21'中山記念 各馬考察⑥サンアップルトン/牡5/56.0kg/柴田善臣

★適正タイプ
 父:ゼンノロブロイ(日本型Tサンデー系)※主張タイプ
母父:キングカメハメハ(欧州型キングマンボ系)

 主流馬場(良馬場):〇
非主流馬場(良以外):

 短距離:
短中距離:
 中距離:
中長距離:〇
 長距離:〇

坂有:〇
平坦:

大回り:〇
小回り:〇

 根幹距離:〇
非根幹距離:〇


★度数
・中山芝1800m(0-0-0-1)
・芝1800m(0-0-0-1)
・中山芝(2-1-0-4)
・騎手 柴田善臣(3-1-1-3)


★レースタイプ評価
①20'早春S(東京芝2400(D)良)2着(+0.0)
時計指数 101(B)/非時計指数 122(C)
総合ポテンシャル戦(流れ5F/仕掛L5/最速L5)/減速度(無)/脚質:差し(5-5-7-7)
【LAP】2.24.7(-0.3/ミドル)
12.5-11.5-12.2-11.9-11.9-12.2-12.2-11.8-12.0-12.3-12.4-11.8


②20'サンシャインS(中山芝2500(A)良)1着(-0.0)
時計指数 101(B)/非時計指数 117(D)
後半ポテンシャル戦(流れ5F/仕掛L5/最速L5)戦/減速度(無)/脚質:差し(8-8-8-7)
【LAP】2.34.1(+2.4/超スロー)
7.2-12.0-12.6-11.7-12.1-13.2-13.0-12.5-11.8-11.9-12.1-11.9-12.1


③20'アルゼンチン共和国杯(東京芝2500(B)良)3着(+0.3)
時計指数 95(D)/非時計指数 118(D)
前半トップスピード戦(流れ6F/仕掛L3/最速L2)戦/減速度L1(B)/脚質:差し(12-12-12-12)
【LAP】2.31.6(+0.0/ミドル)
7.3-11.3-11.1-11.8-12.2-12.1-12.8-12.9-12.6-12.6-11.3-11.2-12.4

★21'中山記念について

ゼンノロブロイ産駒なので日本型Tサンデー系、母父は欧州型のキグカメハメハ。中長距離型の欧州型をイメージしておきたい。
血統的にも実績的にも中長距離のトップスピード戦とポテンシャル戦の中間タイプといったところかな。


20'早春Sがベストバウトかな。
良馬場の総合ポテンシャル戦で-0.3秒のミドルペース戦になっている。
しかし、オウケンブラックが大逃げを打ったレースなので、実質はスロー戦になっている。
最速上がり3Fも34.1秒なので、実質はスローのトップスピード戦だろう。
血統的にも合う一戦だったかなと。

21'サンシャインSでは良馬場の後半ポテンシャル戦。+2.4秒の超スローペース戦ということもあるが、時計の掛かったレース。
中山でよくある向正面でペースを引き上げる、L5最速11.8秒のロンスパ後半ポテンシャル戦。
早春Sとはちょっとタイプの違うレースだが、やはり中長距離戦ならトップスピード戦やポテンシャル戦はどちらでもある程度こなしてくるな、という感じのタイプ。

20'アルゼンチン共和国杯は良馬場の前半トップスピード戦。+0.0秒のミドルペース戦。
ミドルペースと言っても、7F~10Fまではかなり大きな中緩みの偏差の大きいタイプのミドル戦。縦長の展開だったこともあるし、後ろの馬はスロー戦になっている。仕掛けはL3から11.3-11.2-12.4と道中で溜めを利かせてからの、瞬発力とトップスピード持続力が大きく問われた一戦になった。


上記の考察から、距離適正が心配になってくる。長距離戦のスローペース戦で良さが出ているので、上級条件の1800m戦は基礎スピード面がネックになってくるだろう。レースタイプを見てもやはりサンデーの血が強いだろうし、小回りは本質的に合っていないと思う。長距離戦のように後半ポテンシャル戦となって、3,4コーナーを12秒前後で走るパターンならサンシャインSぐらい走るのだろうが、ペースが落ち着いてコーナーで速いラップを問われるようならば、サンアップルトンにとっては難しいレースになってしまうんじゃないかな。
ペースが上がってタイトなレースになっても、1800m戦の基礎スピード面という課題が出てくるしね。
今回はコース適正面で高い評価が出来ない。

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