22'東京新聞杯/各馬考察④プリンスリターン

★基礎データ★

馬齢:牡5
斤量:57.0kg
騎手:横山武史

★血統★

-------父-------
ストロングリターン
【欧州型】
大系統:ターントゥ系
小系統:ロベルト系

-----父母父-----
Smart Strike
【米国型】
大系統:ネイティヴダンサー系
小系統:ミスプロ系

------母父------
マンハッタンカフェ
【日本型】
大系統:サンデー系
小系統:Tサンデー系

-----母母父-----
ロイヤルスキー
【米国型】
大系統:ナスルーラ系
小系統:ボールドルーラー系

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過去10年:類似血統

●父:[欧州型ロベルト系]×母父:[日本型サンデー系]
2015年/2着馬:アルフレード

●父:[欧州型ロベルト系]×母系:[日本型サンデー系]
2017年/1着馬:ブラックスピネル

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★レース分析★
※4角位置の(数値)は、小さいほど前、大きいほど後ろの競馬。
※前残り度の(数値)は、小さいほど前残り、大きいほど前崩れ。
※【スピードバイアス】は、マイナスが大きいほど、相対的に速いラップを刻んでいることを示す(基準:走破時計)。
逆にプラスが大きいほど緩んだラップを刻んでいることになる。


①21'キャピタルS【東京(7日目)/芝1600(C)/良(-11)】

1着(-0.3)/斤量(56.0)
前3F-後3F[35.6-33.9]
4角位置:[中団](52.9%)
前残り度:[1-2着]35.3%[B]
前残り度:[2-3着]26.5%[B]
前残り度:[ 平均]30.9%[B]

【LAP】1:33.0(-0.6/稍ハイペース)
12.4-10.7-11.3-11.8-12.1-11.2-11.7-11.8
(+0.8/-0.9/-0.3/+0.2/+0.5/-0.4/+0.1/+0.2)
↑(スピードバイアス)

▽ポイント▽
●[-11]高速馬場
●[-0.6]稍ハイペース戦
●最速地点=L3(11.2)
●スパート地点=L3集中型
●トップスピード消耗戦
●前残り度[B]


②21'ポートアイランドS【中京(9日目)/芝1600(B)/良(-14)】

1着(-0.0)/斤量(57.0)
前3F-後3F[35.6-34.2]
4角位置:[好位](37.5%)
前残り度:[1-2着]43.8%[C]
前残り度:[2-3着]50.0%[C]
前残り度:[ 平均]46.9%[C]

【LAP】1:32.6(+0.2/ミドルペース)
12.5-11.0-11.4-11.5-11.5-11.5-11.3-11.9
(+0.9/-0.6/-0.2/-0.1/-0.1/-0.1/-0.3/+0.3)
↑(スピードバイアス)

▽ポイント▽
●[-14]高速馬場
●[+0.2]ミドルペース戦
●最速地点=L2(11.3)
●スパート地点=全体分散型
●基礎スピード型ロングスプリント戦
●前残り度[C]


③21'小倉日経OP【小倉(6日目)/芝1800(B)/良(-16)】

1着(-0.0)/斤量(56.0)
前3F-後3F[38.0-33.6]
4角位置:[先行](20.0%)
前残り度:[1-2着]20.0%[A]
前残り度:[2-3着]35.0%[B]
前残り度:[ 平均]27.5%[B+]

【LAP】1:35.4(+2.2/超スローペース)
12.7-11.7-12.1-12.3-12.5-11.6-10.9-11.6
(+0.8/-0.2/+0.2/+0.4/+0.6/-0.3/-1.0/-0.3)
↑(スピードバイアス)

▽ポイント▽
●[-16]超高速馬場
●[+3.7]超スローペース戦
●最速地点=L2(11.1)
●スパート地点=L4-L2集中型
●後半型ロングスプリント戦
●前残り度[B+]


★22'東京新聞杯について★

3連勝と勢いをつけて重賞初制覇に臨むプリンスリターン。
得意舞台の東京1600mを、横山武史騎手と最初に駆け抜けるか。


☆東京1600m適性

前走の[21'キャピタルS]を-0.3秒差で勝ち切っており、東京1600m適性を見せつけてきた。
[21'ポートアイランドS]は、東京と同じ[左回り]+[1600m]を勝ち切っており、
[20'シンザン記念]や[21'六甲S]は外回りコースを好走。
[1600m]は距離的にベストだと思うし、[左回り]や[広いコース]も不安はない。

適性距離は1600m~1800m。特に1600m戦を中心に好績を残している。

東京1600m適性は高く得意舞台だと思う。


☆馬場

[21'小倉日経OP]は、[-16]の超高速馬場。
[21'キャピタルS]は、[-11]の高速馬場。
[21'ポートアイランドS]は、[-14]の高速馬場。
高評価に値するレースが全て[高速馬場~超高速馬場]
今の東京の馬場とマッチしてくる可能性は十分あると思う。


この馬のベストパフォーマンスを発揮するには

脚質[先行~好位]
馬場[高速馬場~超高速馬場]
コース適性①[広いコース・外回り]
コース適正②[左回り]

こういう条件が良さそうだなと思う。

ただし小回りも右回りも問題ないタイプで、[高速馬場以上]の馬場になれば軽視できないタイプ。
ただし11.0秒前後の、質の高いトップスピードを長く維持する[無酸素運動持続戦]はあまり得意なタイプではないかもしれない。どちらかと言えば、全体的にスピードが分散された[全体分散型]や、[基礎スピード型のロングスプリント戦]のようなレースタイプが好ましい。前半のペースが緩すぎて直線勝負ヨーイドンの[無酸素運動持続型]のレースにはならないでほしいかな。この辺はカラテと同じタイプだと思う。

人気になりそうな馬の中では、強気に狙えるタイプの一頭だと思う。

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