22'CBC賞/各馬考察①アネゴハダ

★基本データ+血統★


①22'由比ヶ浜特別

【馬場】
良(-18)[高速~超高速馬場]

ペースバランスは+0.2のミドルペース戦。
レース全体のバイアスと、アネゴハダのペースバイアスを比較したのが下記のもの。

アネゴハダが刻んだ前半3Fは35.5秒で0.4のスローバランス、後半3Fは33.4秒で-0.3のハイバランス。
走破時計が1:20.1なので、中間1Fは差し引くと11.2になる。
このレースは、名目上のレースラップと実質的に求められたレースラップに、少し乖離があることがわかる。
割と縦長の展開ということもあり、アネゴハダの位置ではスローペース戦だった。
後半は上がり3F勝負となっていて、トップスピードの質が求められた瞬発力戦だったということになる。

今回は1200m戦ということで、ここまで後半に特化したレースを展開出来るかどうかは疑問となってくる。
この由比ヶ浜特別を圧勝したからと言って、今回のCBC賞に繋がるレースとは限らないので注意したいところ。


②21'小倉2歳S


【馬場】
良(-7)[標準~高速馬場]

ペースバランスは-0.7の稍ハイペース戦。
レース全体のバイアスと、アネゴハダのペースバイアスを比較したのが下記のもの。

アネゴハダが刻んだ前半3Fは34.3秒で+0.1の稍スローバランス、後半3Fは34.2秒で+0.1のミドルバランス。
アネゴハダは9番手と後方の位置。それでもミドルペースに近いペースを刻むぐらい全体のペースは速かった。
このレースは一般的なスプリント戦の総合力を求められたレースと言って良いだろう。
ナムラクレアやスリーパーダには完敗。


★22'CBC賞について★

アネゴハダは1200m~1400mが適距離だと思っているが、その中でも後傾バランスで良さが出るタイプだろう。
圧勝した由比ヶ浜特別は完全に後傾戦だったし、1勝クラスで勝ち切ったレースもやや後傾バランス。
スプリント戦で後傾戦向きというのは、一般的ではないのが痛いところ。そういう意味では東京1400mという舞台がベストなのかもしれないね。
一方で小倉2歳Sやフィリーズレビューは前傾~ミドルバランスの戦い。これは上位2頭に見劣った。大崩れはしなかったもののパンチ不足は否めない。
では今回はどうか…というところだが、小倉1200mなので後傾型の競馬は難しそう、というのが第一感。
スプリント戦特有の前傾~ミドルバランスでどこまで戦えるかがポイントになりそう。しかし甘さがあるとは言っても大崩れしているわけでもないので、相手関係を考慮して上手く噛み合えば馬券に絡むチャンスは十分あると思う。
特に49.0kgという軽斤量、これは結構恵まれたんじゃないかな。圧勝劇を見せつけた前走の由比ヶ浜特別より3.0kgも軽いからね。大きなアドバンテージになると思う。
あとは藤懸騎手が初騎乗なので、手が合うかどうかといったところかな。
素材レベルに対しての軽斤量がかなり魅力的なので、アネゴハダの本質的な戦いにマッチしないと予想しても重い印を打つべきかなと思うところが今のところ強い。

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