21'新潟記念/各馬考察④クラヴェル/無料記事

★基礎データ★

馬齢:牝4
斤量:52.0kg
騎手:横山典弘


★血統★

-----父-----
エピファネイア
【日本(欧州)型】
大系統:ターントゥ系
小系統:ロベルト系
適距離:芝2000m~芝3000m
適性国:日本

-----父母父-----
スペシャルウィーク
【日本型】
大系統:サンデー系
小系統:Tサンデー系
適距離:芝1800m~芝3200m
適性国:日本

-----母父-----
キングカメハメハ
【欧州(日本)型】
大系統:ネイティヴダンサー系
小系統:キングマンボ系
適距離:芝1600m~芝2400m
適性国:日本

-----母母父-----
サンデーサイレンス
【日本(米国)型】
大系統:サンデー系
小系統:サンデー系
適距離:ダ1800m~ダ2000m
適正国:アメリカ


★レース分析★
※4角位置の(数値)は、小さいほど前、大きいほど後ろの競馬。
※展開の(数値)は、小さいほど前残り、大きいほど前崩れ。

※LAPに表記している(数値)はバイアスを示す。
マイナスが大きいほど強いバイアスが掛かっていることを示す。
逆にプラスが大きいほど緩んだラップを示すことになる。


①21'マーメイドS【阪神(2日目)/芝2000(B)/良】

2着(+0.0)/斤量(51.0)/上がり3F(34.6/1位)
4角位置:(81.3%)/前残り度(41.7%)
【LAP】2:00.4(+1.2/スローペース)
12.6-11.1-12.4-12.4-12.3-12.3-12.0-11.7-11.6-12.0
(+0.6/-0.9/+0.4/+0.4/+0.3/+0.3/-0.0/-0.3/-0.4/-0.0)
   基礎スピード値(BS)=12.2(D)
トップスピード最高値(TS)=11.6(C)
トップスピード持続値(SS)=11.8(C)
●前5F/L4L5/後3F(+0.1/+0.1/-0.3)
●前3F/中間/後3F(-0.0/+0.2/-0.3)
●前5F平均-L4L5平均-後3F平均=[12.2-12.2-11.8]
【後半型持続戦】

21'マーメイドSで求められた数値が上。
新潟記念で求められる平均値が下。

[BS]:[TS]:[SS]
[12.2(D)]:[11.6(C)]:[11.8(C)]
[11.9(C)]:[10.9(A)]:[11.5(B)]

まず【基礎スピード(BS)】【トップスピードの質(TS)】【持続力(SS)】のバランスに関して見てみよう。
【トップスピードの質】や【トップスピード持続力】が意外と問われていない。【基礎スピード】が問われたわけでもないので、良馬場ではあったが割とタフ馬場でのレースになった可能性が高い。
新潟記念の基本は割と【トップスピード面】の要素が大事なので、参考にはなりづらい。
雨が降って重馬場に近い状態だと、参考になりそうなレースではあるんだけどね。

[前平均-L4L5平均-後3F平均]
[12.2(D)-12.2(D)-11.8(C)]
[11.9(C)-12.1(D)-11.5(B)]

前後半のバランスに関して見てみよう。
[前平均]~[L4L5平均]が割とゆったりしたレース運びになっていて、なおかつ[後3F平均]も鋭く問われたレースではないので、【準ポテンシャル戦】の【持続戦】という形になっている。
新潟記念は、最終コーナーで息が入りやすいので、[L4L5]から長く良い脚を使うロンスパ戦のような【長脚戦】よりも、ダラダラと[後3F]に加速ラップを踏みやすい【持続戦】になりやすいタイプのレース。
クラヴェルは【持続戦】の方がタイプ的には合うので、【持続戦】になればマッチしてくる可能性は十分ある。
問題点は【トップスピードの質】がAレベルで問われてどうかというところ。

