21'東京新聞杯 各馬考察③ロードマイウェイ/牡5/57.0kg/横山武史

★度数
・東京芝1600m(0-1-0-0)
・芝1600m(2-1-0-2)
・東京芝(2-1-0-0)
・騎手 横山武史(初騎乗)


★レースタイプ評価
①19'ポートアイランドS(阪神芝1600良)1着(-0.0)
時計指数 101(B)/非時計指数 127(B)
前半TS(4F-L2-L2)戦/消耗度L1(A)/脚質:先行(3-3)
【LAP】1.32.7(-1.1/稍ハイ)
12.5-10.6-11.2-11.5-11.6-11.7-11.2-12.4

時計指数はB、非時計指数はBと、高いパフォーマンスだった。
良馬場表記の稍ハイペースで1.32.7秒。
前半トップスピード戦。2ハロン目までかなり厳しく流れて、最終的には4ハロン目まで流れたラップだが、クラウンディバイダとアーバンキッドが離したレースで、この馬は離れた三番手で追走する形。実質ペースはミドルぐらいで見ておいた方が良いかもしれないね。
5~6ハロン目で少し息の入る程度で減速しており、ここで追走集団は差を縮め始める。仕掛けはラップ的にラスト2ハロン地点だが、追走集団はラスト3ハロン地点のイメージかな。消耗度はL1の(A)。実質は後半TS(2F-L3-L2)戦のイメージで。


②19'チャレンジC(阪神芝2000良)1着(-0.0)
時計指数 99(C+)/非時計指数 126(B)
後半TS(2F-L6-L3)戦/消耗度L1(B)/脚質:差し(10-9-9-7)
【LAP】1.59.1(+3.3/超スロー)
12.5-11.3-13.0-12.6-11.8-11.9-11.6-11.1-11.3-12.0

時計指数はC+、非時計指数はB。G3クラスで、ある程度高いパフォーマンスを示せたのは良かったんじゃないかな。多分ベストバウトになると思う。
良馬場表記の超スローペースで1.59.1秒。
後半トップスピード戦。2ハロン目まではまぁまぁ速かったが、3~4ハロンで大きく息を入れることが出来たので前半要素はそこまでじゃないと思うね。
仕掛け地点は5ハロン目(L6)から徐々にトップスピードに乗せていく。ラスト3ハロン目が最速地点で11.1-11.3-12.0と。トップスピードの質、持続力が大きく問われている。消耗度はL1の(B)。


★前走評価
21'京都金杯(中京芝1600m良)16着(+1.3)
時計指数 87(E)/非時計指数 99(E)
後半TS(L4-L3)戦/消耗度L1(B)/脚質:後方(13-16-16)
【LAP】1.33.1(+0.7/稍スロー)
12.5-11.3-11.4-11.7-11.6-11.3-11.3-12.0

時計指数はD+、非時計指数もEと内容はかなり良くなかった。
良馬場表記の稍スロー戦で1.33.1秒。開幕週の高速馬場。
後半トップスピード戦。3ハロン目まで少し流れており、4ハロン目に少しだけ息を入れるようなレースラップ。11秒台前半~中盤ぐらいのラップが続く、高速ロングスプリント系の前半TS特化戦に近い内容だった。
仕掛けはラスト4ハロンから、L3最速の11.3-11.3-12.0と高速ロングスプリントの中で、トップスピードの質と持続力が問われたレース。消耗度はL1の(B+)。
負けた要因としては、スマートオーディンに寄られてしまい、ラチに激突寸前でブレーキからの最後方にポジションを下げてしまう、というアクシデントだよね。速い流れを追走するレースとしては、こうなってしまうともう厳しいね。ブレーキをかけて減速した分、また速いペースまでアクセルを踏まないといけないので、消耗は激しくなってしまう。後半に脚が残らないのは仕方ないなと。
高速ロングスプリント系だと20'キャピタルSで2着。時計指数はC+とまぁまぁ好感触だったし、ここまで負けたからといって気にすることはあまりないんじゃないかな。


★21'東京新聞杯について
スローの後半トップスピード戦になりやすい東京新聞杯は合っていると思う。後半トップスピード戦はマイルだと19'ポートアイランドS、2000mだとベストバウトの19'チャレンジCがで高判定が出ているからね。何よりこの2レースはトップスピードの質と持続力が大きく問われているのがポイントで、時計の速いレースで言えば、偏差の小さい高速ロングスプリント系よりも適正があると思う。
前半は流れやすい東京マイルだが、前半要素は19'八ヶ岳特別を大きく評価しておきたい。このレースは逃げ脚質だが、前半4ハロンで結構流れている。時計指数は2勝クラスのものではあるが、107のS判定が出ていて相当良かったレース。
破竹の5連勝経験がある時は前目の競馬で良さが出ていたのだが、最近は後ろでの競馬になっているのが気がかり。マイルでの前半要素は持っている馬なので、後方からの競馬じゃなくても良いと思う。最内枠とかを引いてくれれば、ある程度促して中団前目での競馬が理想だと思う。
横山武史騎手に乗り替わりの初騎乗だが、これがどうなるか…。最近の競馬が後方だからと言って、それにこだわって乗ってほしくはないかな。まぁ東京の長い直線なので何とかなるケースもあるんだけど。
時計の速いレースでトップスピードの質と持続力が強く問われれば、ポジショニング次第では一発あるんじゃないかな。斤量57.0kgはちょっと重いかなと思うが、穴馬候補としては強く狙ってもいいところ。

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