22'フェアリーS/各馬考察⑤ビジュノワール

★基礎データ★

馬齢:牝2
斤量:54.0kg
騎手:大野拓弥

★血統★

-----父-----
キタサンブラック
【日本型】
大系統:サンデー系
小系統:Tサンデー系

-----父母父-----
サクラバクシンオー
【日本型】
大系統:ナスルーラ系
小系統:プリンスリーギフト系

-----母父-----
ホワイトマズル
【欧州型】
大系統:ノーザンダンサー系
小系統:リファール系

-----母母父-----
トニービン
【欧州型】
大系統:ナスルーラ系
小系統:グレイソヴリン系


★レース分析★
※4角位置の(数値)は、小さいほど前、大きいほど後ろの競馬。
※前残り度の(数値)は、小さいほど前残り、大きいほど前崩れ。
※【スピードバイアス】は、マイナスが大きいほど速いラップを刻んでいることを示す。
逆にプラスが大きいほど緩んだラップを刻んでいることになる。

①21'新馬【中山(6日目)/芝1600(C)/良(-17)】

1着(-0.6)/斤量(54.0)/前3F-後3F[35.8-35.9]
4角位置:[逃げ](6.3%)
前残り度:[1-2着]12.5%[A]/[2-3着]18.8%[A]/[平均]15.6%[A]
【LAP】1:35.4(-0.6/稍ハイペース)
12.5-11.5-11.6-11.8-12.1-11.7-11.7-12.5
(+0.6/-0.4/-0.3/-0.1/+0.2/-0.2/-0.2/+0.6)
↑(スピードバイアス)

▽ポイント▽
●超高速馬場
●稍ハイペース戦
●基礎スピード型ポテンシャル戦
●前残り度[A]
●4角脚質[逃げ]


★22'フェアリーSについて★

新馬戦では中山1600m戦を-0.3秒差の快勝。
中山マイル適性を見せつけて連勝街道に進めるか。

●超高速馬場
●小回りコース
●基礎スピード型ポテンシャル戦
●前残り度[A]
●4角脚質[逃げ]

ビジュノワールの新馬戦、好走特徴は上記5ポイントというところ。
まず同じ舞台の中山1600m戦を快勝出来たのは大きいポイントになるだろう。
ピッチ走法気味なので中山コースは向いているんだと思う。

新馬戦は超高速馬場の中山コースだったが、今の中山コースは時計のかかる中山コース。同じ舞台とはいえ馬場の質が大きく違ってくる。新馬戦は前が止まらない中での快勝劇だったが、今回は力の要るタフ馬場が課題となってくるだろう。

基礎スピードに関しては不安がないというか、むしろ武器に出来るタイプだし、ゲートも速い方。難なく先行ポジションを取ることが出来そうなのは良いと思う。不安なのは近年のフェアリーSは前崩れになりやすいので、これがどう出るかかな。
前残り型のレースになればこの馬も相当有力になってくるだろう。
先行脚質を活かしたいので、枠は外すぎない方が良い。

エリカヴィータ、スクルトゥーラ、ライラック、スターズオンアースと有力馬候補の記事を書いてきたが、いずれも無酸素運動のトップスピード戦で良さを出してきたタイプ。
一方このビジュノワールはポテンシャル戦で良さを出してきた一頭。なおかつ基礎スピード型で見せてきた。超高速馬場の中でのポテンシャル戦ではあるが、中山1600m戦ならば基礎スピード型ポテンシャル戦で良さが出たというのはかなりプラスファクターに思う。タフ馬場という課題をクリア出来れば勝ち切る能力は大いにあると思っている。前残りの展開になれば猶更だろう。

調教もかなり良い動きをしているので、しっかり狙っていきたい馬。
前残り型の展開想定ならば軸候補として上げても良いレベルだと思う。

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