[工芸の五月] 温もりを愉しむ 北欧の日用品@Kirsikka
松本駅とあがたの森を繋ぐ大通り。その道沿いのちょうど中間地点の所に、北欧ヴィンテージとデザイン雑貨のお店Kirsikkaはあります。このお店の2階では、4月29日から「温もりを愉しむ 北欧の日用品」が展開されており、早速訪れてみました。
お店の奥の階段を上がると、そこには木で作られた日用雑貨がずらり。よく見ると、フィンランド製の木の人形やスウェーデン製の馬のオブジェ、デンマーク製の木のお皿といった、様々な地域で作られた伝統工芸品の数々が並べられています。その中でもひときわ目を引いたのが、ラトビアの柳で作られたカゴです。職人さんによって編み上げられたそれは実にがっしりとして丈夫で、とても使い勝手が良さそうです。試しにそのカゴを手に取ってみると、カゴの中にサンドウィッチを入れて、美しい北欧の森の中を歩く自分の姿が頭に浮かんできました。
お店の方によると、北欧の日用品は「機能美」が重要な要素となるとのこと。ただ単に可愛い、美しいモノではなく、使い勝手の良いモノ、日常生活に適したモノを職人さんが追及して作っているというのにその魅力はあると言います。意外にもこうした価値観は日本の民芸にも通じるものがあるような気がします。
ちなみに、お店の名前である「Kirsikka」。これはフィンランド語で「さくらんぼ」を意味する言葉だそうで、お客さまとお店、お客さまと日用品というように、2つのものがまるでさくらんぼのように1つに繋がっている、そんなお店でいたいという意味が込められているとのことです。期間は5月15日まで。ぜひ一度足を運んでみて下さい。(T.T)
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