21'クイーンC 各馬考察③リフレイム/牝3/54.0kg/木幡巧也
★度数
・東京芝1600m(初)
・芝1600m(1-0-0-0)
・東京芝(1-0-0-1)
・騎手 木幡巧也(2-0-0-1)
★レースタイプ評価
①20'未勝利(札幌芝1500良)1着(-0.2)
時計指数 101(B)/非時計指数 107(E)
後半TS(2F-L3-L3)戦/消耗度L1(B)/脚質:逃げ(1-1)
【LAP】1.34.8(+2.4/超スロー)
12.9-11.2-12.0-12.5-11.9-11.0-11.2-12.1
時計指数はB、非時計指数はEと、あれだけ斜行したが、時計は立派だった。
稍重馬場表記の超スローペース戦で1.34.8秒。
後半トップスピード特化戦。
3~5F目まで緩みが発生しており、4F地点は大きく息が入っている。
仕掛けはL3から11.0-11.2-12.1のL3最速戦。
L1は12.1秒でやや落としている。
明確なL3戦のL3最速ということでトップスピード持続力が一番大きく問われたレースじゃないかな。
瞬発力、トップスピードの質、持続力の三要素はしっかり問われている。
あれだけ斜行してのものなので、能力は相当非凡かなと思う。
②20'1勝クラス(東京芝1400良)1着(-0.8)
時計指数 103(A)/非時計指数 137(S)
後半TS(2F-L3-L2)戦/消耗度(無)/脚質:追込(12-12)
【LAP】1.22.6(+1.1/稍スロー)
12.4-11.3-12.0-12.3-11.5-11.4-11.7
時計指数はA、非時計指数はS。めちゃめちゃ優秀な指数。
良馬場表記の稍スローペース戦で1.22.6秒。
後半トップスピード戦。
3~4F地点で緩みが生じており、特に4F地点で大きく緩んでいる。
仕掛けはL3で11.5-11.4-11.7のL2最速戦。
L1は11.7秒で落ち切っていない。
最速でも11.4秒となっており、後半の3Fで分散された形になった。
稍スローペースで後半が分散されても弾けているので、スロー戦では穴が少ないなぁと思うね。
前走は逃げて外ラチまで行ってしまったので、今回は後ろからという競馬だろう。これで弾けてしまったので後ろからの競馬がメインになってきそうかな。
③20'京王杯2歳S(東京芝1400良)5着(+0.2)
時計指数 96(D+)/非時計指数 126(B)
後半TS(2F-L3-L2)戦/消耗度L1(B)/脚質:中団(10-11)
【LAP】1.21.8(+0.0/ミドル)
12.1-10.6-12.0-12.4-11.4-11.3-12.0
時計指数はD+、非時計指数はB。
良馬場表記のミドルペース戦で1.21.8秒。
後半トップスピード戦。
2F地点が10.6と結構厳しく流れた。
3~4F地点で緩みが生じており、特に4F地点で大きく緩んでいる。
仕掛けはL3から11.4-11.3-12.0のL2最速戦。
L1は12.0秒とやや落ちている。
ミドルペースで流れたレースで前半要素もある程度問われた。L2最速で11.3秒と分散した形。
直線で進路がなく、スムーズに競馬が出来なかったというのはあるね。
あとは1400m戦の平均ペースで流れると、前半要素が足りなくなる可能性は考えた方が良いかな。
★21'クイーンCについて
距離1600mは良いと思うんだよね。京王杯2歳Sを見る限り1400m戦よりも序盤のポジションはもう少し前目を取りやすいと思う。新馬戦での斜行で逃げは向いてないかもね、と思うのは良いんだけど…。後ろの競馬に徹することはないんじゃないかな。ある程度スローに落ち着くのであれば、前目での競馬が合うと思うんだよなぁ。流れるなら中団後ろぐらいでも良いと思うんだけど、これは臨機応変にやってほしいところ。
ペースが落ち着く場合はポジショニングで不安要素はあるかな。騎手の意識で前目が良いか後ろが良いかになってくると思うんだけど、新馬戦のパフォーマンスを恐れて後ろからの競馬一択になると、差し届かないパターンや、馬群を縫ってこれないというリスクはある。
ペースがある程度流れやすいクイーンCならば、ある程度後ろの競馬でもハマる可能性はあるかな。タイトなペースになるとアカイトリノムスメあたりが強敵になってくるが、引けは取らないんじゃないかな。
あとは直線を向いて外ラチに寄ってしまう癖がどの程度改善されているか。偏差の大きいレースで戦えるのに、この癖があるゆえにポジショニングを下げないといけないのは結構致命的かなぁ。これがなければ強気に本命クラスに推してもいいんだけどな。