22'キーンランドC/各馬考察⑨シゲルピンクルビー
★基本データ+血統★
★注目レースのラップとバイアス★
★馬場・コース適性★
新馬戦・フィリーズレビュー・鞍馬Sと勝ち切ったレースは全て高速馬場以上。2走前の鞍馬Sは超高速馬場だった。
血統的にはモーリス(欧州型ロベルト系)×欧州型サドラーズウェルズ系ということで、時計の掛かる馬場や起伏の激しい馬場に合いそうな血統だが、実績からはそういう感じでもないのは気になるところ。
時計の掛かる良馬場だった京阪杯や、含水率の高い稍重馬場での北九州記念は、着差だけ見るとそこまで悪くないレースをしているが、斤量は53.0kgや52.0kgと軽斤量の部類なので、別定戦になると能力的にどうか…という感じがする。
★脚質★
好走したレースは中団よりも前目が主軸となっていて、先行~好位の競馬を得意としている。
今回はおそらく中団ぐらいの位置取りになると思うので、脚を溜めてどこまで伸びてこれるかがポイントになりそう。
鞍馬Sが良いパフォーマンスだったように、シゲルピンクルビー自身は後傾ラップを刻みたいタイプだと思う。今回は先行馬が多く前半のペースが速くなるとすれば、先行~好位ではおそらく前傾ラップを刻むことになりそうだし、後傾ラップを刻むとなれば後方からの競馬になってしまうだろう。
脚質的にも今回はフィットしない感じがする。
縦長のレースになって中団内で脚を溜めて、前半と後半がミドルバランスぐらいで収まれば…というところかな。
★総合評価★
現在7番人気のシゲルピンクルビー。
血統的にはモーリス×サドラーズウェルズ系なので、時計の掛かる札幌コースは合いそうな気もする。ただし実績面からは高速馬場寄りの後傾戦タイプに見えてしまうので、血統面には目を瞑った方が良いかもしれないね。
モーリス産駒は、ピクシーナイト、ジャックドール、ジェラルディーナなど高速馬場に対応出来る馬も多く、特にピクシーナイトはモーリス×欧州型で高速馬場のスプリント戦に対応していることを考えると、そういうタイプだと考えておく方が良いかもしれない。
時計の掛かる馬場が悪いとは思わないが、別定戦では少しパンチ不足になるんじゃないかな。
個人的にはあまり重い印はつけられないな…と思っている。