21'桜花賞 各馬考察⑤エリザベスタワー/牝3/55.0kg/川田将雅

★血統
　父:Kingman(ﾉｰｻﾞﾝﾀﾞﾝｻｰ系/ﾀﾞﾝﾁﾋ系/欧州型)
母父:Doyen(ﾉｰｻﾞﾝﾀﾞﾝｻｰ系/ｻﾄﾞﾗｰｽﾞｳｪﾙｽﾞ系/欧州型)

★度数
・阪神芝1600m(2-0-0-0)
・芝1600m(2-0-0-1)
・阪神芝(2-0-0-0)
・騎手 川田将雅(1-0-0-0)

★レース評価

①21'チューリップ賞【阪神(7日目)/芝1600(A)/稍(3.8)】
1着(-0.0)/相対指数(93)/絶対指数(111)
後傾型/TSロングスプリント戦(後3F:34.8)/仕掛地点(-)/最速地点(L3/11.0)
上がり3F(34.8)/脚質:先行(4-3)
【LAP】1.33.8(36.3-22.7-34.8)(+1.6/スローペース)
12.9-11.6-11.8-11.4-11.3-11.0-11.5-12.3

②21'エルフィンF【中京(11日目)/芝1600(B)/良(7.4)】
9着(+0.5)/相対指数(74)/絶対指数(92)
後傾型/トップスピード戦(後3F:34.3)/仕掛地点(L3)/最速地点(L2/11.2)
上がり3F(33.8)/脚質:後方(10-10-11)
【LAP】1.36.0(36.5-25.2-34.3)(+2.4/超スローペース)
12.5-11.6-12.4-12.7-12.5-11.7-11.2-11.4

★21'桜花賞について
①の21'チューリップ賞。
ペースバランスは+1.6秒のスローペース。
L3最速で11.3-11.0-11.5-12.3と、一瞬のキレ味が問われてのスタミナが問われる減速ラップ。
前3Fは36.3秒とかなり遅い分、中2Fは22.7秒とかなり速い。持続型のラップになっている。
タイプとしてはTSロングスプリント戦。

②の21'エルフィンS。
ペースバランスは+2.4秒の超スローペース。
後4Fが[12.5-11.7-11.2-11.4]と、L2最速のL3戦。瞬発力が問われる加速ラップ。
前3Fは36.5秒とやや遅めで、中2Fは25.2秒とかなり遅い。中弛み型のラップになっている。
タイプとしてはTSロングスプリント戦。

エリザベスタワーはメイケイエールほどではないが、前走のチューリップ賞は首が高かった印象が残る。チューリップ賞は前半がかなり遅かったこともあるんだけどね。
前半のポジションにおいては、テンが速いタイプではないので、二の足でどこまでポジションを取っていけるかが鍵になってきそうかな。今回はポジショニングで結構苦労すると思う。サンデーの血も入っていないしね。

父:Kingman×母父:Doyen
大系統の分類は【ノーザンダンサー系×ノーザンダンサー系】
小系統の分類は【ダンチヒ系×サドラーズウェルズ系】
国系統の分類は【欧州型×欧州型】

父母父のZamindarも欧州型(ミスプロ系)だし、母母父のBig Shuffleも欧州型(ボールドルーラー系)。日本の主流タイプではなく、Theスタミナ血統という感じ。
①のチューリップ賞は稍重とタフな馬場になっていたこと。ロングスプリント戦の中でも減速ラップであるスタミナ型のレースだったことが、エリザベスタワーにとっては良かったのかなと推察する。
②のエルフィンSは日本型や主流血統が走りやすいレースだったし、スタートが良くないのでポジションも取れずに後方からの競馬。これではなかなか厳しかったと。
11秒前半や10秒台が続くような無酸素運動特化戦においては、Pサンデー系や米国型の血統が欲しい所だし、エリザベスタワーにとっては難しくなるだろう。このレース展開読みになるならば消すべき一頭になる。
スタミナ色強めのレースでならメイケイエールと同様に印は回しておきたい一頭になるんだが…。今週は天気が良さそうなので、雨によるタフ馬場でのスタミナ戦は期待出来ないのは痛いかな。減速ラップのスタミナ型レースになってほしいところだけど、今回のメンツだとある程度加速ラップで、L2最速の日本型の競馬になりそうだし、ちょっと難しいかもしれないね。