21'フィリーズレビュー 各馬考察⑦クープドクール/牝3/54.0kg/斎藤新

★血統
 父:エイシンヒカリ(日本型ディープ系)
母父:Hesabull(米国型ヘイロー系)


★度数
・阪神芝1400m(初)
・芝1400m(1-0-0-1)
・阪神芝(1-0-0-1)
・騎手 斎藤新(1-0-0-0)


★レース評価

①20'新馬【中京(7日目)/芝1400(B)/良(3.4)】
1着(-0.0)/指数 99(C+)/脚質:先行(2-2)
前半ポテンシャル戦/前傾型
後半最速地点L2/L1減速度(+0.2)
【LAP】1.22.6(34.0-11.5-37.1)(-3.1/超ハイペース)
12.3-10.6-11.1-11.5-11.8-12.5-12.8

-3.1秒の超ハイペース戦。前傾型のレースで最速L3の消耗戦。L1の減速度は+1.0とかなり高い。
基礎スピード特化のレースで、前残りした馬はクープドクールだけ。この勝ちっぷりは悪くないが下級条件というのもあるので、後続も脚が上がって詰め切れなかったパターンだろう。それでもフィリーズレビューで問われるような基礎スピード面を見せながら、後続の脚も使うような超ハイペースを番手でしぶとく粘り勝ちというは評価しておきたい。


②21'萌黄賞【小倉(3日目)/芝1200(B)/良(6.4)】
1着(-0.3)/指数 100(B)/脚質:差し(11-9)
前半ポテンシャル戦/前傾型
後半最速地点L3/L1減速度(+1.4)
【LAP】1.09.7(32.7-37.0)(-4.3/超ハイペース)
11.7-10.2-10.8-11.7-12.3-13.0

-4.3秒の超ハイペース戦。時計の掛かる稍重馬場の超前傾ラップというわけで、パワー型の基礎スピード特化戦。
超前傾型のレースで最速L3戦(減速ラップ消耗戦)。L1の消耗度は+1.4と結構えげつない。
ミニーアイルとの比較になるが、スタートの差が圧倒的に違うので超ハイペース戦をある程度のポジションで走れるのは武器になってくるだろうね。


★21'フィリーズレビューについて
フィリーズレビューで問われる超ハイペース適正、基礎スピードの高さ、要は前傾型のレースタイプでの良さは新馬戦や萌黄賞で見せたと言っていいだろう。その中で後ろ過ぎないポジションを取ってこれるのはかなり魅力的。
今回のメンツだと超ハイペース戦になる可能性は結構あると見ているし、人気勢で超ハイペース適正を見せているのはエイシンヒテンぐらい。ミニーアイルよりは上位に置きたいしね。
萌黄賞では稍重で時計もまぁまぁ掛かっていたものなので、週末の雨はそこまで影響しないタイプと見て良いんじゃないだろうか。むしろ時計決着での適正を見せていない分、逆に狙いやすくなるぐらいだと思う。
現状のこの想定オッズなら本命に推したいぐらいの逸材。
エイシンヒカリ産駒のエイシンヒテンとクープドクールで決着なんていうパターンは結構面白いなと思っている。

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