21'東京新聞杯 各馬考察②トリプルエース/牡4/56.0kg/ルメール

★度数
・東京芝1600m(初)
・芝1600m(1-0-0-4)
・東京芝(初)
・騎手 ルメール(初騎乗)


★レースタイプ評価
①20'サンタクロースH(阪神芝1600良)1着(-0.3)
時計指数 100(B)/非時計指数 122(C)
前半TS(4F-L2-L2)戦/消耗度L1(B)/脚質:差し(6-6)
【LAP】1.32.6(-2.6/超ハイ)
12.6-10.5-10.8-11.4-11.8-12.0-11.4-12.1
時計指数はB、非時計指数はCと、ある程度高いパフォーマンスを出してきたこのレースがベストバウトで良いかもしれない。
良馬場表記の超ハイペースで1.32.6秒。割と時計勝負になった感じ。
前半トップスピード戦。3ハロン目までかなり厳しく流れていて、最終的には4ハロン目まで流れているが、これはメイショウモウコが逃げを打ったレースで、残り100mぐらいまでこの馬のラップ推移になっているので少し補正が必要。番手のエクレアスパークルも3番手以降はかなり離してレースをしていたので、実質はスロー寄りのレースだったと思う。ラスト3ハロンぐらいで馬群が凝縮しているので、後半トップスピード(L3)戦が本質だったんじゃないかなと思う。
ラスト1ハロンの消耗度は(A)と明確に落ちところを差し切った。


★前走評価
21'京都金杯(中京芝1600m良)8着(+0.5)
時計指数 95(D)/非時計指数 108(E)
後半TS(L4-L3)戦/消耗度L1(B)/脚質:後方(9-10-11)
【LAP】1.33.1(+0.7/稍スロー)
12.5-11.3-11.4-11.7-11.6-11.3-11.3-12.0

時計指数はD+、非時計指数もEと内容はかなり良くなかった。
良馬場表記の稍スロー戦で1.33.1秒。開幕週の高速馬場。
後半トップスピード戦。3ハロン目まで少し流れており、4ハロン目に少しだけ息を入れるようなレースラップ。11秒台前半~中盤ぐらいのラップが続く、高速ロングスプリント系の前半TS特化戦に近い内容だった。
仕掛けはラスト4ハロンから、L3最速の11.3-11.3-12.0と高速ロングスプリントの中で、トップスピードの質と持続力が問われたレース。消耗度はL1の(B+)。
まぁ負けた要因として、大外枠から競馬がしづらかったというのもあるかな。時計の速い勝負で序盤からロスが多かったし、偏差の小さいレースで息も入れづらい中、ポジショニングも悪くなってしまった。レース適正的にも展開的にもちょっと合っていなかったと。高速馬場や後半トップスピード戦という点では良かったんだが、偏差の小さいロングスプリント系になってしまうとちょっとまた話が違うので。高速馬場の中京マイルはちょっと合わないかもね。
20'サンタクロースHと見比べてみると、偏差の大きい後半トップスピード戦の方が合っていると思う。中盤はしっかり息を入れて後半のトップスピード要素を存分に発揮出来ればというタイプだろう。そういう点では中京マイルよりは東京マイルに変わって舞台良化の可能性は高いかな。


★21'東京新聞杯について
まず基本的にスローの後半トップスピード戦になりやすい東京新聞杯は合っていると思う。後半トップスピード戦はベストバウトのサンタクロースHで結果が出ているし、時計指数もB判定とある程度評価出来るしね。
ルメール騎手に乗り替わりの初騎乗だが、これはプラス材料になるでしょ。
ペースを意識したポジショニングをかなり意識して乗って来るし、前走よりは良いポジショニングを取れるはず。
初の東京コース、ルメール騎手の初騎乗で未知数なところはあるが、どちらかというと覚醒の可能性が高いと踏んでいる。
人気馬候補だが、印は絶対につけたい。軸とするか相手となるか、これは最後まで悩みどころになりそう。

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