22'朝日杯ＦＳ/各馬考察④オールパルフェ

★基本データ+血統★

★ラップ＆バイアス★

★脚質★

★総合評価★

前走のデイリー杯２歳Ｓについて。
馬場コンディションは、良表記の高速～超高速馬場。
開催１２日目、Ｂコース１２日目。
前半は「12.3-11.0-12.0-12.0」。ペースバランスとしてはスロー。
スタートは軽く促しながらハナを取り切った形。スタートした時に外にフラっと寄れてしまったのは気になるところではあるかな。
向正面～３角「11.0-12.0-12.0」
３角～４角「12.0-11.7-11.4」
４角～直線「11.4-11.0-11.8」
向正面が２Ｆ地点なので当然速い。
３角は大きな減速ラップだし、ラップも速くないので、外を回す馬にとっては割と走りやすいので、各馬において大きな差は生じていない。
３角～４角では加速ラップ。４角でのペースアップになっている。ペースも割と速いので「ロングスプリント型」のレースタイプになっている。コーナーによるスピードロスが大きく生まれているので、内目を立ち回った馬が有利になっていると見て良いだろう。外に行くほど不利な展開。基本的には「前・内」が有利な展開である。
４角～直線は加速ラップ。４角でペースアップをしているが、前半がスローペースなのと路盤が硬かったこともあり、直線もそれなりにトップスピード戦になっている。
なんとか逃げ切った形ではあるが、４角で「後・外」を立ち回ったダノンタッチダウンに強襲を受けているので、逆転される可能性は考えた方が良いね。

２走前の未勝利戦について。
馬場コンディションは、良表記の標準～高速馬場。
開催９日目、Ｃコース４日目。
前半は「12.6-12.0-12.1-12.1」。ペースバランスとしてはスロー～超スロー。
スタートが上手な上に序盤はスローバランスなので軽く促すだけでハナに立つことが出来たし、スタート後すぐの２角立ち回りも内々を通すことが出来ている。
向正面～３角「12.1-12.1-12.0」
３角～４角「12.0-11.6-11.4」
４角～直線「11.4-11.8」
向正面～３角までは比較的落ち着いたペースで加速ラップも見られない。
３角～４角は加速ラップ。コーナーでの加速性能が問われている形。ここで「後・外」を立ち回った馬は難しい競馬となっている。ラスト１Ｆも「11.8」と、そこまで落ちていないので直線強襲も難しい展開。
オールパルフェにとってはペースをコントロールをした展開に持ち込んだ中で、２着に-0.4秒の差をつけて快勝したという形。ここでの上位馬が勝ち上がっていないし、レースレベル自体は懐疑的なものがある。

朝日杯ＦＳについて。
未勝利戦やデイリー杯２歳Ｓは、序盤がいずれもスローでハナを取り切れたもの。今回は序盤がハイ寄りになってくる可能性は高いので、ペースをコントロールする立場ではなく、ペースに合わせる立場と変わってくるだろう。
ハイペースになれば今までよりも前半のタイムを一気に縮めて走らなければならないので、後半要素がどの程度引き出せるかがカギになる。
デイリー杯２歳Ｓに関しても、パフォーマンス的にはダノンタッチダウンの方がインパクトは強かったので、ポジションを下げてロングスプリント型の競馬にシフトさせても、フラットな目線ではダノンタッチダウンの方が上位と考えた方が良さそう。あとは枠や並びでどこまで優位性を取れるかになってくる。