斤量に関しては、51.0kg→52.0kgと重くなるが、まだ好走出来る許容範囲だと思う。

補足。21'中京記念も、この21'マーメイドSと似たレースタイプになっている。
[BS]:[TS]:[SS]
[12.0(C)]:[11.5(B)]:[11.6(C)]
[前平均-L4L5平均-後3F平均]
[12.0(C)-12.0(C)-11.6(C)]
【準ポテンシャル戦】の【後半型持続戦】
低斤量であれば、こういったレースタイプでは常に要注意のタイプだね。


②20'1勝クラス【阪神(6日目)/芝1800(A)/良】

1着(-0.2)/斤量(52.0)/上がり3F(34.9/1位)
4角位置:(33.3%)/前残り度(38.9%)
【LAP】1:46.1(-0.4/ミドルペース)
12.4-11.0-11.5-11.9-12.1-12.0-11.5-11.7-12.0
(+0.6/-0.8/-0.3/+0.1/+0.3/+0.2/-0.3/-0.1/+0.2)
   基礎スピード値(BS)=11.7(C)
トップスピード最高値(TS)=11.5(B)
トップスピード持続値(SS)=11.7(C)
●前4F/L4L5/後3F(-0.1/+0.3/-0.1)
●前3F/中間/後3F(-0.2/+0.2/-0.1)
●前4F平均-L4L5平均-後3F平均=[11.7-12.1-11.7]
【総合型一脚戦】

20'1勝クラスで求められた数値が上。
新潟記念で求められる平均値が下。

[BS]:[TS]:[SS]
[11.7(C)]:[11.5(B)]:[11.7(C)]
[11.9(C)]:[10.9(A)]:[11.5(B)]

【基礎スピード】がかなり問われて【トップスピードの質】もそこそこ問われた【一脚戦】。
新潟記念の傾向と比べれば【トップスピードの質】や【持続力】は劣ってしまうが、まだ下級条件でのものだし、【基礎スピード】が高いレベルで問われているので、致し方ないところはあるだろう。

[前平均-L4L5平均-後3F平均]
[11.7(C)-12.1(D)-11.7(C)]
[11.9(C)-12.1(D)-11.5(B)]

前後半のバランスに関して見てみよう。
前半は速く、L4L5はゆったり、後半は加速というように、ギアの上げ下げが重要な【一脚戦】で戦えたのは、かなり魅力的ではあるね。

斤量に関しても52.0kg→52.0kgと同斤量なので、成長力がそのまま表れる可能性が高いんじゃないかなと見ている。


★21'新潟記念について★

先行力はなく、テンの速さは平均よりも遅いタイプなので、中団~後方での競馬を想定しておきたい。

レースタイプとしては【持続戦】や【一脚戦】が得意なタイプ。
後半にバイアスが掛かるレースタイプが得意なので、新潟記念は本質的に向いていると思う。

【トップスピードの質】がレベルAで問われた時に、やや不安かなと思うところはある。
ただし、タフ馬場の登場も有り得そうな天気なので、色々とクラヴェルに味方してくる可能性は高いんじゃないかな。出来れば時計の掛かる良馬場が良いだろう。
馬場が重すぎると【持久戦】になってしまうパターンがあり、これは前半にバイアスが掛かってしまう【減速ラップ】が登場するパターンなので、好走が難しくなる可能性はあるんじゃないかな。
良~稍重で留まってほしい所。

今回のメンツだと【超スローペース戦】の【後半型瞬発戦】は登場しないと思っている。
ゆえに確率的には【一脚戦】か【持続戦】の2択かな。重馬場になると【持久戦】あたりも想定に入れなければいけないが…一応このパターンは置いておく。
枠は外枠を引いたが、ポジションは後ろからになると思うので特に問題はないだろう。
最後の直線は長いし、外枠を利用することで脚を余すような展開にはなりづらいのも悪くない。
【一脚戦】や【持続戦】はクラヴェルの好走パターンに当てはまるし、良い舞台が整ったんじゃないかな。
人気馬の一角として推されているが、個人的には◎を打ちたい。
重馬場以上になった時は、再考の余地あり。


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