21'中山記念 各馬考察⑧ビターエンダー/牡4/55.0kg/津村明秀

★適正タイプ
 父:オルフェーヴル(日本型Tサンデー系)※主張タイプ
母父:Afleet Alex(米国型ミスプロ系)

 主流馬場(良馬場):〇
非主流馬場(良以外):▲

 短距離:
短中距離:
 中距離:〇
中長距離:
 長距離:

坂有:〇
平坦:

大回り:〇
小回り:

 根幹距離:〇
非根幹距離:▲


★度数
・中山芝1800m(初)
・芝1800m(0-1-0-0)
・中山芝(0-0-0-2)
・騎手 津村明秀(2-0-1-5)


★レースタイプ評価
①20'プリンシパルS(東京芝2000(A)良)1着(-0.0)
時計指数 97(C)/非時計指数 105(E)
後半トップスピード戦(流れ3F/仕掛L4/最速L2)/減速度(無)/脚質:先行(3-3-3)
【LAP】1.59.8(+3.4/超スロー)
13.2-11.9-11.6-12.4-12.5-12.5-11.9-11.0-10.9-11.9


②20'共同通信杯(東京芝1800(D)稍)2着(+0.0)
時計指数 92(E)/非時計指数 110(E)
後半トップスピード戦(流れ2F/仕掛L4/最速L3)戦/減速度(無)/脚質:逃げ(2-1-1)
【LAP】1.49.6(+4.1/超スロー)
13.2-11.9-12.5-12.9-12.7-12.1-11.2-11.4-11.7

★21'中山記念について

オルフェーヴル産駒なので日本型Tサンデー系、母父はAfleet Alexで米国型ミスプロ系。

父系が中山記念で強いステイゴールドの血が入っているわけですよ。非根幹距離を得意とするタイプも多く、時計の掛かる馬場にも対応出来てポテンシャル戦に強い血統ということもある。オルフェーヴル産駒もある程度その血を継いでいるだろうと。

20'プリンシパルSを見てみる。
良馬場の後半トップスピード戦で+3.4秒の超スローペース戦になっている。
仕掛けはL4から11.9-11.0-10.9-11.9となっており、L1も落ち切っていない。L3地点からトップスピードの質と持続力が高く問われたレースになっている。

20'共同通信杯では稍重馬場の後半トップスピード戦。+4.1秒の超スローペース戦になっている。
仕掛けはL4から12.1-11.2-11.4-11.7となっており、L1も落ち切っていない。このレースもL3地点からトップスピードの質と持続力が高く問われたレースになっている。

3歳戦までは日本型Tサンデー系らしく、脚を溜めてからの瞬発力やトップスピード持続力が問われた戦いで良さを出してきた。
プリンシパルSを機に東京優駿、神戸新聞杯、菊花賞と中長距離戦に偏ってしまい惨敗。これは距離の問題だった可能性が十分にある。
その後は休み明けの白富士Sで0.4秒差の6着と復調気配。これが前走になる。
今回は叩き2走目。叩き良化型というのもポイントになるね。

ステイゴールド産駒というのは叩き良化型タイプが多いのだが、ビターエンダーもその傾向があると。京成杯を4着で2走目の共同通信杯でタイム差なしの2着と好走した。
中長距離戦を使って惨敗してきたが、距離短縮で適距離に近づいたのか、白富士Sで復調気配なのも色気が出ている。今回は休み明け2走目でさらに距離短縮、非根幹距離1800m戦の今回は狙い時だろうと。特に時計の掛かる馬場ならなおさら良いし、先行脚質というのも注目するポイントになってくる。
穴目としてはコスモカレンドゥラと良い勝負なので▲候補の一頭。

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