22'中山記念/各馬考察③アドマイヤハダル

★基礎データ★

馬齢:牡4
斤量:55.0kg
騎手:横山武史

★血統★

-------父-------
ロードカナロア
【欧州型】
大系統:ネイティヴダンサー系
小系統:キングマンボ系

-----父母父-----
Storm Cat
【米国型】
大系統:ノーザンダンサー系
小系統:ストームバード系

------母父------
ディープインパクト
【日本型】
大系統:サンデー系
小系統:ディープ系

-----母母父-----
ダンシングブレーヴ
【欧州型】
大系統:ノーザンダンサー系
小系統:リファール系

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★レース分析★
※4角位置の(数値)は、小さいほど前、大きいほど後ろの競馬。
※前残り度の(数値)は、小さいほど前残り、大きいほど前崩れ。
※【スピードバイアス】は、マイナスが大きいほど、相対的に速いラップを刻んでいることを示す(基準:走破時計)。
逆にプラスが大きいほど緩んだラップを刻んでいることになる。


①21'若葉S【阪神(11日目)/芝2000m・内(A)】

1着(-0.5)/斤量(56.0)/馬体重:484kg(+8kg)
前半3F-上がり3F[36.9-33.7]
3角位置:④[好位](40.0%)
4角位置:③[好位](30.0%)

馬場:良[-16]超高速馬場
【LAP】1:59.5(+3.5/超スローペース)
12.4-11.1-12.8-13.0-12.2-12.2-11.8-11.6-11.1-11.3
(+0.5/-0.9/+0.9/+1.1/+0.3/+0.3/-0.1/-0.4/-0.9/-0.6)
↑(スピードバイアス)
前3F[36.3秒(+0.2)]
前4F[49.3秒(+0.4)]
前5F[61.5秒(+0.4)]
後3F[34.0秒(-0.6)]
前残り度(3角):60.0%[C]
前残り度(4角):56.7%[C]


②22'白富士S【東京(1日目)/芝2000m(D)】

2着(+0.2)/斤量(55.0)/馬体重:486kg(-6kg)
前半3F-上がり3F[36.6-34.2]
3角位置:⑦[中団](50.0%)
4角位置:⑦[中団](50.0%)
前残り度(3角):28.6%[B]
前残り度(4角):31.0%[B]

馬場:良[-23]超高速馬場
【LAP】1:57.4(+1.4/スローペース)
12.8-11.3-11.8-11.8-11.7-11.8-11.5-10.9-11.4-12.4
(+1.1/-0.4/+0.1/+0.1/-0.0/+0.1/-0.2/-0.8/-0.3/+0.7)
↑(スピードバイアス)
前3F[35.9秒(+0.2)]
前4F[47.7秒(+0.2)]
前5F[59.4秒(+0.1)]
後3F[34.7秒(-0.2)]


★22'中山記念について★

注目の4歳世代。
皐月賞4着馬が中山の舞台で力を発揮出来るのか。

距離適性は2000mが現状はベストだと思うし、陣営側も2000mが良いと言っている。
長期休養明けのディセンバーSをどう評価するかもポイントだと思う。
+10kgで492kgの登場だったが、次走の白富士Sは-6kgの486kgと絞った形で好走を決めている。
ディセンバーSは、ただ距離が短かったという敗因だけではなく、万全の状態ではなかった可能性を考える必要はあるかなと。

若葉Sは評価に値するレースだと思うので、内回りコースということに関しては問題ないでしょう。
皐月賞に関しては、コーナーで速いラップを刻む形ではなかったので、皐月賞が走れたから中山の内回りは大丈夫と考えるのは危ない。

アドマイヤハダルは、若葉Sで上がり3F[33.7秒]を刻んでいる。超高速馬場で超スローペース戦で基礎スピードが求められなかったという条件ではあるが、内回りコースでキレる脚を繰り出せたのは好印象。今回の中山記念はペースを上げるタイプの先行馬が多いので、33秒台のキレる脚が求められるかと言われれば、そうならない可能性の方が高いんだけどね。どちらかと言えば離れた先団を長く良い脚を使って詰めていくレースになっていくと思う。前走の白富士Sは超高速馬場の中、長く良い脚を使っていくレースで、ジャックドールには及ばなかったが+0.2秒差の2着。これを相対的にどこまで評価できるかもポイントになりそう。

馬場に関しては、若葉Sや白富士Sの好走を考えると、高速馬場の方が良いタイプだろうね。


課題は大きく3つ。
①距離1800mが短い可能性。
②前半のポジショニングで苦労しそうな可能性。
③レベルが足りるかどうか。

良さそうなポイントは3つ。
①高速馬場になる可能性。
②コーナリング性能が高い可能性。
③長く良い脚を使える展開が訪れる可能性。