22'CBC賞/各馬考察⑤カリボール

★基本データ+血統★

①22'芦屋川S

【馬場】
良(-19)[高速~超高速馬場]

ペースバランスは-1.0のハイペース戦。
レース全体のバイアスと、カリボールのペースバイアスを比較したのが下記のもの。

カリボールが刻んだ前半3Fは34.2秒で+0.1のミドルバランス、後半3Fは33.8秒で-0.1のミドルバランス。
カリボールは⑨番手の位置。スプリント戦らしい総合力戦で前半要素と後半要素がバランス良く求められた一戦。
内枠から内を立ち回ったものの直線の序盤は進路が狭く追い出しが遅れてしまった。しかし追い出してからはしっかりと伸び切り差し切った。

★22'CBC賞について★

1200mに距離短縮をして3勝クラスを脱出した。
好位~中団での競馬になると思うので、レースラップ的には稍ハイペース戦~ハイペース戦ぐらいまでなら十分対応出来るだろう。カリボールの位置でスプリント戦らしい総合力が求められれば侮れない一頭だと思う。
前走の芦屋川Sもそうだが、2勝クラスを勝ち切った清滝特別、3歳戦で勝ち切ったあずさ賞はいずれも高速馬場。3勝クラスで惜しくも敗れてしまった水無月Sも高速馬場。基本的にカリボールはパンパンの良馬場が得意舞台だと見ておきたい。今回は日曜日の午後から雨が降りそうな予報も出ているので、ここは少し気になるところではあるね。
今回は斤量54.0kgで出られるので、これは大きなメリットだと思う。前走は57.0kgで勝ち切っていてそこから-3.0kg。今回は相手関係を見ても通用して良いレベルだろう。
あとは小回り適性がどうか、というところかな。阪神内回りコースを内で立ち回れたので不安としては大きくないが、小回りコース独特のコーナリング性能で良さが削がれなければだね。
開幕週の小回りコースなので外目を回すパターンが危ういかもしれないが、今回はペースが上がって縦長のレースになる可能性も十分。そうなれば横のポジション面で不安は小さくなるし、更にペースが上がるほど差しが利いてくるパターンもあるからね。基礎スピード面が強く求められた時にどうかは未知数なところではあるが、展開面でハマった時の楽しみの方が強い。人気もそこまで高くないから強く狙いやすい。
軸馬(◎)か強めの相手候補(▲)の印は打ちたい。

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