乳房構成の判定方法

ご覧いただきありがとうございます。

今日は乳房の構成判定についてです。

乳房構成は乳腺組織の多寡によって病変の検出感度が異なることはご存知の通りだと思います。

ガイドラインでは、いままで脂肪組織が多いものから乳腺組織が多いものの順に、

1.脂肪性(fatty)
2.乳腺散在(scattered)
3.不均一高濃度(heterogeneous dense)
4.高濃度(extremely dense)

の4つに分類されてきましたが

1.脂肪性(fatty)・・・・・・・・・・・・10%未満
2.乳腺散在(scattered)・・・・・・・・・10%~50%未満
3.不均一高濃度(heterogeneous dense)・・・50%以上80%未満
4.極めて高濃度(dense breast) ・・・・・ ・80%以上

と変更になりました。
3.の「不均一高濃度」も狭い意味では高濃度になってしまうので、この2つの区別を明確に、国際基準に合わせましょうというというところだと思います。

特定非営利活動法人日本乳がん検診精度管理中央機構ウェブページより文言・画像引用してます。

画像1

詳細は精中委機構のウェブページに詳しく載っていますのでそちらをぜひご覧ください。

画像付きでめっちゃわかりやすいです。

ちなみに次の更新を受ける方はこれ以外にも病理組織分類等にも改訂がありますので要チェックです。

乳房の構成(もともと乳腺があったであろう部分に対する大胸筋以上の高吸収領域の割合、数値暗記必須!)
病理組織分類

これ要チェックです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?