22'フラワーC/各馬考察①シンティレーション

★基本データ+血統★

シンティレーション


①22'若竹賞【中山(8日目)/芝1800m・内(C)】

画像2

馬場:良[-2]標準馬場

⑦枠⑧番から[好位]の競馬。

前半[12.4-12.7-12.0-12.8]
後半[11.8-11.5-12.0-11.8-12.1]

前半は4F地点までかなりゆったりとしたペース。3F地点に[12.0]と少し速い部分はあるが、大枠でみれば前半は超スローバランスで基礎スピードが求められていない。
後半は5F地点からギアが一気に上がる形で、レース全体としてもロンスパ戦。
シンティレーションは中団の位置から前後3Fを[37.9-35.3]というペースで刻んでおり、【ロンスパ型の有酸素運動戦】を求められている。

外目の競馬で立ち回ったシンティレーションだが、内でロスなく立ち回ったデインティハートをしっかり競り落としているし、内容はかなり良かったと思う。若竹賞のレースレベルも個人的には高かったと思う。


②21'アルテミスS【東京(7日目)/芝1600m(B)】

アルテミスS

馬場:良[-21]超高速馬場

④枠④番から[好位]の競馬。

前半[12.3-11.0]
中盤[11.9-12.0-12.0]
後半[11.6-11.5-11.7]

前半は先行争いが激しくなったため2F地点がかなり速いが、3F地点からはスローバランスに落ち着いている。極端にペースが緩んだわけでもないので、割とタイトな部類のラップになっている。

後半は割と縦長の展開になっている。シンティレーションは好位の位置から前後3Fを[36.2-34.5]というペースで刻んでおり、【持続型の無酸素運動戦】を求められている。

正直ここでは見劣ってしまったし、得意のレースタイプではないのだろうと推察せざるを得ないかな。

★22'フラワーCについて★

同舞台の若竹賞では強い競馬を魅せたシンティレーション。
重賞タイトル獲得に向けて2度目の挑戦。

若竹賞や未勝利戦を見る限り【ロンスパ型の有酸素運動戦】で良さを発揮するタイプだと見て良いだろう。
時計の掛かる中山1800mであれば、かなり信頼度は上がるタイプだと思う。

アルテミスSのように【持続型の無酸素運動戦】では甘さが出てしまったので、高速馬場の登場はシンティレーションにとっては良い条件ではないはず。

週末に雨模様があるので、馬場がどこまで渋るかが鍵になるだろう。ベストは時計の掛かる良馬場が良いと思う。重馬場までになってしまうとまた違う適性が求められてきてしまうからね。

ベストは【スローペース戦】からの【ロンスパ型の有酸素運動戦】だと思うし、このレースタイプ想定になれば本命候補の一頭になってくる。

血統的には[ロードカナロア]×[アグネスタキオン]とスピード血統に見えるが、レース実績からはスタミナ要素が強く出ている。おそらく母母父の[カーネギー]の色が強く出ているのだろう。サドラーズウェルズ系はスピード色を殺して、スタミナ色を強く出しやすいタイプだからね。シンティレーションもこの例に漏れないタイプだと推察している。


①時計の掛かる良馬場向き。
②ロンスパ型の有酸素運動戦向き。
③無酸素運動戦タイプではないので、高速馬場なら割引。
④コーナリング性能は問題なし。

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