でもL2地点で[11.4]と超ハイバランスが求められているし、結構レベルは高いレースだったんじゃないかな。
L2最速型L7ポテンシャル戦。

●稍スローペース戦
●L2最速型L7ポテンシャル戦
●前残り度[A-]
●脚質[先行]

高速馬場の中でタイトなラップの超ロンスパ戦。
このレースも先行脚質で、前残りのトラックバイアス。
①の中山金杯と一緒で、内枠を引いて先行出来れば怖い存在になるだろうね。


★22'中山金杯について★

2年連続で馬券圏内の中山金杯巧者。
3年連続で好走出来るか、8歳牡馬が好走を狙う。

●[前残り型]のトラックバイアス
●[先行]脚質
●スローペース戦
●後半型ポテンシャル戦

上記4点が揃うほど、好走率が上がるタイプ。
先行脚質良し、小回り良し、開幕週で前残りになりやすい中山金杯はこの馬にとって絶好の舞台。
ロンスパ型のポテンシャル戦でも良いし、超スローペース戦からのL2最速型のトップスピード持続戦でも、中山の舞台なら戦えるタイプ(究極のキレ味が求められない)。
8歳という高齢が気になるところだが、前走は0.2秒差の6着。前々走は0.4秒差の7着と差の小さな競馬をしているので、不安は小さめ。
調教・追切次第ではまだまだ狙えると思う。
調教・追切が良くて内枠を引いてくるようなら、本命~対抗候補の一頭になるだろう。

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