【21'小倉大賞典 各馬考察②カデナ/牡7/58.0kg/菅原明良】
★度数
・小倉芝1800m(1-0-0-0)
・芝1800m(2-0-1-2)
・小倉芝(1-1-0-0)
・騎手 菅原明良(初騎乗)
★レースタイプ評価
①20'小倉大賞典(小倉芝1800良)1着(-0.3)
時計指数 99(C+)/非時計指数 118(D)
後半TS(2F-L3-L2)戦/消耗度(無)/脚質:差し(11-10-12-9)
【LAP】1.48.3(+0.2/ミドル)
12.2-11.6-12.2-12.2-12.1-12.1-12.0-11.9-12.0
時計指数はC+、非時計指数はD。
良馬場で+0.2秒のミドルペース戦。1.48.3秒。
後半ポテンシャル3F戦。
L3地点から仕掛けが始まり12.0-11.9-12.0
L1は12.0秒と落と切っていない。
仕掛けはL3としたが、ラップは12.0秒前後のタイトなタイプになっている。
カデナのベストバウトはこれかな。
②19'小倉記念(小倉芝2000良)2着(+0.0)
時計指数 97(C)/非時計指数 118(D)
後半PT(2F-L5-L5)戦/消耗度L1(B)/脚質:追込(12-12-11-12)
【LAP】1.58.8(+2.0/スロー)
12.0-11.5-12.0-12.9-12.0-11.5-11.5-11.6-11.6-12.2
時計指数はC、非時計指数はB。
良馬場で+2.0秒のスローペース戦。1.58.8秒。
後半ポテンシャル5F戦。
L5地点から仕掛けが始まり11.5-11.5-11.6-11.6-12.2。最速地点もL5となっている。
L1は12.2秒とまぁまぁ落としている。
①の小倉記念ほどではないが、このレースも割とタイトな分散型ラップの後半ポテンシャル戦。
★21'小倉大賞典について
カデナといえば小倉。という感じになったなぁと。
今回も58.0kgのトップハンデを背負うし、近走も特に目立った成績はないと。これで想定オッズで2番人気か…と思うところはある。確かに小倉は実績、血統どっちを取っても安定している。
ディープインパクト産駒で母父フレンチデピュティ。
本来ディープインパクト産駒は、トップスピード面が強く問われて良さが出るタイプが多いのだが、カデナはちょっと違う。注目レースに挙げた小倉の2レースは、分散型のポテンシャル戦だった。
なぜカデナが小倉で走るのか?これはナスルーラの血が活きていると。
母父フレンチデピュティはボールドルーラーの血を持っているし、ボールドルーラーはナスルーラ系。
母母父のシアトルスルーもボールドルーラーの血を持っているので、ナスルーラ系。
要はボールドルーラーとナスルーラのクロスを持っている馬であると。
ナスルーラ系は小倉競馬場を得意とする馬が多く、カデナもこの血が影響したのであろう。
ディープインパクト産駒ということもあり、日本の主流馬場である良馬場の小倉では強かったという感じかな。
今の小倉の馬場がおそらくタフ馬場なので、カデナとしてはちょっと嫌かな。良馬場まで戻れば適正近くになるとは思うが…。
瞬発型のディープインパクト産駒ではないと思うので、得意条件の小倉になるならばある程度狙いに行ってもとは思うが…強くは推せないな。トップハンデの58.0kgも厳しいと思う。
それならばもう少しフレッシュなナスルーラ系の血を持っている馬を狙いたいところではある。
現状では△か消のどっちかになると思う。