21'フィリーズレビュー 各馬考察⑧ヤマニンルリュール/牝3/54.0kg/武豊

★血統
　父:ヴィクトワールピサ(日本型Tサンデー系)
母父:フレンチデピュティ(米国型ヴァイスリージェント系)

★度数
・阪神芝1400m(初)
・芝1400m(1-0-0-0)
・阪神芝(0-0-0-1)
・騎手 武豊(1-0-0-1)

★レース評価

①20'新馬【中京(2日目)/芝1400(A)/良(0.0)】
1着(-0.6)/指数 104(A)/脚質:差し(9-8)
前半ポテンシャル戦/前傾型
後半最速地点L2/L1減速度(+0.4)
【LAP】1.20.9(33.7-11.6-35.6)(-1.9/ハイペース)
12.2-10.5-11.0-11.6-12.1-11.5-12.0

-1.9秒のハイペース戦。前傾型のレースでL2最速戦。L1の減速度は+0.4。レコード決着の超高速馬場。
字面通りというよりは少し補正が必要なレースだろう。スタートも良くなかったので縦長のレースを後ろからという競馬になっている。
もちろん高速型の基礎スピードはこの馬でもある程度問われたとは思うが、フィリーズレビューのように全体で流れるようなレースではなかったので【前傾型】というだけで鵜呑みにしても良いとは限らない。ヤマニンルリュールの位置ぐらいだと【一貫型】のポテンシャル戦に近いレースだったんじゃないかな。

★21'フィリーズレビューについて
フィリーズレビューで問われる超ハイペース適正、基礎スピードの高さは、新馬戦を振り返ればレースラップだけで見ると非常に狙いやすいタイプかなと思う。ただし前述しているように補正の必要なレースラップにはなってくると思うので全幅の信頼はどうだろう。
まぁフィリーズレビューで狙っても悪くはない一頭だと思う。基礎スピード型のポテンシャル戦を差し切って-0.6秒差だからね。中団で我慢したのがハマったにせよ、レコード勝ちということもありパフォーマンスは良いものを見せていると思う。
あとは週末の雨でパワー型の基礎スピード戦に切り替わった時にどうか。母系にDanzigの血があるのでそこまでパフォーマンスは落としてこないようにも思うけどね。
現状は人気もそこそこないし、三連系の相手やワイドの候補としては十分に選考の余地はあるんじゃないかな。